住職の独り言

~ご縁に触れて~

位牌を守る

2009年07月31日 | Weblog
九州にお寺と墓があり、
葬儀は、そのお寺から法名を送ってもらい勤めた。

49日伺うと位牌があるではありませんか。

浄土真宗は過去帳で位牌は作らないのに…??

菩提寺(お手次寺)が遠いと目が届かない…

その折、ご主人がこれからは「位牌を守っていく」旨の事を言われた。

一般社会ではこういう考えなんだよね!

浄土真宗の信心に目覚めるとは、
私が亡くなった人(位牌)を守ってあげるのではなく、
故人に導かれ、
阿弥陀如来の護られて(生かされる)自分に出遇うこと。
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名前の由来

2009年07月30日 | Weblog
最近の名前ランキングによると
女の子は葵(あおい)、男の子の大翔(ひろと)が人気だそうだ。

ある方が、「ツイ子」という珍しい名前の人がいたので由来を聞いてみると、
本当は「チエ子」だったが、
じいちゃんが役場に届けに行って「ツイ子」になったそうだ?

訛り(なまり)で「チ→ツ」「エ→イ」と発音する地方なので、
じいちゃんが訛って「チエ子」が「ツイ子」になったという。

…確かに訛っちゃうと大いにあり得る。

でも、その人は「私はじんちゃんが好きだから、この名前は気に入っているよ」
と言われたという。偉いね…

親鸞聖人はインドの天親菩薩の「親」と、
中国の曇鸞大師の「鸞」から一字づつ頂いて「親鸞」と名乗られた。

浄土真宗の門徒である。
私の名前の意味を考えるのに、
二つの意味があるいつも思う。

一つは「恵み照らす人」
二つ目に「阿弥陀如来に恵み照らされる人」の意味であります。

私自身は、恵み照らす人じゃなくて、
阿弥陀如来に恵み照らされる方だけどね…!
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集中豪雨

2009年07月29日 | Weblog
島根県浄円寺の報恩講当日を含め滞在中は、
小雨の降る毎日だったけど、
どうにか集中豪雨にもあわず無事帰って来ました。

でも、山口県では土石流災害の発生した「特別養護老人ホーム」を含め、
本願寺派のご門徒が四名亡くなり、
寺院でも庫裏が傾いたり、床下浸水、土石流入…
現在調査中ではありますが、
多大なる被害が出ているようであります。

お見舞い申し上げます。合掌
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島根県安来

2009年07月28日 | Weblog
島根の朝はウグイスの鳴き声でをさます。
昨日からチョット観光を兼ねて、安来(やすぎ)に来ています。
安来というと安来節!
どじょうすくいの安来です。
(やすぎ観光サイト)
http://www.city.yasugi.shimane.jp/p/2/10/11/
安来には有名な足立美術館があります。
アメリカの庭園雑誌で何年も日本一と絶賛されている素晴らしい庭園と共に横山大観を初めとする数々の美術品が収蔵されています。
美術館に興味のなかった大君が素晴らしいと言う位だから超お勧めの観光スポットです。

次に訪れた安来芸能館も最高!
ドジョウすくい実演と共に演劇もバッチグー
楽しみも程々に…今日朝一で帰ります。
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浄円寺

2009年07月27日 | Weblog
広島から途中で前坊守の実家のお墓参り、11時過ぎ浄円寺着。
法要準備後、お墓参り。1時法要と思いきや京都の叔母さんが道に迷った様で来なかったが…どうにか到着し法要を勤めた。
法話は僧籍のある四人で10分位づつする。
後片付け後、宿泊の「ユートピアおおち」へ、ここは町営の施設でプールもある。二人のD君はプールで大はしゃぎ♪就寝。
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島根帰省

2009年07月26日 | Weblog
昨日は法事を済ませ午後から前坊守と二人で広島に来ました。
広島で二男のD君と甥っ子のD君と待ち合わせし四人で広島泊。
昨日の広島は野球のオールスターと花火大会で大にぎわいでした。
今日は朝一で京都から来る姪っ子と広島で待ち合わせしてレンタカーで島根へ行きます。
島根の浄円寺で年一度の法要です。
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自死の葬儀

