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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ニカラグアとグアテマラ

2013年11月19日 10時21分51秒 | 珈琲
秋というとなぜかみんなが注文するのが、完熟ブラジルです。

サンマリノとか昔から木上完熟手摘みというのは言われていました。

しかし、それが普通の木の実や野菜と同じ意味を成すのかというと
疑問です。

それでも日本人は秋というと実りの秋で、木上完熟の豆がやっと
この時期熟したとばかりにブラジルを飲みます。

そこにおいおい待てよと言ってしまうのが私ですが、普通のコーヒー屋
はほいきたとばかり黙って、ブラジルを焼くのです。

そして、うちのブラジルは深煎りだからなどと訳の解らないことを
のたまうのです。

ついブラジルならこのブラジルファゼンダカクェンジがうまいよと言って
しまうのが私ですが、最近はニカラグアとグアテマラを試してくださいと
あんまり高くない豆を勧めてしまいます。

一時期スペシャルティというとグアテマラの高いのが出てくるのが定番
でした。

やっとそういう高いグアテマラがなくなり、普通に深煎りしてもじっくりと
向き合える味となる豆がこの晩秋にふさわしく思います。

何年か前に特別なグアテマラが入りましたと買わされてスカスカで焦げた
ような豆を買わされたことがありましたが、当時グアテマラがの特別な
COEの豆を売りにしていたような店が要注意という一つの識別サイン
のような感じでとらえていたグアテマラも、シンプルに向き合えばまあ
飲めるものなのです。

どこの豆でもそうかといえばそれはおそらくこの豆の持つ、固くて
水分も多い特性と小粒な豆が多いことなどから高地産で良質の
手ごろな価格のものは丁寧に焙煎してその焼き頃を見極めている
店はなかなか少ないと思われます。

もし、色々な宣伝文句で彩られてなおかつ焼き姿が意外と小さく
艶もなかったら敬遠した方がいいでしょう。

また、飲んでグアテマラは深煎りだからと諭すようにしつこく言う店の豆
は焦げ味がしないか疑った方がいいです。

昔の行きつけの喫茶店にはよくこのにおいがしていました。

ホームランバッターではなく、一番バッターでもないが実力がどうたら
という講釈を垂れては出していたグアテマラですが、多分ブレンドに
よく使っていたのでしょう。

ニカラグアとグアテマラそんな香りのする古い記憶がまた季節を徐々に
進ませていきます。
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ウォーリアーズ対サンダー

2013年11月18日 12時59分22秒 | バスケ
THURSDAY, NOVEMBER 14, 2013
10:30 PM ET - ORACLE Arena, Oakland, CA

    1   2   3   4   T
OKC 33  29  24  29  115
GSW 32  30  33  21  116

Arena: ORACLE Arena, Oakland, CA
Officials: #13 Monty McCutchen, #16 David Guthrie, #70 Brent Barnaky
Attendance: 19596
Duration: 2:28

ものすごい得点力と遠距離シュートの数でカリーはすっかりNBAの顔になった
感があります。

この試合もオフェンス能力のせめぎ合いのようでいて、サンダーのデュラントの
調子が悪い分負けたというような試合で、派手なスリーの応酬も最初の
クォーターでもうお腹十分な試合で、特に取り立ててみておくべきことも
堪能できる特色もないという感じです。

最後の終わり方ももっとちゃんとディフェンスするチームならこんなことも
ないだろうし、こんなハラハラドキドキの結末も最初から演出かと思えて
しまうのです。

そういえばインサイドの肉体派パーキンスの姿がなく、本当に走って
飛んでというバスケットになってしまったサンダーです。

一方、その後継のようなウォーリアーズには逆にイグドラ、オニールという
インサイドでもきっちり守備ができる選手が加入しました。

もともと相手のディフェンスをずたずたにするオフェンス力が魅力の両チーム
ながら、結局は走って飛んであまり守備はしないというところがあり、その
オフェンス力もデュラント、ウェストブルックの調子が悪いともう勝てないという
結果にすぐに結びつく水物的な強さがあり、その安定度がどれだけ保てるか
この試合のタイムアウトの摂り方とかコーチ力にも不安要因があり、やはり
ヒートを脅かす存在には遠いかなと思います。
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バブル脳かはたまたバブルの呪縛か

