懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

補足等

2024-02-12 17:47:38 | バレエ
パリ・オペラ座バレエ団日本公演、前半の「白鳥の湖」の事をちらっと書いたけど。

補足すると、
パリ・オペラ座バレエ団だけで、単体で過去と今を「白鳥」で比較すると、パリ・オペラ座の古参ファンの言うとおりだと思うんだけど、一方、コロナ禍後、露もの撤退後の今の日本のバレエシーンにおいては、総合的に人に勧めやすい良質な公演になってることは疑う余地がない。

自分自身、少し前に、バレエに興味持った人から、お勧めのバレエ公演を聞かれて、言ったのが、このパリ・オペラ座なんで。
(人気の英国ロイヤルバレエは、私的には、コールドが、ちょっと・・・。というか、ロイヤルバレエ公演を東京で見た時、お客さんの意識が、コールドに全然行ってなく、脇役とか一部のスターダンサーだけ見てる感じだった。)

パリ・オペラ座公演に話を戻すと、

1幕から、衣装もきれいだし、全体的に、ダンサーが変な風に客に媚びたりしないとか、品位もあって、客層も良かったし、それと、やっぱり、白鳥の湖は技術的にもとても難しいバレエで、この位の感じで上演してくれるのが有難い。

(一応、1幕の道化の大回転がなかったので、自分的には、あっと思ったが。(このバレエ団でブルメイステル版やった時は、トランプのカードから抜け出たような扮装の道化役のキエレが、1幕の道化の大回転やってた記憶が・・・)
そういう版もあるということでしょう。

ヌレエフ版で、3幕の見せ場の一部、男性ソロ、王子も悪魔もチャイコフスキーの原曲から大きく変えてたように見えたのは、振付の考え方として、ちょっと気になったけど、反面、あの二人には、ヌレエフ版のヴァリアシオンの振付は、それぞれとてもあってるように見えた。

3幕の民族舞踊の順は、チャルダッシュ、スペイン、ナポリ、マズルカ。

公演の企画がしっかりしてて、昨今のバレエ公演ではNBSは手堅い主催者だし、公演パンフレットもとてもまじめに作ってあって、見がいがあった。2,500円は高かったけど、買ってよかった。

公演のキャスト表に、細くく群舞ダンサーの名前や、バレエ教師、衣装、理学療法士、ヘアメイク等々、スタッフの名前も細かく入ってる姿勢に好感を持った。(この数年内に、行った公演で、パンフにスタッフ書いてないのとか、主役や上のランクのダンサーとか、少ししかプロフィール顔写真・名前書いてない公演もあって、そういうのに比べ、色んなことを大事にしてるのが良く分かった。)

(バレエ団公演は仲間たち公演と違い、スタッフも多く入って公演を支え、ダンサーは踊ることに専念しやすい、というメリットがあるので、その意味では仲間たち公演・グループ公演の類より、踊りのレベルが上がりやすい。その意味で、スタッフも書いてあると、どういう人たちがどうこうして公演を支えてるのかよく分って、そういう方が自分は好き。)
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アマンディーヌ・アルビッソンが抜けたこともあって、「白鳥」は、若手が主役等で活躍する舞台になった。で、「マノン」は、ベテランが控えてたと思うから、この順番、「白鳥」が先で、「マノン」が後になったのは、良かったと思った。
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マノンの前に、白鳥の感想書こうと思ったけど、世間はそれどころではないみたい。
マノン見る方が先になりそう。
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【タッカーカールソンのプーチンインタビュー】
早速、大きな話題になっていて、色んな人がSNSなどで取り上げてるのに、自分はバレエ行ったりして、完全に出遅れ。とても長いインタビューで、まだ全文把握してない。

ただ、日経の夜の経済ニュース、テレ東のWBSで、佐々木キャスターだったか忘れたけど、この話題を取り上げていて、何となく、ジャーナリスト
はスクープとか取るのが大事らしくて、してやられた感というのか、最近、西側で誰もやってないことをタッカーがやった、ということで、ちょっと羨ましそうだったのが、意外だった。

とか、他にも、時事ネタ色々で、気になる話が色々。

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2つの「白鳥の湖」その2~公演行って宣伝チラシを見ると・・

