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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ないものに頼っても

2013年11月15日 11時17分33秒 | 日々のこと
秩父の旅館の女将が秩父銘仙を着て宿泊客増加にアピール
という記事がありました。

しかし、秩父に現在お蚕などの養蚕の産業、蚕糸をつくる
ということが無くなっているのに秩父銘仙の着物を着る女性
でお客を寄せるというのはと思ってしまったのです。

私が小学生頃は、市内にたくさんの桑畑があり、機織りをしている
工場も沢山ありました。

それらの事業者は今も繊維産業に携わっていますが、中国に
タオルを作らしたり、下着メーカーで有名デパートに納品する
企業だったりで、今でも日本の着物を作っている人はごく一部
です。

まして、秩父産の糸はないのに、機織りという無形文化財を
残したいために銘仙という誰も使ってないようなものを未だに
ありがたがっているという現状はむなしい限りです。

観光のイメージの中にだけある銘仙とそれを着て必要とする人々
とそれを見に着る観光客というのも実際に秩父銘仙に何を思うのか
と思ってしまいます。



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