住職の独り言

~ご縁に触れて~

法に遇う

2013年03月31日 | Weblog

万有引力を発見したニュートンに、ある漁民が尋ねた。

「あなたのような科学者が、どうして宗教を信ずるのですか?」

 

するとニュートンは

「あなたの手に海岸の砂をつかんだ量と、海岸にある全部の砂の量とどちらが多いですか?」

と問いただしました。

 

すると漁民は

「それは、海岸の砂が多いに決まっています!」

と答えた。

 

ニュートンはふたたび、

「私の学んだ知識もそのとおりです。私の知っていることは一握りの砂にすぎません。

知らないことは海岸の砂のようです。だから私は、研究もやり、宗教も信ずるのです。」


 

【聖教】

☆人に生まれることは難く、まして浄土の法門を聞く縁に会うことは三千年に一度咲く優曇華(うどんげ)が咲くようなものである。(教行信証)

☆八万の法蔵をしるといふとも、後世をしらざる人を愚者とす。たとひ一文不知の尼入道なりといふとも、後世をしるを智者とすといへり。(御文章)

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どう生きようか…

2013年03月30日 | Weblog

本能の趣くままに生きるか

理性に生きるか

正法に生きるか

 

本能に生きがちな私たちは、それを理性でコントロールしようとします。

しかし、自らの理性を持っていきようと思っても、

どこかに満たされないものを感じたり、時には理性的であることを誇る。

本能的であれ、理性であれ、

日常に流され翻弄されがちな私たちであることに変わりはない。

正法に生きるとは。自らを省み、当たり前ではなく、

お陰様という感謝の気持ちで生活してこそ、

そこに安心して明日を迎えることが出来る。

親鸞聖人お教えて下さった報恩感謝の気持ちを忘れず

日々お念仏と共に生活させて頂きましょう。

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あるがまま…

2013年03月29日 | Weblog

ここの所、

暖かな日があったり

寒い日があったり、

花粉症だったりすると、

色々と愚痴が出てきたりするけど

花たちは

寒いの・暑いの…と

愚痴も言わず

ジッと全てを受け入れ

笑顔で咲いている

こんな人になりたいなぁ…

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ハチミツ

2013年03月28日 | Weblog

~朝の詩~

「はちみつ」

一匹のミツバチが

一生で集める密は

テイースプーンに

1杯ほどだという


紅茶にとかすひとさじ

ひとつの命の

生涯かけた仕事が

今朝の私を暖める

(多摩市 南部成美48)

 

〈私心〉

え、え…本当なの…

早速調べてみると本当だった。

夏の働きばちの平均寿命は40日そこそこ

しかも実際に外に出て蜜を集めるのは10日間位

その結果ミツバチが一生かかって密を集めた量は

テイースプーンに1杯だった。

ミツバチを思い

ミツバチに感謝しないといけないですね。

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墓前読経

2013年03月27日 | Weblog

ご門徒の墓所が完成し、

南無阿彌陀佛と刻んである

墓前で読経しながら思うこと…

故人さま今、

南無阿彌陀佛という声の仏となって

顕現して下っているんだなァ…。

そんな事を六字名号の墓前で味わう。

 

南無阿弥陀仏ではなく○○家之墓だと、

ご本尊を持参しない限りは、

そんなふうに味わえないかも…。

 

私の場合、建碑法要で

○○家之墓と刻んである墓所では「建碑法要」

南無阿弥陀仏と刻んであれば「建碑入仏法要」

と表白の中でハッキリ区別します。

お墓には「南無阿弥陀仏」と刻みましょう。

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傲りの象徴

2013年03月26日 | Weblog

ある公園にあった石で造ったテーブルと椅子

 

これは座れませんね…

人間の傲りの象徴みたい。

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お葬式と酒

2013年03月25日 | Weblog

~こどもの詩~

「おそうしき」

百才のひいおばあちゃんの

おそうしき

大人たちは えんえんないている

でも おさけをのむとわらいだす

そしてまた えんえんなきだす

おそうしきって

へんだなあ

(仙台市立町小2年 渡辺晟矢)

 

【口伝鈔】

酒はこれ忘憂の名あり。

これをすすめて笑ふほどになぐさめて去るべし。

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さくら

2013年03月24日 | Weblog

お寺近くの常盤平や小金原のさくら通りは満開です。

昨日も結構道が渋滞していました。

天真寺境内では川津桜は葉桜になり

しだれ桜が一~二分咲きと言った所でしょうか。

常ならず 世は移ろいて 咲ける花

散る桜 残る桜も 散る桜

 

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三方良し

2013年03月23日 | Weblog

値段交渉で無理難題を言って

相手をねじ伏せ自分が得をする。

…でもね、相手も商売し生活している訳だから

お客さんという驕った立場を捨てて

三方良しであってほしい。

三方とは、

自分も喜び、相手も喜び、世間のためにもなる。

丁度いい所でお互いが納得し

気持ちよく仕事をするのがいいんだよね。

 

これを実践したのが近江商人であります。

自らの利益のみを求めるのではなく、

多くの人に喜ばれる商品を提供し続け、

そうして少しずつ信用を得ていった。 

そして利益が貯まると、無償で橋や学校を建てたりと、

世間の為にも大いに貢献したという。

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いっぽん松

2013年03月22日 | Weblog

歌手:千昌夫さん 『いっぽんの松』

という曲が出来たという。

私は聞いたことはないけど

作詞したのは喜多條忠さん

いい詩を作るもんですね…

 

「いっぽん松」

波がさらった 七万本の

陸前高田の 松原に

いっぽん残った 松がある

もいちど故郷 作ろうと

戻る人達 迎えるために

残った祈りの 松がある

 

夢も暮らしも いつかは戻る

その日は必ず 来るからと

いっぽん残った 松が言う

大地に根っこを 踏みしめて

涙乗り越え 生き抜くちから

教えるいのちの 松がある

 

雪がどんなに 降りかかろうと

しぶきがその身を 削ろうと

いっぽん残った 松がある

生まれて育った 北国の

強い心の 真ん中に

残った奇跡の 松が立つ

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