懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

始動

2021-09-21 17:12:04 | Weblog
ローカル大会だけど。

先週米国ノーウッドで行われた、USインターナショナル・クラシック。女子シングル、アレクサンドラ・トルソワの北京五輪シーズン初戦。

宇宙人と言われたトルソワも人間だったのか~(笑)。

という内容で、妙にほっとしたりして。映像見たけど、まだ体に疲れが残ってるように見えた。先のテススケとの間隔を見ると当たり前か。

そんなことより、これで米国のビザ問題はクリアかな?で、彼女は10月のGPSアメリカ大会出られそうなのかも(?)。

コロナで色々面倒な事があるので、クリアできてそうでよかった。

18日は女子フリーでSPに続いてトップの142・05点をマークし合計216・80点で優勝。

ジャンプ以外の部分もステップ、スピンもレベル4で、ちょっとほっとした。PCSは、去年は他の何人か高く出てる選手がいて、正直彼女はもっと高くて良かったと思っているが、結果がすべてという事もあり、結果として数字が出ることも大事だから。

1回1回試合は違う。
表現的にも、前回のテストスケートと少し印象が違って見えた。

彼女は、このブログで再三指摘してる通り、SPで4回転できないルールに縛られて損してると思うし、

そのSPの3A投入問題(4回転入れられない問題)が、今季も影を落としそうだけど。
男子のルールなら敵なしだったと思うし昨季のような怪我もしなくて済んだとは思うけれど。

とりあえず私らは、彼女が五輪で大輪の花を咲かせられるよう見守っていく・・・かな。

愚痴も零さず言い訳もせず、ジャッジに文句も言わず、泰然と努力する彼女を、我々としては見守り、五輪シーズンのトルソワの演技を一回一回楽しみながら味わっていくしか、今はないのでしょうね。

去年のジュリエットめちゃくちゃ好きだったから、後ろ髪引かれる思いもある。今年のも魅力的で、自分的にはトルソワの敵はトルソワというか、去年のと今年の世界に目移り。
SPのフリーダは、情感を出してpcs出やすくなったろうし(テススケの方がもっとさらに情感あったかも)、FSは、去年の作品が見事だったけど、今年の「クルエワ」はこれはこれで良いのかなと。たぶん、今年の方がジャンプの間がてんこ盛りじゃないから、五輪制覇の目的には合ってるのかも(?)去年は優れたプログラム衣装だったけど、かなりの難度だったと思う.息つく暇もなく。でもそれがまた良かったんだけどね。

クルエワ、元作品の映画はぶっ飛んだ作風。トルソワはバレエのワガノワメソッドの訓練が行き届いて、トランジション部分もいつも綺麗に動くので、原作の映画より私的には上品な印象に見えた。案外赤髪赤衣装のSPの方が、インパクトの強さではクルエワの世界に近いかも(?)(でも、あの衣装、フリーダの絵のと同じに見えるけど。)

(FSの演技も映画も、どっちも好きだけど、元作品のぶっ飛びの映像も見たくなった。不思議ワールド。)

それにしても随分アメリカの現地のファンに、ロシアンのトルソワが人気があるのねぇ。意外。
トルソワへの歓声が大きく、ファンたちの幸せな気持ちが良く伝わった試合だった。

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