2013年11月18日 10時54分16秒 | 日々のこと
最近気になるニュースはスキー場のオーブンの
話です。

そして、今注目は神立スキー場なのです。

今年は果たしてオープンするのか、あのオリオンは
滑れるのかと注目しています。

ホームページは更新されず、どこで申し込んだのか
すでにシーズン券を買ってしまった人もいるという
これでオープンされなくて返金もないとなるともともと
返金はないと明記されていたとしても詐欺なんじゃないかと
思ってしまいます。

そもそもデフレビジネスのハイエナ企業などの経営手法は
そういったつぶれたゲレンデの経営権だけを譲り受け、リフトや
センターハウスなどの施設の所有権は破たん会社のものと
いうケースが多いのです。

つまり、固定資産や借地料の支払い義務もなく、運営だけを
使用権もしくはリース権として得てスリム経営ができるので
思い切ったダンピング商品も打ち出しやすく、人は集めることが
出来るのです。

地元の自治体や破綻組織もただ閉めておくだけでは負債が
増すだけですが、開いて営業してもらえば赤字は運営会社の
リスクで地元にはお客と冬場の仕事がもたらされるという関係が
成り立つのです。

ですからやってもらえるなら使用権や固定資産税が入らなくても
背に腹は代えられないとばかりに経営権を売り渡すということに
なるのです。

そして、そんな地元にまた頭の痛い負の資産として廃墟化する
リゾートマンションがあります。

バブル期にスキーに散々通った我々世代にはあの林立する高層の
マンション群はちょっと気になる存在で、それが今では車以下の
値段で手に入るとなるととても興味があり、つい購入に動いて
しまうのです。

ですが、計算ができる人ならば、購入費用と年間の管理費固定資産税
などの維持費を考えるとそのお金で毎週贅沢にどこかの温泉地に宿を
とった方がいいのは簡単に解ります。

人によっては自営業なので経費扱いとか税金対策などという
言い訳をしていますが、これも廃墟化した物件に手を出す理由には
なりません。

ただ、あのバブルを経験したものだけが今度は自分の番が回って
来たとつい思ってしまうだけです。

あのバブルの時代、冬の間どこかの旅館やホテルに冬の間
ずっと宿泊してスキーと温泉だけの生活をしたらどんなに素敵かと
よく夢想しますが、実際に今でも夏だけ仕事をして、冬は毎年
どこそこのホテルやペンションに何十泊している人の話は聞きます。

リフト上の会話で親戚がこちらだからとかマンションを持っているから
年末年始はいつもここなんだという話もよく聞きますが、全然うらやましく
ありません。

普通に年何回か温泉に宿泊しているだけですが、それの方が飽きなくて
いいではないですか。

あの雪景色の中にい一冬閉じ込められているようなのはどうも
気がふさいで仕方ないように思います。

泊りがけで行けば時に新雪にも巡り会えますし、最近はパウダー
争奪戦なんてこともなく、平日なら普通のコース内の中にも一度も
踏まれない部分も多く残るありさまです。

まあそれでも、アライや八海山で雪だらけになって降りしきる雪の
中新雪を味わうシーンを今でも思い起こしてしまうのですが。
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最後は日曜恒例90分ラン

2013年11月18日 09時26分02秒 | ジョギング
まだ冬というには早い季節ながら今年は冬になるのが
早い感じで、夜の景色はすっかり冬の様相です。

東の空には冬の番人、オリオンが横たわり、寒さを感じさせ
ます。

ランニングはすでに真冬と同じ装備です。

今週は、のどの痛みなどがあり調子が良くないまま、ずっと
走り続けました。

タイムはずっと低迷していて、雨の日もあり休養日もあった
のですが、一向にそののどの痛みは止まず、調子は上向き
ません。

土曜日はインターバルでダッシュだけで済ませていたので、
日曜は90分の16Kコースを走りました。

走り出す前はのどの痛みやら走り出す気力もない感じでしたが、
走り出すと段々ペースも上がり、完走のみが目標だったのが、
いつも通り90分切りを目指すようになりました。

かつては走っている人やウォーキングの人もいたのに今や
自転車の人もほとんど見かけることもなく、なんか元に戻ったな
という感じがします。

毎日走っていると町の変化にも目が行きます。

誰も目を止める人もいないような紅葉のライトアップとか、
空き店舗にまた新しい店が入ったらしいとか日々変化が
あります。

しかし、それらはあまり話題になることもなく、そういえば昔の
ように町に酔っぱらいの影もないなあということも気にかかります。

秩父の町の夜は早いと言われていますが、12時頃までやって
いる店もあり、知らないだけだと反論していましたが、今や
やはり暗くなると人の気配がしなくなるというのは隠しようもない
事実です。

