懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

リミット/グローバリゼーションと新自由主義小話

2023-06-15 02:02:09 | Weblog
【サミット迄のリミット】
来月中旬、NATOサミットがリトアニアのビリニュスで開催される。
それまでに、ウクは、ゼレンは、是が非でも、何としても「戦果」を挙げなくてはならない!
リミット、あと約1か月!

お尻に火がついて、ウク軍は色々無理してるようですが、その分、人的被害は甚大。、戦地よりの区域では、病院での輸血が足りないとか。

ゼレンやNATOの上の鉄面皮の利害の為に、肉ひき機になったり、16歳以上男子は国境から出られない(18歳以上じゃなくて)、今のウク市民状況。
そして、イギリスでの兵の訓練なども、全て無償でなく、ウクの「借入」になるのでは?との、日本の識者達の指摘。

勝ち組以外のウク市民には割が合わない、ウクの戦争です。しゃもじたちは、一体、誰の味方をしているんだか。あ、TV報道は、大本営発表なので。戦前の日本と同じ奴。

・一方の露のプーチン&軍事記者たちの質疑の会は、小さいカップ等が見えて、ジャム入りの紅茶かしら?なんだか余裕でしたね。内容も多岐に渡り、日本のメディアは、一部だけ切り取って「うまくいってない」ように見せる工夫を凝らしておった☆。なんだかんだで露はまだ戒厳令とかないし、追加動員は、徴兵じゃなく志願兵だそうだし。経済も伸びてるし。

(どのみちあの国は、皆別荘持ってて、いざというときは家庭菜園でもやってけるし、土地持ってない人も多い日本とは違う)

日本のTV出演者が、内輪で、日本のメディア報道の実際をばらしていて、なるほどでした。
(ロシア、ざまーみろ!という内容を求められるそう。事実の報道じゃ、ないのね。演出や、欲しい筋書きがある。ゼレンの今回の「攻勢」ストーリーも、そうだけど。「攻勢が始まった」んじゃなく、何としてもNATOサミット迄に「成果を上げた」ストーリーを作らなくちゃ、いけない。
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【攻防話チョイス】
軍隊組織って、「優秀な部隊」ってのが、それぞれあるみたいで、例えば、旧日本軍では、関東軍が最強とうたわれたとかで(嫌いだけど)、最強ドイツ軍を撃退したレニングラード攻防戦では、旧ソ連軍では極東赤軍ってのが強かったそうで。・・(以下略)で、ウク正規軍にも、やっぱりそういう、優秀な部隊があって、で、そういうエリート部隊に、良い武器は行くんですね。戦争に疎いので、知らなかった。
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少し前に、ゼレンスキー軍の中のもっともすぐれた旅団の一つ、ウクライナ軍、第47機械化旅団がザポリージャ方面に攻め入り、

ロシア側は第291連隊の大部分とロシア軍第70連隊の一部、さらに第45、22特殊部隊旅団が、17時間に及ぶ攻防の後、このウクライナ軍のエリート部隊の攻撃を退けた。

このウクライナ軍の第47機械化旅団は、NATOの兵器を数多く持っており、レオパルド2A,M2ブラッドレー等、持ってたが、結局、西側支援の戦車、装甲戦闘車両、計11台位がこの戦闘により破壊されたという事でした。(これは、あちこちで出てるんで知ってる人も少なくないか。)

私なんて、戦車や兵器が壊れて、損失何憶?ああもったいない、もったいない、と1年前から思ってるけど。
これで、レオパルドとか、すこし前に、ゼレンが「くれくれ」といい、非ドイツの西側50か国が、ドイツに圧力かけて、宇に供与させたものが、・・・、

この攻防で、せっかく供与した西側の武器が、僅かな時間でショート!戦争って大金が、一瞬で無くなる。

【武器見本市】
軍事に詳しくなかったけど、1年前と感想が逆に。1年前は、アメリカの兵器って凄い。ハイマースって凄い、って思ってた。世界の兵器買う用のある人々から見て、露の戦車買うより、アメリカの兵器がいいんじゃないか?って。

今は逆で、
少し前は、ゼレンが「ほしいほしい」と言ってた米国のパトリオット、きっと凄い性能なんだろうと思ってたけど、いざ宇に供与されたら、
何発ものパトリオットが、僅か2分間で、キンジャールに撃墜され、思ったより役立たなかったし、目玉飛び出る金額がおじゃんに!

こうなってくると、‥アメリカのパトリオット、或いは今回のドイツのレオパルド、撃破されてしまった兵器よりも、違う方が、兵器買う国々から見たら、よく見える、と思った。
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とりあえず、今回、生物兵器以外の兵器では、アメリカ、西側、旗色悪くなってきて、西側は銀行破綻、金融危機で、経済でも旗色悪くなってる。
日本では、メディアの大本営放送だけは、一部B層騙しに成功していて、宣伝面はそのかぎりではないが。

