懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ダンチェンコ来日公演

2015-05-08 02:51:57 | バレエ
・少し前のザハロワ・ボッレの「ジゼル」全幕公演も行けず、3月、4月のボリショイ・ライブビューイングも行けず。

こんな私ですが。

それにしても、ボリショイのライブビューイング日本未公開の「愛の伝説」で、キャストも適役らしかったし、
4月の「白鳥の湖」は、ザハロワ・ロジキンで、昨年の来日公演、チケット取りはぐれて行けなかったキャストで行く気だったのに、諸般の事情で行けず、我ながら、バレエ行く生活は、終わったのかな~、と思った。

仕事に忙殺されててこうなったのだけど。
友人はもう、10年以上前から、そんな調子で、それに比べれば自分は今までバレエ見続けられたから、恵まれてるとは思うけど。

こんな生活だから、マイナー公演のダンチェンコ、ことモスクワ音楽劇場バレエ来日公演も、友達が教えてくれていたにも関わらず、公演日程を忘れていて、
ハッと気が付いたら、ダンチェンコの「白鳥の湖」公演日、全て仕事が入ってて!
エスメラルダは行こうと思えば行けるけど、あれは前回、ベストキャストだったと思うし・・・。
前回見たから、今回は白鳥中心で見たかったのに・・・。

というのと。
キャスト見て、誰の日に行ったらいいのかが、いまいち、分からない。
今更だけど、例のポルーニンは、やっぱりというか、出ないのね、ってな。(いなくなったんだったっけ)

・で、ダンチェンコ来日公演で、キョードー東京さんの公式サイトとか見て、ちょっと新鮮だったのが、宣伝の、バレエ公演の画像が、かなりロングバージョンで見られること。これはおいしい。
今までジャパンアーツとか新国立劇場とかの宣伝の画像って、こんなに長くなかったような。

ついつい、昔のプリマの踊りを長々見てしまいました。やっぱり、昔の人は上手。

・レッスン風景の画像があって、映ってるのはドロズドーワ先生みたい。
昔からの先生の方。


少し前にバレエ団のHP見た時は、序列では、チェルノブロフキナが、先生のトップでお名前があったけど。
日本公演では、前々回ぐらいは、リュドミラ・シプーリナ先生がパンフに載ってたり、お見かけしたかもで。
今度の日本公演は、元プリマの先生は、誰が来るのかしら。

芸術監督のゼレンスキーって、世界バレエフェスに出るんでしたっけ。違ったっけ。何歳なんだか、不思議な・・。
この人、今回は来るんだろうか。別に来ても来なくてもいいけど。

そして、ボリショイの先生にならなかった(空席がなかった)ウヴァーロフ先生が、来日するって、
(この人の名が、チェルノブロフキナより先に出るのか?とは思ったけど、やっぱその辺が腐っても元ボリショイのネームヴァリューなんでしょね、世間的には。)
チェルノブロフキナは、数年前に、日本でもちょっと先生した時の様子が、バレエ雑誌の紹介された時があって、なかなかいい感じだったのだけど。

今のダンチェンコというと、どうなのか、公演キャスト、ナタリア・ソーモアあたりで見るのが、無難なのかな~??とも思うけど。
ひところに比べ、小粒になった感もなきにしもあらずだけど、それでもダンチェンコって、連日見ても、なんとなくなれると見れてしまうような所があって、必ずしも第一キャストだけ見ればいい、という感じでもなかった。

そうはいっても、チェルノブロフキナとテクニシャンのクジメンコを擁した、前々回ほどの、レベルはないと思うけど。あの時は、わけのわからない若い王子様が二人いて、愉快でしたわ。一人は、ベテランのレドフスカヤの新しい彼氏になってしまったし。

ポルーニンはダンチェンコ時代の画像が残ってて、来なくて残念というべきか。ダンチェンコ日本公演のキャラじゃないから、ま、いっか。
知名度があるから、彼が出れば、少しはチケット売り上げに貢献してたかしら?今の日本は、バレエ公演はそんなに甘くないか。