そんな夜道を一人でただ走り抜けると夜空と町のとおりと静かに
会話しているような不思議な心持になります。

場所場所で違った空気の臭いもし、町の呼吸を確かめるような
ランニングでした。

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グアテマラでもいいかと

2013年11月17日 18時23分55秒 | 珈琲
最近の豆のラインナップはカロシトラジャ。

ニカラグア、完熟ブラジル豆。

カクェンジ農園などのスペシャルティ。

ところが、最近注文によりグアテマラを焼くことに。

グアテマラもかつてのアンティグアは終わってしまい、今あるのは
ウエウエティナンゴのものしかありません。

入れた当時は馬鹿にしてこれはブレンド用しか向かないのではと
高をくくるような感じでしたが、いやいや今回は深煎りまでじっくり
焼いたらこれはもううっとりと何杯でも行けちゃう感じに仕上がりました。

実際、現在自宅用はこれを飲んでいます。

甘味とカカオ感が溜まらず、ついお替りしてしまいます。

香りは昔よく通ったコーヒー屋の香りです。

昔はいつもこんな香りに包まれていたなあと懐かしい学生服のシルエット
も浮かんでくるような思い出が次々に湧いて出る感じの香りなのです。

そういえばいつもこのグアテマラのストレートを注文する人がいたことも
思い出しました。

もう少し多めに焼いておくとします。

さて、スキーシーズンを控えていろいろ準備をしていますが、
聞いた話ですとなんと神立スキー場は今季スキー場がオーブン
出来るかどうかわからない状況のようで、色々な話題が飛び交って
います。

実は、つい最近ここのスキー場で滑っているビデオを見てここの
モーグルコースは斜度もなくおもしろそうだと思ったばかりでした。

私の記憶では、斜度がないのですがコブは深く細かいコースで
滑れなかったように覚えています。

新雪の中コブのところだけ人が滑りくねくねと道が出来ていて
私は新雪に板が刺さりその道通りに降りられなかったのでした。

もう何年も前で、今ならどうだろうとまた挑戦してみてもいいかと思った
のですが、突如そんな今季オープンするかもわからないという話に
興味が湧いて今色々とまた注目することになりました。

そんな状況にありながらすでにシーズン券は発売済みとのことで、
かつてバイトなどの人件費を不払いも起こしているという話や経営が
二転三転して今ではスキー場を買いまくっている会社が乗り出して
おり、斑尾同様あの会社ならずっとオープンしなかった幻のコースも
もしかしたら滑れるのではとひそかに期待しています。

最悪、シーズン券を買われた方が滑ることも返金もされないなんて
ことがないよう願っています。
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秩父温泉とダッシュの夜

2013年11月16日 23時59分53秒 | 日々のこと
テレビでまた秩父を特集する番組がありました。

その名が秩父温泉という取り上げ方でとても違和感がありました。

それに紹介された旅館が一泊二万以上だったり、民宿なのに
12000円もしたりととても気安く泊まれない内容であり、ちょっと
古い町並みと自然をあてにして訪れるところではないような
高級温泉地のような印象と紹介される食事処とその料理など
まるでちぐはぐですごい田舎なのに旅館は高級という、日帰り
で泊まるところではないなあという印象を強くしてしまったテレビ
でした。

実は、私は庭の大きな杏の伐採をした後、体調を整えるダッシュを
して食事は久しぶりに訪れる昔からの市内のすし屋に出かけた後
この番組を見たのですが、その寿司屋の印象とか色々なくなって
しまったものを思い出していた時に見たので、余計じっくり秩父に泊り
掛けで来るだけの魅力を紹介するものになっていないことに一番の
タイトル秩父温泉とのミスマッチを感じたのです。

秩父旧市内にはたくさんの旅館がありました。

それらは甲州街道の裏街道として宿場町として栄えた歴史があり、
昭和中期から後期はレジャーブームと高度成長時代で団体客と
民宿の台頭があり、織物とセメントの町でそれぞれ秩父に訪れ
る人々は身近なレジャーを求める人やビジネス客やら夜をもてなす
それぞれの饗応施設などあったわけです。

その当時に今のような温泉が名乗られたならまた秩父の歩む道も
違ったものであったかもしれません。

ところが当時は、古くからのひなびた鉱泉宿と新しく団体客向けに
リニューアルされた鉄筋コンクリート造りの旅館と農家が始めた
民宿に温泉をアピールすることも風呂で勝負するということも
鉱泉宿という名前の呪縛から抜け切れずにいました。