2024-02-12 02:17:52 | バレエ
来日公演中の、パリ・オペラ座バレエ団、ヌレエフ版「白鳥の湖」、10日ソワレ見てきました。
(オデット/オディール :オニール八菜 ジークフリート:ジェルマン・ルーヴェ 、ロットバルト :トマ・ドギールの回)

(満員御礼出てて、女子トイレ混み過ぎ。幕間の休憩25分もあったのに、自分は時間いっぱい使ってトイレに並ぶ羽目に。終演後、クローク預けのコートを回収しようとしたら、かなり並んでて、人がなかなかはけず、まだ並んでる中、ホールの管理の方が、「まもなく閉館になります」、ってアナウンスしてたりとか・・・)

(NBS公演は、当日前に主催者がHPでキャスト予告出すし、タイムテーブルも出てたかな?と思うので、こちらにはアップしませんでした)

王子のルーヴェが、この役として必要十分条件を備えてる印象で、娯楽性だけではない、主張のあるヌレエフ版を、演奏が主旨に沿って盛り上げてくれて、ごく私的には、指揮・演奏がこの作品をよく掴んで伝えていて、好印象。なんとなく、ティンパニに目が行った。

パリオペラ座の昔を知ってるパリ・オペラ座ファンたちから、厳しいご意見もあるようですが。
そりゃ、ギエム、パトリック・デュポン、とか、その後のエトワールたち、、華々しく活躍した黄金期のスターたちの時代に比べれば・・・。

古参パリ・オペラ座ファンの、「純クラシックの水準が落ちた」という見方は、確かにフラットに見ると、そうなんだろうけど、私的ごく主観的には感動もあったり。ただ、あの演奏の力と、王子役のルーヴェが居なかったら感想違ったと思う。(私が凄くルーヴェを気に入ったとかじゃなく、心を込めて作品、役に入り込んで全身全霊で踊ってたと思う。)

その辺が頑張ってたことと、逆に、主役の姫役と、白鳥コールドは、これはこれで良しとして見たが、終わって時間がたつと、「白鳥見た~!」という満足感からは遠くって、

その分、どちらか一つだけ行こうと思ってた、もう一つの「白鳥の湖」、4月の東京バレエ団ブルメイステル版の公演に、行きたくなってしまった。

キッカケは、改めて見た、その公演チラシ。
宣伝も、大事ですねぇ~。
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端的な感想は、自分はやっぱり、「白鳥の湖」が好きなんだな~、と思った。
のと、
一昨年冬の「スーパースターガラ2022」での来日の際の、マニュエル・ルグリへのダンマガ・インタビュー、
ルグリが、今のパリ・オペラ座がコンテが多くなってクラシックが弱くなってる事などを批判してたと思うけど、
読んだ時は、批判してるのを意外に思っただけだった、のが、

この公演見て、ルグリの言ってたことは、順当な正論に思えた。
ただ、世界的にも、純クラシックの全幕上演、グランドバレエの興行は厳しい環境になってきているような気がするので。

あと、この公演見てから、去年のワディム・ムンタギロフが王子役で出てた、牧バレエ団「眠り」全幕を見に行かなかったのは、大失敗だった!と思い知らされた。

少し辛いこと書いたけど、でも、昨今の日本のバレエ公演シーンにおいては、総体として良質な公演で、主催者がしっかりしてる事、手間かけて良質な観客層を育ててきたことも、(よそが客層が悪かったこともあって)とてもほっとできた公演でもあった。

公演感想は、後日書けたら。
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あ、出待ちはしなかったけど、出待ちの仕切りする係員の方が、大変丁重に出待ちの人々に待つ場所その他の説明をしていて、とても感じが良くて感心した。ちょっと親切すぎるくらい。

ついでに、上野の街が、円安による外国人観光客目当ての、価格帯高めのお店が出てたりして、公演改札口近くの駅構内飲食店も、以前に比べてやや高級志向で、価格帯高めになってた気がした。そして、駅員さんが凄く親切で感じ良かった。(やっぱり、外人観光客に、大いに期待してる街になってるんだと実感した)

以上、全然、役に立たない感想ですが。

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