・前回公演は、フィーリンがエスメラルダを持ってきて、「踊る」って言ってたけど、もうお腹周りがダンサーっぽくなくて、踊らなくてよかったと思ったっけ。

公演が終わった後に、実はフィーリンは、バレエ団の一部ダンサーから反発もあると知ったのだけど。

・フィーリンがボリショイに移って、結局ダンチェンコを(フィーリンも急にボリショイの監督の話が舞い込んだから、悪気はなかったでしょうけど)引っ掻き回した感はあったから、ダンチェンコの人々に、ボリショイの印象はあんまりよくなかったりしたかも?。とか、

アカデミックなボリショイの生え抜き組のウヴァーロフが、あの、あのダンチェンコで、特に男性のレベルの低さに、や~んなっちゃったりしないかしら?とかって思わなくもなくて、まさかそんなウヴァーロフが、日本公演に来るとは思わなかった。これって、ゼレンスキーが考えたのかしら?
・そういえば、前回来日公演は、最後に、エスメラルダの脇役で、ベテランのキリーロフが特別出演、ってのがあったっけ。

チェルノブロフキナは、日本の地方なら集客効果多少あるかも(?)だけど、東京で公演やるなら、ウヴァーロフの方が知名度が高いかな。
(どのみちバレエ公演は、客寄せより、スポンサーとか、そういう方が大事みたいな気がするけど。)
彼女も、前々回は、日本のTV、深夜のお笑い番組に、公演の宣伝で出てて、共演者に若いと言われてたっけ。当時は独身だったスザンナが、一緒に出てた。

・本来ウヴァーロフは、スキルとかだけで言えば、ボリショイの先生になるべき人だったのでしょうけど、あの、フィーリン事件の時に、自分的には、こんなどろどろした場所に、いなくてよかったんじゃないかって思ったことも。彼だけは、王子のクリーンなイメージが壊れなかったというか。
フィーリンはもちろん、ツィスカリーゼも、一時、何だかスキャンダルの、手あかにまみれた感はあったから。

前回来日時は、フィーリンの印象って、そこそこ良かったんだけど。気鋭の、若手新芸術監督、みたいに見えて。
(後から思えば、公演の打ち方が、私ら一般客の方を向いてない、とか≪来賓あいさつが長いとか≫あったけど。)

・はあ、どうしよう。会社サボって、バレエに行きたい、白鳥3公演・・・。(今回のキャストは、ほんとにどれがいいかわからなくて、これだと、3回全部見るのが一番、自分に納得できる感じ。)

ボリショイとパリ・オペラ座が好き、とかいうタイプのバレエファンは、基礎がしっかりしてるダンサーを好むから、そういう嗜好のバレエファンには受け入れにくいダンチェンコだけど、そういう観点を割り引いてみると、物語の伝え方に、独特の練れ方がある団で、見慣れるとこれはこれで楽しい。ここの「白鳥の湖」は、毎回持ってくるけど、やはりないと寂しい、前も見たけど、また見てもいいかなってのはあったりする。一方、ナタリア・ソーモアとポルーニンの「バヤデール」画像チラ見したら、ちょっと面白かった。こういう、今まで持ってきてない演目も、見たい気もする。

・話変わるけど、見損ねた、ライブビューイング「愛の伝説」は、昔から、わたしにはちょっとストーリー的に難しくて、よく分らないお話で、見れなくて未練。
女王メフメネ・バヌーが、妹のために美貌を犠牲にするとか、それなのに女王の恋人が女王の妹と愛し合い、しかも最後は二人が結ばれるわけでもなく、恋人の青年は、最後に社会事業のために尽くす、みたいな。バレエでは珍しいストーリー。きっと色々意味があるんだと思うけど。

今回も散漫祭り。


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