ところが、法律が変わりバブルの勢いが落ち始めたころ新たな
日帰り温泉というブームと温泉掘削の技術の向上と法律の改正に
より加温されていても温泉と呼んでいいことになり、新たな温泉が
秩父でも開発されました。

それが年寄りがヘルスセンターで楽しむ文化と一体となって新たな
日帰り温泉でカラオケや旅芸人の演じる人情芝居を興じるという
独特の文化が残りました。

ですから、秩父の日帰り温泉施設は温泉じゃないところでもお休み
処の大広間と舞台を備えるというスタイルが標準です。

市内には昔ながらの銭湯が残りますが、色々なお風呂が楽しめる
スーパー銭湯のようなものはありません。

今回は全く紹介されませんでしたが、大きな野外音楽堂やCD録音にも
使われる音楽堂とかテニスコートの数とか色々なイベント利用や会議
変わったスポーツ大会や新たな使い方の可能な土地形状と都会との
アクセスなどまた資源として持っているポテンシャルは強く、それを
ただのB級食のグルメ地やデフレ商業ばかりを取り上げてみるのも
行かなくてもいいやという思いを強くするだけだと思います。

それとマッチしない高級値段の旅館群を今回取り上げたのはお祭り
前のひと宣伝ということなのでしょうが、最近のデフレ型ツアーでは
秩父夜祭のツアーは宿泊は甲府の温泉旅館だったり、新潟や
軽井沢といった安くて豪華さを感じさせる旅館とセットだったりします。

今残っているもののとりあえずの宣伝となるとこんな形になるのかと
いう何ともみっともないことになっていますが、実際町並みもどんどん
かすかすになり、古い町並みは見栄えが悪い空疎な外観になりはて
そこに何か希望はないのかと思ってしまいます。

例えば芝桜の丘ですが、夏と冬でもそこに立つように考えるとか
俳句の丘とか詩の丘とか次の一手がないのです。

アートを支援するとか芸術と文化の町を目指すとか市の目指すものが
ないので、ただ空疎化するのは止めようがありません。

今はまだ少し残っている熾火も消えないうちに次の一手が必要です。

羊山にしても観光用に羊がいますが、ただそれだけ。

これでは幼稚園児ぐらいしか楽しめません。

秩父銘仙がまだ普通に秩父にあるかのように秩父の温泉旅館がみんな
着飾ったりしてますが、もはや秩父に絹の文化などないのです。

誰も絹糸なんか紡いでないのにそれを宣伝しても誰が儲かるのでしょうか。

いっそ羊とアルパカを飼ってそこから毛をとり新たな地場産業にしたら
いいのではないかと思います。

暇な年寄りは沢山います。

羊の世話とアルパカの世話と市のマスコットにもなり、観光資源にも
なります。

ラムからメリノ、カシミアなど秩父でも山地でも育ちやすい種類を飼って
焼肉産業にも絡めて幅広い人の参加を求めれば幅広い職が根付くでしょう。

デザインも秩父ブランドとなる新しいものを確立して毎年コンベンションで
アルパカ祭りやメリノ祭りなどを開けばかつての秩父夜祭と秩父銘仙の
同じビジネスモデルの再現になります。

いくらでも手はあるのに行政は国や県の補助金を追うことばかりで
何もなさず、無駄なことに浪費して力を失うばかりです。

まともな寿司屋日本料理や割烹料理屋、市内の商人宿、洋服の仕立て屋
映画館、魚屋、仕出し屋など無くなった理由とその影響を考えると自然と
次になすべきことも勝ち残る術も見えてくるというものです。





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気になるスキー場

2013年11月15日 13時18分48秒 | 日々のこと
一気に冬の季節に突入した秩父です。

しかし、今更恒例の紅葉のライトアップも始まったり、街はいま
LEDで飾られて人はいないけど色々な色に輝いています。

我が町内はしょぼい街灯に変わりましたが、かつて使っていた
水銀灯の二灯式の街灯を使い続ける町内もあり、街の様相は
複雑なモザイク模様です。

さて、各地で雪の報が聞かれると気になるのはスキー場のオープンです。

つぶれるスキー場があればそれを拾う会社もいてそうなるとつぶれたまま
再開しないあのスキー場もあの会社が買ってくれればもしかしてまた滑れる
のにとよく考えます。

その代表がアライです。

あのものすごい斜面を今の技術で滑ったらどう感じるのか是非またオープン
してもらいたいとここ数年よく思います。

最近は、バックカントリーがはやっていますが、スキー場内が普通にバックカントリー
状態というのはあのスキー場ぐらいで、人が最近あまり滑っていないのでさびしい
ゲレンデはいくらもありますが、私同様復活を望む声は高いと思います。

