King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

白銀は招くよ

2008年03月24日 10時00分12秒 | スキー
先日深夜に私が生まれる前の映画を
やっていました。それが白銀は招くよです。
トニーザイラーの名前をテレビ欄でみつけて
録画しておいたものです。

その中のスキーシーンは衝撃です。
山小屋に美女が12人スキーをやりに来て
それが盗難事件と駐在の存続問題と絡んで
どたばたと展開するというくだらないもの
ですが、まだスキーブームが日本では
起きていない頃、海外ではこんな映画が
作られていたのです。


トニーザイラーは日本でも彼の設計による
スキー場があるなどなじみが深いし、若大将
のスキーの若大将にも出ているなどその伝説
的なスキーが見られるのです。

しかし、見終わってこのスキーシーンの見所は
彼の片足スキーシーンだったのかと疑問を持ちました。
あのかかとの上がる山スキーで、片足スキーが
できるというのは相当のバランス感覚だとは
おもいますが、かっこよくはないような。

それにこの映画に出てくる人は、実に軽装です。
セーターぐらいしか着ていなくて、サングラスや
ゴーグルもしていません。今のスキーはやたら金が
かかります。板は10万もするのに、2.3年で買い換え
て、ブーツもインナーを熱成型にするとブーツと同じ
金額がかかります。そのうえ中敷にも数万とられ
ウェアはどんなに高いものでも、3シーズン目には
防水防滴機能もなくなります。

そんな身の周りの設備から、旅費やリフト代やら
何かと金がかかるようにできています。トニーザイラーの
映画では、リフトも出てきません。山小屋に泊まり、
自炊してただ山を滑るだけです。そんな単純なスポーツ
だったのがいつの間にかメイカーやスキー場やそれに付随
する企業に金のかかるスポーツに仕立てられたような
気がしてなりません。

トニーザイラーは今でも存命でスキー学校を経営して
いるそうです。
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