懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

武則天 The Empress

2016-07-25 21:00:00 | Weblog
今、チャンネル銀河で放送してるので、あんまりネタバレ書くの良くないかもしれないけど。

中国の歴史ドラマ。『武則天 The Empress』

ちょっと前に、ざ~っと見て、ものすごくはまるドラマだった。見だしたら止まらない。

内容は、
愛に生きる後宮の主人公、って、従来の歴史書の武則天(則天武后)からは、考えにくいようなヒロイン像だけど、その独創、誰の発案か知らないけど、よく思いついたと、初盤の台本のラブストーリー脚色には感心。


「後宮」への、我々が持ってるイメージと、かなり異なるファンタジーかも。

2代目皇帝は、そんなに後宮に溺れるタイプではないみたいで、後宮の女性にクール。玄宗帝と楊貴妃みたいな後宮の物語とは異質。

ヒロインと2代目皇帝は、知的な部分で相性が半分良かったみたいに見えた。純愛ぶりっこのヒロインと、愛だけではない、為政者としての決断を見せる皇帝との、微妙な距離感が、前半の最後に示されて、この辺も、100%共感はできないんだけど、前半最後のドンデン返しの部分は、台本的にはさすがとしかいいようがない。

後半は、ヒロインを愛する3代目皇帝に対し、ヒロインはいまいち、つれなくて、ごく私的には、ヒロインの夫の男性側が気の毒に見えた。

現代の若い女優が作った作品なので、中国の女性は「貞淑」という事に、とてもこだわりがあるのかしら?と思いながら見た位、ヒロインの武則天(武媚娘)は、ず~っと一途に2代目皇帝・李世民を想い続ける、というか、その幻想に支配されながら生きてる、っぽい。

といっても、最初の方は、後宮のイジメ役の妃とかが華美衣装でご活躍。中段の「大朝会」の馬術のシーンは前半の白眉。そこまで行くのに、大部会を重ねそうだけど。


(自分は、自宅ではスカパー見られないので、放送をそのままは見られないけど。)

前に、これを見て、今の日本のテレビドラマを見るのが、パッタリ止まった。その位、面白かった。

(次にど~なるんだ、ど~なるんだ、という興味が先に立って、丁寧には見てないけど、一応、結末までは分った。結末が分ってほっとした。長い作品。)

中国の女優さんがプロデュースした作品だから、日本人の私とは感覚の違いもあるけれど。

1年前くらいにも、ドラマじゃないけど、物凄くはまったストーリーものがあって、ちょっとそういうはまり方は他の生活上、今回はやめにしようと思って、「武則天」の方は、原百代の小説まで読みそうになったのをこらえたけど。

はまるのも、かんがえものです。

武則天、衣装が豪華絢爛、前半から目の保養だけど、後半、3代目皇帝の代になって、さらにパワーアップする。衣装作ったデザイナー、凄すぎ。よくこんなの考えた、作れたな~と、圧倒された。ドルチェ・ガッパーナが、バレエ『牧神の午後』の衣装を手掛けた(舞台じゃなく、ショーで使ったと思う)時以来の感動でした。

これでもかこれでもかと華美の限界に挑戦したような、華麗な宮廷衣装が眩すぎて。

この衣装が見たいこともあって、この作品のDVDも買いそう。(でも、9/2から順繰り発売で、その時までこの気持ちが続くかどうか・・。早く売ってほしかった。)

※この史実を元にしたフィクションのTVドラマの話からずれるけど、

武則天は、学校では則天武后と教わって、中国3大悪女のエピも教わった。けど、そのエピって、・・・本当に史実かどうか分らない、とか書いてる資料もあって、え?え?え?あの話は嘘だったの?!(嘘かほんとか、どっちか分らないっぽく書いてあって。)と、いささか衝撃。
「ほんとなのは、もしかして劉邦の妻:呂后のエピだけ??」等に思える、資料だった。

嘘なら、その方がいいんですが・・。
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