結果がすべて、とは、自分が生きた資本主義社会の鉄則で教わったもの。
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おまけ。優秀な部隊、といえば、後、どこの攻防か忘れたが、少し前、ドネツク人民共和国内務省所属の「作戦戦闘戦術編成」特殊部隊が、目を引く優秀な働きで、からくもウク軍の猛攻を退けた!という話を聞いて「ドネツクの共和国の部隊が活躍!」と思い、うるうるしてしまった。(語ると長いので以下略)ドネツクの皆さんに伝えたい。(知ってるかな) 大国のエリートもいいけど、この9年、アメリカらの謀略に翻弄され、苦労を重ねたドンバス。独立を宣言した共和国の、誇り高き精鋭部隊が頑張ってるなら、じわんときた。

【戦記】
戦記物に詳しくないので、こないだの大河ドラマでやってた内容は、脚本家の創造でフィクションかと思ってました。
(少し前、家康が、浅井攻めの時に躊躇してたら、後方に控える、味方のはずの織田軍が鉄砲を撃って「早くやれ!」と威嚇してきた話)
織田信長なら、そんなのあったらドラマが面白いと思って、脚色したのかと思った。

ところが、今回のウク・露軍の攻防で、そんな感じ(?)の話が出てきて。

今回の攻勢、宇軍は、少し押せばロシア軍は退却する、と言われてたような?見通しが甘かった様子で、宇軍、最初 ハイマースで攻撃、
しかし実際には、ロシア軍はハイマースの攻撃に対し、逃げも隠れもせず、勿論退却もせずに反撃してきており、前線はウク側の当初想定のように簡単には動かない。

そして、ウク軍の兵士たちの前には、地雷地帯や難攻不落の塹壕も待ち構えており、

前側の兵士には、前進に躊躇する兵士たちがいる中、ウ軍の砲兵部隊が後方から、自分たちの陣地に砲撃を加え、躊躇している兵士たちを強制的に前進させる行動も取っている様だった、とかいう話が出てきて。つまり、(前を行く兵士が、ロシア軍に対する攻撃の盾となり、ロ軍の弾薬を使わせ、敵を消耗させるという、(人の盾的作戦)、前側のウク兵士には残酷な作戦なので、

傍受された無線では、突撃を拒否するウクライナ軍の兵士の数も増えてきている様、って話も出ていた。
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そいう話あると、あの大河ドラマの、後ろの味方が、前の兵士を威嚇で撃つって、アイデア、あれも、全くの想像でなく、史実にそういうの、あって書いたのかな?というのが自分のクエスチョン。昔の戦記に明るくなく、ほんとのところは分からないが。
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(無線の傍受といえば、個人的には、、世界一盗聴が得意なアメリカ側が、こういった無線も傍受してるんじゃないか?と思うんですが。)

ウク軍は、戦略的なミスも露呈させていると、軍事の専門家の指摘あり。割愛。
せっかくの西側支援の武器も、うまく使いきれてない部分もあるようですが。それとも西側の武器が悪いのかは、私には分からない。
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早く戦争やめようよ~ってだけ。
ウク解放戦線が出て、悪党ゼレンとNATOの上の男とかを倒し、地平を切り開ければ、なんて、夢のまた夢か。
誰のための戦争なのか、日本人は少し考えた方が良い。
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【グローバリゼーションとか小話】
グローバリゼーションって、言葉を初めて聞いたのは、テレ朝モーニングショーの玉川の言い草からだった。何かの説明で「それは、グローバリゼーションというのは、そういう物だから(大金持ちとそうでない者の差が開いていく、というものらしかった。)」と言って、軽薄で新しいものに飛びつく人らしく、この男はグローバリゼーションを肯定していたのだけど。

あの頃より、日本の低所得者層の懐寒さはひっ迫し、同じことを堂々と言う人は減ったかもしれないが。

それでも、一方で、「新自由主義」の方は、手垢にまみれた言葉のようでいて、存外、浸透しているように思えた。(元は、フリードマンの提唱した理論で、わりと古いんだけど。)その経済理論だけでなく、それに附帯して、「責任」というものが、結果的に希薄になった様な気がした。

マイナカード&保険証問題で、改めて、グローバリゼーション、新自由主義の浸透した今の世の中は、20年前の日本とかに比べて、各段に責任意識が希薄化している気がした>(マイナポータルの規約の問題だけではなく)

・前に書いた、マイダン・クーデターで倒された、ウクの2014年頃のヤヌコーヴィッチ大統領が、大統領時代に、IMF(世銀)から融資の条件として「民営化」を要求された時、ヤ大統領が、「民営化したら値上がる。そうしたら、国民が困るから、それはダメだ」と拒否った、という話は、灌漑深かった。

それで、この人は、力持ってる人たちから、かわいくない奴、と睨まれて、マイダンクーデターで潰されたのだった。
権力あるものは往々にして、イエスマンを好む。

ただ、このヤヌコーヴィチ大統領の「値上げになると国民が困るから駄目だ」というような考え方は、自分には、何か、懐かしかった。
彼は新自由主義の考え方を学習してないだろうし、全然、センスが違う。
それは、国民に対し、国家元首は責任を持つ、というセンス。

対し、新自由主義的な世界が進むにつれ、自分の生きてる世界は、この20年来で、何となく、責任意識が希薄な社会に、変貌した気がした。

誰か、新自由主義と責任意識の希薄化について、書いてほしい、かな。
(権力者が、下々の者にまでいちいち責任を負わなくていいのは、彼らからすれば、楽でいい。)時間なくなったのでこれで終わり。

ちょっと、ひとりごと。



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