King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ウィザーズ対マブス

2013年11月15日 10時07分54秒 | バスケ
TUESDAY, NOVEMBER 12, 2013
8:30 PM ET - American Airlines Center, Dallas, TX

    1   2   3   4   T
WAS 34  15  30  16  95
DAL 33  28  27  17  105

Arena: American Airlines Center, Dallas, TX
Officials: #25 Tony Brothers, #11 Derrick Collins, #52 Scott Twardoski
Attendance: 19627
Duration: 2:17

ジョン・ウォールの力でドアマットを脱出するだろうと言われている
ウィザーズですが、この試合を見る限り、スタイルを改めない限り
昨季以上の成績は難しいのではないかと思いました。

試合の始まりこそ、重たい感じのブルズに対して得意のオフェンスと
機動力が決まった感がありましたが、所詮得点力は速攻しかない
という薄い得点力と荒いパスで試合の質も随分拙い感じに映ります。

リズムが悪かったマブスもビンス・カーターがベンチから登場すると
徐々にインサイドとアウトサイド、ガードとフォワードの連携など本来の
得点力を見せます。

それにより、逆転して逆に10点差を付けそのままゲーム終了でした。

ウィザーズの攻撃はヒートと同じです。守りからタイトについてターンノーバー
を狙い、得点はそこからの速攻です。攻撃がこの速攻でないと成功しない
という寂しい現状です。ヒートは機動力を武器にして弱点のインサイドの
高さを克服するというスタイルですが、攻撃面で大きな役割を果たすのは
外からのシューター陣の得点力です。

レブロンが現在最高のNBAプレイヤーで、キングなどと揶揄されているものの
初速ゼロからぴったりディフェンスされると余り得点できないというのがばれて
しまい、ヒートは弱点ありといわれる高さを捨て機動力でカバーしてきたと
そのスタイルを維持していますが、実はボールを動かしてないと得点できない
というレブロンの攻撃力を強力に見せるための唯一の策が現状のスタイルで
あり、本来のゲームを決める得点は外からのシューター陣に頼っていたり、
ここ一番の力はエースの得点というのも結構演出的に作っていたりします。

ヒートと似た機動力バスケながら、ウィーザーズは
ウォールの攻めが速攻でしか決まらないという自身のフィニッシュパターンを
変えない限りいくら点を取っても負けてしまうという結果になるでしょう。

ネネとゴーダットという本格センターが二枚揃うという高戦力があり、
アリーザという守備もよく、運動能力と高い得点力もある選手もいると
可能性があるだけにただ速攻だけしかできない現状はもったいないのです。

一方のマブスも優勝以来けがやら達成感からなのかずっとぱっとしない
存在に成り下がっていましたが、今季のスタメンを見ると久々にやる気が
出てきたのかと思わせる陣容です。

ガードがカルデロン、モンテイ・エリスという豪華コンビで、ノビツキ、マリオン
とダレンベアと少し薹がたっているとはいっても豪華メンバーには変わり
ありません。

ダレンベアのオフェンスは最後ダンクを合わせるぐらいしかないし、早さも
リバウンドもあまり期待できないのですが、これも使いようで器用なワンノンワン
やステップしてフックなどの技を求めるより、相手に嫌なオフェンスリバウンドを
取る存在だけで価値があるかもしれません。

先発の中ではエリスの誰とも合わせられるし、自身の攻撃力も巧みという
高い技術と柔軟性にちょっと見以上にものすごい力を感じます。

これは衰えたジャンプ力とスピードながら得点にはいつもからんでくビンス
カーターも同様です。

才能を浪費している感じでも面白い存在として君臨する人もいるし、NBAほどの
実力者ぞろいだと本来は超人レベルであるけれども超人揃いだとやっぱたいした
ことのない人に見える場合の方が多く、周りのすごい人に囲まれ自分への変化を
臨んだ人のみがトップで輝き続ける世界なのだと思います。


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