私のように一番のスキーブームとその後のバブルを経験したものにしてみれば
あれは夢だったで、スキーを全く辞めた人も多いのですが、今でも続ける中高年は
もうずっとやめないでしょうし、一番金を持っているのもこの世代で、まだ産業と
して継続が予想されます。

私などはとにかく人がいなくてリフト待ちなしで滑れる今の現状は夢のようで
それでも始めたときの習性かとにかく滑れるうちはリフト券の元をとるんだと
ばかりにがつがつと繰り返し同じリフトに乗って滑り続けたりしますが、これは
もはや少数派で、リフトの搬器に人がいるのは自分だけなんて光景も
時にあります。

ですが最近、こんな空いた状況でもたまにリフトが急に混雑
したりする光景に出くわします。

時々いるのですが、外国人かボーダーの初心者でリフト券をポケットから
取り出して見せるやつや一度買ってずっとポケットにしまっておくもんだと思っている
やつにより、リフトを待たされることが起きるというのが最近経験します。

リフト待ちの列をいかに早く抜けるかなんてのが雑誌に掲載された時代の
世代としては、そんな素人的な行為で待たされるなんて当然カリカリとする
のですが、最近の若者は人の理不尽な行為で待たされても決して怒らず
あせりもしないケースが多いのです。

当時の私たちの世代ならそんな愚図な行為をされたら後ろからどつかれたり、
罵声を浴びるのは当然で、さっさと追い抜かれてしまうでしょう。

それを後ろで静かに待つのが最近の世代の特長です。

マナーが良くておとなしいと喜ぶべきなのか、どちらも認めてやるべきなのか
結論の出ないことですが、いずれにしろ多少急いだからといって滑れる回数が
増えるのかといったらそれはなく、そもそも体力的にがつがつ滑り続けるだけの
ものがだんだん年齢とともに失われ、寒いと言ってはレストハウスに逃げ込み、
雪が降ったと言っては休んだりするようになるのです。

私も今でも興に乗ればリフト開始から終了まで食事さえとらずに滑り続ける
こともありますが、それで上達したかといえば結果から見れば間違ったことを
いくら繰り返しても上達にはならず、何回もリフトには乗るという現実だけが
実績になります。

そんなスキーですが、あの斜面のあの景色と今でもよく思い浮かぶこの頃です。
失って知るありがたみのひとつです。
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ないものに頼っても

2013年11月15日 11時17分33秒 | 日々のこと
秩父の旅館の女将が秩父銘仙を着て宿泊客増加にアピール
という記事がありました。

しかし、秩父に現在お蚕などの養蚕の産業、蚕糸をつくる
ということが無くなっているのに秩父銘仙の着物を着る女性
でお客を寄せるというのはと思ってしまったのです。

私が小学生頃は、市内にたくさんの桑畑があり、機織りをしている
工場も沢山ありました。

それらの事業者は今も繊維産業に携わっていますが、中国に
タオルを作らしたり、下着メーカーで有名デパートに納品する
企業だったりで、今でも日本の着物を作っている人はごく一部
です。

まして、秩父産の糸はないのに、機織りという無形文化財を
残したいために銘仙という誰も使ってないようなものを未だに
ありがたがっているという現状はむなしい限りです。

観光のイメージの中にだけある銘仙とそれを着て必要とする人々
とそれを見に着る観光客というのも実際に秩父銘仙に何を思うのか
と思ってしまいます。

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ウィザーズ対マブス

2013年11月15日 10時07分54秒 | バスケ
TUESDAY, NOVEMBER 12, 2013
8:30 PM ET - American Airlines Center, Dallas, TX

    1   2   3   4   T
WAS 34  15  30  16  95
DAL 33  28  27  17  105

Arena: American Airlines Center, Dallas, TX
Officials: #25 Tony Brothers, #11 Derrick Collins, #52 Scott Twardoski
Attendance: 19627
Duration: 2:17

ジョン・ウォールの力でドアマットを脱出するだろうと言われている
ウィザーズですが、この試合を見る限り、スタイルを改めない限り
昨季以上の成績は難しいのではないかと思いました。

試合の始まりこそ、重たい感じのブルズに対して得意のオフェンスと
機動力が決まった感がありましたが、所詮得点力は速攻しかない
という薄い得点力と荒いパスで試合の質も随分拙い感じに映ります。

