「百八つ 減る気配なく 除夜の鐘」
という俳句もあったけど、今日は大晦日（除夜会）ですね。
天真寺でも梵声を設置したいけど、寺の前が病院だからね…
無理だよね。
この一年、皆様のお育てお力添えで過ごすことが出来ました。
厚く御礼申しぁあげますと共に、
来年も皆様の慈愛を蒙り、
お念仏と共に過ごさせて頂きます。
称名・合掌
「元旦法要」
1月1日(元旦)午後2時より
～高僧和讃～
煩悩にまなこさへられて 摂取の光明みざれども
大悲ものうきことなくて つねにわが身をてらすなり
ここの所…大型寒気団もやって来て、
関東では雪は降らないものの空気が乾燥しております。
長年使ってきた加湿器が水漏れするので新たらしい加湿器を購入した。
今回のは水タンクを4.5ℓ×2装着して９㍑入る。
これで十分と思いきや…
昨夜初めて使ったが、９㍑では足りず一晩で１４㍑使用。
それでも喉が乾燥して潤いは保てなかった。
今年も残りわずか…風邪などひかないようご自愛下さい。
～登山家のドキュメントテレビを見ての感想～
マッターホルンの頂上を目指す登山家は
暗闇の朝3時半頃、山小屋を出発し
切り立った岩山の頂上を目指す。
しばらくすると陽が昇り
暗闇に包まれていた登山家の足下を照らす。
まるで私の人生のようだ。
本願力廻向の信心は
私の深層心理の一番深い蔵に廻向されます。
それゆえ、ふらふらすることなく、决定の一心となり、相続し。
そこから南無阿彌陀仏というお念仏となって顕現して下さる。
欲望 腹立ち 嫉妬…
清淨になりきれない私が
私のまま救われる道がある
あなたは あなとのままでいい そのまま任せよ
任せた上は
与えられた道を 唯、南無阿弥陀仏の大悲の中で
苦悩を背負いながら弥陀と歩む 無碍の大道
動脈硬化とは、
血管の内側にコレステロールなどが付着して血管が狭く硬くなり、
血液の流れが悪くなった状態です。
糖尿病や高血圧、高脂血症、肥満、喫煙などが原因で発症します。
信心の世界でも動脈硬化がおこるんです。
信心の流れを塞ぐのは「私のはからい心」です。
お念仏を以て願いをかなえようとか…
お念仏を自分の手柄にしたり…
念仏を呪文のように称えるとか…
はからい心が信心の流れを塞ぐんです。
～蓮如聖人は御文章に～
「信心の溝をさらへて、弥陀の法水を流せ」と仰るんです。
葬儀式場で～故人へのメッセージボード～より
（亡くなった奥さんに対してご主人お言葉）
「しばらく行けないと思う…寂しいだろうけど、待っていてくれ」
私を含めて「まだ死なない」という思いがあるんですよね。
覚悟した一日一日でありたい…
～蓮如上人「白骨の御文章」～
「我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず…
されば、朝には紅顔ありて夕には白骨となれる身なり。」
（意訳）
〔人の死とは〕私が先なのか、人が先なのか、今日かもしれないし、明日かもしれない…
朝には血色の良い顔をしていても、夕には白骨となる身であります。
南無阿弥陀仏という名号は
私の外側から「必ず救うとの呼びかけ」ではありません。
私の内にある煩悩に入りたまい
私の内側から念仏となって
「必ず救う」と顕現し喚びかけて下さる。
煩悩の氷が如来に無礙なるはたらきによりて
溶けて水（さとり）となる（往相回向）
その水が水蒸気となって十方世界へ遍満すりように
光となりて衆生の氷を溶かしめる
はたらきをさせて頂く。（還相回向）
「南無阿弥陀仏の廻向の 恩徳広大不思議にて
往相廻向の利益には 還相廻向に廻入せり」
