二日目(後半)
枕石寺旧地→親鸞聖人お手植え菩提樹→昼食→明法房墓地
【枕石寺旧地】
一宿を願う親鸞聖人を、頼秋は「樹の下、石の上を宿とするのが出家の習いではないのか」と追い出した。ところが深夜になって、頼秋はその僧が阿弥陀如来の化身だという観世音菩薩の夢告を受けた。戸外に出てみると、降り積もる雪の中、門前で石を枕にしてひたすら念仏を称える聖人の姿があった。頼秋は深く後悔し手厚く迎え入れ、聖人の弟子になったという。
【親鸞聖人お手植え菩提樹】
常陸太田市町田にあるこの場所は、平将門ゆかりの姫が奥州に逃れる途中にこの地で自害し、お付きの武士達も共に切腹したと伝わる場所で、この地を通りかかった聖人が、亡くなった姫たちを哀れんで、その場所に菩提樹を植えられたという言い伝えが残っている場所。
【昼食】
昼食は茨城在住のそば好きがチョイスして下さった「けんちんそば」を頂きました。
【明法房墓地】
明法房は弁円(辯圓、べんねん)とも言う。平清盛の孫ともいわれる。
修験道を学び山伏となり、常陸で布教活動をしていた。同じ時期に常陸にいた親鸞をねたみ、殺害を企てるが失敗。稲田の草庵(西念寺)に押し掛けたところ、親鸞に対面するやいなや懺悔して山伏を捨てて弟子になり、明法と名乗ったという。
(写真は墓所と明法房開基の寺である上宮寺前住職の鷲本さんです。)