リズムが悪かったマブスもビンス・カーターがベンチから登場すると
徐々にインサイドとアウトサイド、ガードとフォワードの連携など本来の
得点力を見せます。

それにより、逆転して逆に10点差を付けそのままゲーム終了でした。

ウィザーズの攻撃はヒートと同じです。守りからタイトについてターンノーバー
を狙い、得点はそこからの速攻です。攻撃がこの速攻でないと成功しない
という寂しい現状です。ヒートは機動力を武器にして弱点のインサイドの
高さを克服するというスタイルですが、攻撃面で大きな役割を果たすのは
外からのシューター陣の得点力です。

レブロンが現在最高のNBAプレイヤーで、キングなどと揶揄されているものの
初速ゼロからぴったりディフェンスされると余り得点できないというのがばれて
しまい、ヒートは弱点ありといわれる高さを捨て機動力でカバーしてきたと
そのスタイルを維持していますが、実はボールを動かしてないと得点できない
というレブロンの攻撃力を強力に見せるための唯一の策が現状のスタイルで
あり、本来のゲームを決める得点は外からのシューター陣に頼っていたり、
ここ一番の力はエースの得点というのも結構演出的に作っていたりします。

ヒートと似た機動力バスケながら、ウィーザーズは
ウォールの攻めが速攻でしか決まらないという自身のフィニッシュパターンを
変えない限りいくら点を取っても負けてしまうという結果になるでしょう。

ネネとゴーダットという本格センターが二枚揃うという高戦力があり、
アリーザという守備もよく、運動能力と高い得点力もある選手もいると
可能性があるだけにただ速攻だけしかできない現状はもったいないのです。

一方のマブスも優勝以来けがやら達成感からなのかずっとぱっとしない
存在に成り下がっていましたが、今季のスタメンを見ると久々にやる気が
出てきたのかと思わせる陣容です。

ガードがカルデロン、モンテイ・エリスという豪華コンビで、ノビツキ、マリオン
とダレンベアと少し薹がたっているとはいっても豪華メンバーには変わり
ありません。

ダレンベアのオフェンスは最後ダンクを合わせるぐらいしかないし、早さも
リバウンドもあまり期待できないのですが、これも使いようで器用なワンノンワン
やステップしてフックなどの技を求めるより、相手に嫌なオフェンスリバウンドを
取る存在だけで価値があるかもしれません。

先発の中ではエリスの誰とも合わせられるし、自身の攻撃力も巧みという
高い技術と柔軟性にちょっと見以上にものすごい力を感じます。

これは衰えたジャンプ力とスピードながら得点にはいつもからんでくビンス
カーターも同様です。

才能を浪費している感じでも面白い存在として君臨する人もいるし、NBAほどの
実力者ぞろいだと本来は超人レベルであるけれども超人揃いだとやっぱたいした
ことのない人に見える場合の方が多く、周りのすごい人に囲まれ自分への変化を
臨んだ人のみがトップで輝き続ける世界なのだと思います。

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宙ぶらりんな六兵衛

2013年11月14日 12時18分16秒 | 読書
日経新聞に連載されていた『黒書院の六兵衛』



『黒書院の六兵衛』

ですが、これは先の『間宮兄弟』からするとプロの作家のテクニックというのを
感じさせてくれた作品です。

アイデアをこうも膨らませ毎日配達される新聞で次の日はどうなるかと
新聞の来るのを心待ちにさせるテクニックには感心させられました。

しかし、あまりの内容の無さにはたと気づくとそのテクニックにあざとさばかりが
感じられ白々としたものしか残らないという結果になります。

歴史街道 軽井沢の旅 『禁断の恋 乙姫の想い』という番組をbs日テレで先月
見たのですが、これがずっと宙ぶらりんな感じがしていて確か続きがあるはずと
検索するとどうやらあの番組で完結らしいのです。

その番組とは『一路』



『一路』という作品の舞台を
作者と女優が旅して原作の思いとか裏話を披露していくという旅番組だったのですが、安中で
番組が終わってしまい、当然結末の江戸までの分が次の週ぐらいにあるだろうと思って
待っていたのに一向にそういう番組はなく、ネットで調べてもどうやら1話完結らしいと
解っただけで、後は原作を読めということらしいのです。