2009年07月25日 | Weblog
自ら命を絶たれても遺族は現実に立ち向かって生きて行かねばならない。
心の整理もままならぬまま葬儀であります。

遺族にとっては、人に見られるだけで大変な苦痛でありましょう。

葬儀に於いて、椅子の並べ方も一般的な左右向かい合わせの遺族席を作らず、
全部前向きで椅子を並べ、遺族による立礼などせず。
遺族の負担を出来るだけ減らすことも大切。

法話も日常の言葉で短めにし、
自死は悪いことと決めつけたり、
いのちの大切さ・はかなさ・死・人生等の法話は、
遺族にとっては辛いことなのかもしれない。
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一粒の種

2009年07月24日 | Weblog
死に直面した人の心境を歌った「一粒の種」が反響を呼んでいる。

ガンで闘病中の男性が三日前に漏らした言葉に、
心を動かされた担当の看護師が詩を書き、
それにシンガーソングライターが曲を付けた。

『一粒の種』
作詞:中島正人・高橋尚子・下地勇 作曲:下地勇

一粒の種に 一粒の種に
ちっちゃくていいから
私もう一度 一粒の種になるよ

出会って 語って 笑って 泣いた
生きててよかったよ
あなたのそばでよかったよ

一粒の種は風に飛ばされ
どっかへ行ってしまうけれど
あなたへと辿る確かな道を
少しずつ舞い戻って
丘の上からあなたにだけ見える
闇にも負けない光を放とう
ささやかな日々に愛をもらった
私にはそれができる

一粒の種に 一粒の種に
ちっちゃくていいけど
あなたにだけ 気づいてもらえる種になる

痩せた頬に もう涙を流さないで
震える声で もう語りかけないで
私は笑顔であなたを見ている
私を愛するあなたを見ている

心配ばかりかけてごめんね
淋しい思いさせてごめんね
そろそろあなたを 次の場所で喜ばせてあげるから

一粒の種に 一粒の種に
ちっちゃくていいから
命の種に 必ずなるから
すぐそばにいるから
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一瞬の出会いの連続

2009年07月23日 | Weblog
みんな空を見上げている。
スーパーマンか…?
何事かと思った!

何してるの?
皆既日食が見れるんですよ。
エ!本当!
見えた見てたよ刹那(せつな)刹那に移りゆく皆既日食!
感動したなァ…
太陽と月と地球の出会い。

人と自然・空気・時間…との出会いも一瞬一瞬移りゆく
もう二度と同じ条件の出会いはあり得ない今の出会い。

私たちの世は全て一瞬の出会いの連続…

先日も三人の子供を残し、
脳梗塞で突然逝去された44歳の男性の葬儀を勤めたが、

一期一会・無常…色々説かれるけど…
あの時こうしておけば良かった…
悲しいかな私たちはその場にならないと実感できないんだよね…

親鸞聖人は
インド・中国・日本とお念仏のみ教えを伝えて下さった
師の教え遇えたことは無上の慶びである。と示されます。
ご縁尊や…南無阿彌陀佛
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自分との対話

2009年07月22日 | Weblog
ふだんは自分の年令など忘れている。

自分が自分に何歳位かなァと…
自分に尋ねると…
40歳位かなァ…?
さらに時間をおいて考えると、
やっぱり45歳位かなァ…と思う自分がいる。

時間をおいて見直すと、
考えれば考える程実年令に近くなってくる。

そうだよなァ…
肌の張りもシワも気持ちまでも歳をとっていることに気付く。

でも普段はそんなこと深くは考えなんだけど…

歳とともに価値観や嗜好の幅が決まってしまっている。
衣類にしてもやたら紺色が多い!

なんとか原色とまではいかなくても、
赤や黄色等々の華やかな服にもチャレンジしてみたいけど…

自分の年令を実感するのは、
パソコンとかカメラとか機械関係かなァ…

ややこしいのは全て息子に任せて、
自分ではしなくなっている。

まァ…深く考えず頑張りましょう!
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