住職の独り言

~ご縁に触れて~

今日はどんな日

2008年03月30日 | Weblog


今日は寂しい一日
今日は楽しい一日
今日は嬉しい一日
 
笑ったり
泣いたり
欲張ったり
あきらめたり

そんな私を
そのまま抱く
慈悲の親
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引力の法則

2008年03月25日 | Weblog


下がる下がる
引力の法則に従って
すべて下がってゆく

顔の皮膚も下がる
肌も張り衰え
体力も落ち
忘れっぽくなり
記憶も落ちる

そんな世の法則に
逆らいつつ
体力を鍛え
脳を鍛え
毎日の散歩
ダイエット
健康食品
美貌維持…
と、上を目指す毎日…

「若いですねェ」と言われても
所詮、歳のわりには若いだけ…
衰え下へと落ちてゆく

仏教は「上」を目指す
ただの「上」ではなく
「無上」である。
無上道・ 無上尊・無上正覚・無上華・無上覚・無上涅槃・無上上・無上妙果…

下がるまんまに無上なる世界へ
阿弥陀如来によってしからしめられ信心。

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自見の覚語

2008年03月25日 | Weblog


人って面白い
先日、サウナで前に座った人が
引き締まっている体をしていたので
「締まってますね!」
と、体の肉体美を誉めたのに、
帰ってきた言葉が
「祭日だからね!」
え・・・?
なんのこっちゃ…??
その後の話を聞いていると、
どうやらその人は
飲み屋さんが閉まっていると理解したらしい。
その方、お酒が好きなんでしょうね!

そう言う事、ちょくちょくありますね。
自分の思いのなかで話を聞いてしまうこと、

まァ私も言い方が悪かったんですよね。
私も自分の思いのなかで話すから…

~歎異抄~
「まつたく自見の覚語をもつて、他力の宗旨を乱ることなかれ」
【意訳】
決して、自分勝手な考えにとらわれて、本願他力の教えのかなめを思い誤ることがあってはなりません。
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今日の詩

2008年03月24日 | Weblog


今日は、霧に包まれ朝を迎えたよ。
私は、霧が好きなんなんだよねェ…
空気のシャワーを浴びているようで、
清々しい…朝。


【今日の詩】

信心を
  
聞けば聞くほど
  
情けなや
  
弥陀にはかわれ
  
大悲を行ず
  
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時間

2008年03月24日 | Weblog


約束の時間になっても、
現れない友を待つ時間。
家族の帰宅を待ち望みながら待つ時間。
待ってもらう時間は短く。
待つ時間は長い。

私自身の気が付かない所で、
誰かが私の為に割いてくれた時間は、
考えも及ばない時間。

自分のために時間を割くことは簡単なことだが、
人のために時間を割くことは難しいことだ。

そんな人々願いの中に、私の今がある。

~歎異抄~
「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり。」

【意訳】阿弥陀仏が五劫もの長い間思いをめぐらしてたてられた本願をよくよく考えてみると、それはただ、この親鸞一人をお救いくださるためであった。(親鸞という箇所を自分のお名前に置き換えて味わいましょう。)
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島根県

2008年03月23日 | Weblog


私は島根県の生まれなんだけど、
先日、「全国で1番場所の知られていない都道府県」で、
島根県がワースト1との報道。
寂しいですね…

私も「どちらの出身ですか?」と聞かれると、
冗談で「中国」と答える。
「中国ですか…?」
「中国は中国でも中国地方です」
「島根県!」
…でも、その島根県を知らない人が多いんだよね。

島根県は広島県の北。
山口県の東。
最近、「石見銀山」が世界遺産になった所です。
他には、仏教には関係ないけど出雲大社がある所。

今でも島根県にお寺があるので、
年に一度は帰るんだけど、
昔、飛行機で島根に行き、
お寺近くの三瓶温泉へ行った時
感動したことがありました。
緑の香りがするんですよ!
感動的だったなァ…

まァ…島根県は人口も少なく、
高齢者が多い地だけど…憶えてね。
宜しくお願いします。

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今日の詩

2008年03月22日 | Weblog


無量劫
知らぬ存ぜぬ
逃げ回り
追わい摂られて
南無阿彌陀佛
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千の風

2008年03月21日 | Weblog
お彼岸でもあるし
今日はチョット長いけど
新聞の切り抜きから
思わず吹き出してしまった記事を紹介

 日本晴れのその日、
 友人のY君は奥さんと墓参りに出かけた。
 久しぶりの墓参りとあって、
 Y君は気合が入っていた。
 お墓を念入りに洗って線香と花を手向け、
 手を合わせる。
 いい天気ということもあってピクニック気分も手伝い、
 ふたりはお墓の前でお弁当を広げ始めた。
 後から合流することになっている母親と妹はまだ来ない。
 「待っていることもないか」と、
 Y君と奥さんはお弁当をパクつき始めた。
 Y君は持ってきた缶ビールを開け、
 それをグイと飲る。
 「そういえば、親父も酒が好きだったよな~」
 と墓に目をやって、
 墓の上からビールをかける。
 30分たっても母親と妹とはまだ現れない。
 「弁当がなくなっちゃうぞ」と、
 遠くを見やると、向こうから母親と妹がようやくやって来た。
 「ここだ、ここだよ」と、手を振ってふたりを招く。
 「遅くなってゴメン」
 そう答えた母親の笑顔が、
 急に止まった。
 「あなたたち、ここで何やっているの?」
 「何やっているって、お墓の掃除も終わったから、
  弁当広げて一杯飲っているところじゃないか」
 「ええっ、このお墓きれいにしたのかい?」
 「そうだよ、ふたりが遅いから……」
 「このお墓、ウチのお墓じゃないよ」
 「はぁ???」
 母親が指さす方を見ると、そこにY家の墓が……。
 しかし目の前のお墓も確かにY家の墓。
 Yは山田といって、よくある名前だったとさ。
 さあ、みなさん、ご唱和下さい。
 「♪ となり(・・・)のお墓の前で泣かないで下さい
  そこには私はいません」

昨年はこの歌が大流行であった!
私自身、
「お墓の中に居るとか居ないとか」という
限定を越えた無量なる寿の世界へ…
阿弥陀如来によってしからしめられる。
と、お聞かせ頂くことであります。
          
南無阿弥陀仏…
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安らぎは何処に…

2008年03月20日 | Weblog
今の世は
不安がいっぱい

年金も不安だし、
身を切る思いで支払った税金や、
ガソリン税に含まれる道路財源も、
思う存分、使いたい放題という感じで
使われるし…

将来のために預金が貯まれば良いんだけど
ストレスが溜まるばかり…

結局、ストレスを感じると言うことは、
自分の思い通りにいかないから、
ストレスになるんでしょうね。

親鸞聖人は
「大安慰を帰命せよ」

私たちに大いなる安らぎと、
慰めを与えて下さる、
阿弥陀如来を拠り処としなさい。

又、「大安慰は弥陀の御名なり、
一切衆生のよろずの嘆き憂え、
悪き事を皆失うて安く安からしむる」
と示されます。

安慰のない私たちに
安慰なる歓びを
お伝えするのが
お寺の使命であります。

ご一緒に聴聞しませんか。

合掌
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貸し農園

2008年03月19日 | Weblog
お寺の横に
貸し農園があるんだけど
見ていると
一日に何回も見に来るんだよね
日々刻々成長する植物に
子供の成長を見るように
愛おしくて愛おしくて
しょうがないんでしょうね

人が亡くなると無常と言って
悲しむけど…

植物の生長は
無常なるが故の楽しみである
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