そもそも番組を見ようと思ったのは、軽井沢という地が紹介されるというのがひとつ
理由としてあります。

そして、浅田氏の別荘も登場し、目的はほぼ達成しましたが、なにかおもしろくない
感じも残ったのです。

物語の結末は私も原作を読んでみたいと思います。

ただ、なぜ軽井沢という漠とした思いが残ります。

軽井沢は草津にも近いし、浅間山や他のスキー場にも近く、避暑以外の基地にも
なります。

秩父にいると軽井沢にも近いし、都内へも近く、程よい距離がどちらにも
あるのに文化度が年々下がっているように思います。

最近できる店が皆石釜を備えたイタリアンの店などという何年か前に都内で
流行ってすぐなくなってしまった店が今頃になってできている様や、長年営業
してきた本屋の閉店や、やたら観光地として紹介されるテレビ番組などどれを
みても到底暮らしたい魅力のある街とは思えません。

なのに鎌倉や軽井沢などは何と田舎なのに文化の香りが香り有名人ゆかりの
ものも多く、ただ物見遊山で訪れるだけでなく、住んでみたいと思わせるものが
あるのはなぜかと考えてしまいます。

秩父関連の有名人やなぜ秩父に住むかを語る有名人や秩父愛を語る人は
たくさんいますが、段々それにそぐわない地に成り下がっているように思えて
ならない秩父。

文化や伝統とか古さばかりに目が行きますが、近い未来にもっと皆が知恵を
集めていかなくてはならないのではないかと思います。
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『間宮兄弟』読んでみた

2013年11月14日 10時45分14秒 | 読書
先日、テレビで放映した『間宮兄弟』という映画の
感想をネットでさらった時、原作に触れる人が多く
その相違点と映画について書かれていたのが気になり、
私も本を探して読んでみました。



『間宮兄弟』

映画との相違点を探るのも興味という点と監督の意図と小説の差との
確認があったのですが、それはやらずもがななことと知れました。

どちらにしろ、本を読んでみると映画の視点とその問題点も気付き
ますが、それよりも本の読みづらさと人気作家の文章力というのは
妖怪じみたものだとすら感じてしまいます。

それと今や正社員より非正規労働の人が増えて、作品の世界と
現実の社会現象とギャップや視点のずれが出ているかなあとも感じます。

この本の兄弟のように生きられたらどんなにかいいかと思う人が今や
大半で、持てなくて自分だけの趣味の世界と兄弟だけで日々暮らす
という平和な生活すら今の労働現場では厳しいかもしれません。

しかし、現実の経済社会において意味のないことにお金を費やす人が
多い社会が経済的に安定していて、バブル時には肩身の狭かった
持てないし華やかなことに縁遠い人々も今の時代から見れば随分と
癒しの存在などといわれているという皮肉な状況です。

現実的に兄弟で村上春樹を語り合ったり、週末はヘミングウェイになる
という人がいるのでしょうか。

休日にはわんさか訪れる人気の美術展や京都などの人気の観光スポットに
溢れている老人たちを見るとこれからさらに少子化で一生独身で過ごす人々
が増えてしまったという社会を生み出してしまった現代と人口減と経済の縮小化
に苦しむ社会に憂いを感じずにはいられません。
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ブレンドあれこれ

2013年11月13日 10時22分18秒 | 珈琲
当店のブレンドは今はもっぱら季節のブレンドです。

今現在のブレンドが『残心』です。

その前が、『不流月』で、その前が『月映え』です。

そもそも開店当初は、二つのオリジナルブレンドと
沖縄サミットで採用された有名店のブレンドを用意しました。

大手のコーヒー販売店のブレンドはどこでどの店で飲んでも
同じ味ですが、あのコーヒーの味が好きという話は滅多に聞きません。

スーパーで売られているレギュラーコーヒーをお気に入りの
ブランドのいつもの缶を買うというあっていいはずの現実のシーン
も実はありません。

味を求める人ならスーパーで珈琲を買わないでしょうし、私に
とって必須な味が人には然程の意味をなさないことも実際に
あるのです。

スターバックスがアップルのように業績が振るわず元代表を
また役員に担ぎ出した時に取った行動は、すべての店の従業員の
再教育でした。

つまり実際に店で出す人を鍛えなおしておいしいエスプレッソを
淹れる訓練をしたという話です。

しかし、私にはこの新聞で読んだ話ですが、日本人向けに味にこだわった
営業姿勢をアピールするだけのように見えてしまいます。

というのも、日本でスタバが受ける訳や行列ができるカフェの訳が
解るからです。

日本で業績が落ちてカフェの実際の手立ては内装を変えることです。

それだけで、売り上げが3割上がるそうです。

つまりは味なんて求めてないのです。

中国でスタバが日本並みの店舗数を達成したという記事も中国人が
コーヒーを飲む環境になってきたということではなく、気分転換の地を
求めているということに過ぎません。

日本でもかつて水のバーなる物ができました。

そこで受けるサービスは日本各地の名水を飲めるのですが、お客が
求めるのは話題性なので、味が求められるわけではないのです。

しかし、名水を求めて日本中を旅するという人はいます。

これは百名山と同じです。

巡礼の旅です。

味を求めてとか味に納得してという話は最近聞きません。
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だるまのそばに

2013年11月12日 10時34分44秒 | 日々のこと
NHKの仕事の流儀がだるまのそばでした。

この人のドキュメントなんて何度もテレビになって
いるのになぜそんな手垢のついたところをまたやるのか
という気もしますが、この仕事の流儀は他のドキュメントと
はちょっと違うというものをいつも感じます。

それだけ本物のプロを探しているというそもそも論もそう
ですが、作り手の姿勢というか作る側の仕事の流儀も
出てるのかなという気もします。

仕事のプロの流儀なんてテレビカメラで取り上げられるような人
が必ずしも特別で一流かというと必ずしもそうでないし、市井の
中にプロ中のプロなんてたくさんいるという事実も知られていない
ことです。

そばとかラーメンとか日常的な食品に特別なものという意識を
持たせるという手法もそうですが、カメラに映りやすいものと
映らないものもある中、そばの色はちょっと刺激的です。

あの色を見たら口の中に広がるそばの香りを思い出すのは
必定。

私も先日食べた松本のそばを思い浮かべたり、私も食べた
だるまのそばや弟子の店のそばをあれこれ一遍に思い出し
新そばが食べたくなってしまいました。
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登山の不思議

2013年11月11日 23時59分20秒 | 日々のこと
テレビでタレントがマナスルに登るという特番がありました。

この世界で八番目の高さの山は、毎年遭難者を出し、本職の
登山家でさえ登頂成功率が低い山として有名です。

それをエベレストの前哨戦として登るというなめた行動は他の
登山家たちはどう感じているのでしょう。

もともとこういうタレントとか冒険家の三浦さんの高齢者登山とか
大登山パーティーで無理無理登る行動に批判があったり、
下山はヘリを利用したり、物量と完成度的に疑問の声を聞く
ことはあります。

今回のマナスルも画面でも見るように、山頂を目指す人達は
狭い登山ルートにシェルパやガイドが設営したロープにザイルを
通して渋滞するという姿に何の価値があるのかという疑問が
募ります。

そんな誰でも登れるものでもないから価値があるといいつつ、
命がけで現地のシェルパや村人がベースキャンプに資材を
運び上げたり、その人の踏んだ後の道を歩いてついて行って
自分は登ったと言えるのか。

そんなこともあるので、エベレストでもどこでも無酸素、単独と
いうスタイルで登る人がもてはやされるのですが、最近この
スタイルを貶める行動をとる登山家まであらわれ、そもそもの
価値が問われています。

マナスルの成功率を考えれば、いっそ季節によっては山頂にヘリポートを
つくり、そこへベースキャンプから往復して確かにマナスル山頂に
立ちましたという事業にした方が地元も金持ちの局地好きにも
好まれるのではという気もします。

今回の番組を見てもタレントでも素人でも運が良ければ登れる
というのを確認したようなもので、下手にあこがれを抱いて山へ
出かける人を増やすことになるのではという懸念も感じます。

ネットではさらに、おさがわせ登山家がフライングでtwitter
で成功を呟いてしまい、その痕跡を消すのに躍起になったこと
まで話題になっています。

登山界でも尊敬を集める人とひたすら嫌われる人がいるという
典型のような現象で有名になるというのも色々あるんだという
見本のような現象です。

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あって知るありがたみ

2013年11月10日 23時59分03秒 | 日々のこと
当店の前の道はここ数年工事続きです。

昨年に続き今年も下水の工事が入っています。

その前はガス工事が入っていてとにかく人の往来が
阻害されています。

そして、その工事の音にいつもと違う騒音が混じったと
思ったらうちの入り口の街灯が無くなっていました。

半年前に地域役員の方から街灯のLED化の話は聞いて
いましたが、それがやっと今頃に交換になるのかという
ことです。

しかし、夜になっても新しい街灯は設置されず、改めて
街灯がないとこんな真っ暗闇なのかという暗さに沈みました。

そして今日待望の新しい街灯は設置されましたが、今ままで
二灯式だったのが一灯になり仏壇の電気のような貧相な
感じです。

明るさは戻ったものの、なんかとても冷たい醒めた感じのする
ひかりでした。
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