懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

いい形容が、なかなか思いつかなくて・・・

2018-11-26 01:39:22 | Weblog
フィギュアスケートGPフランス大会は、

ネイサン・チェンが出てるから見るとか、そっか、ボーヤン・ジンが出てるから見ようか、とか、

そもそも、前週の羽生結弦を見たから、見るようになったとか、あるけど。

(導き手、ってのも大事で。)

でも、ふたを開けて見ると、女子の方が、録画を残してた。

一番、見る気になったのは、本田真凛さんという、あまりよく知らない選手。

例えていうなら、彼女、一人だけがプロのショーダンサーで、他の選手、この大会以外も、皆、素人の集団、に見える位の差がある。


彼女は小さいころからタレントっぽい世界に接点があったりしたのか?かなり特殊な育ち方をした人、というのか、

年齢不相応な、見せ方の手馴れ感がある。

この年まで、精進した世界が既にあって、特に意識せずに、氷の舞台に立って、全方位的に、観客に向かって全身の動きを見せることができる。

単に、見せ方がうまい、というのとも違うし、音楽性が高い、というのも、自分の思ったこととは違うし・・・。

彼女の今持ってる良さ、特異な個性を、上手く表現できる言葉を見つけられずに、試合が終わってしまった。

フィギュアスケートは技術がこなせないと、1,2位の選手に伍することはできないのだけど。

ちょっと、本田さんのスケートを見ると、1位、2位の選手たちとは別の良さがあって、なんて行って良いのか、もったいないような、この良さを発揮して輝ける世界があったらいいな、と思ってしまう様な、そんな気持ちにさせられた。

競技は競技。でも、ショーっぽい、別の要素があるのが、フィギュアスケートの中途半端な所なのかも。


時間がなくて、本田真凛さんから感じ取った世界、上手く書けない。上手く褒められなくてスマン。

最初、SPの華やかな赤の衣装での滑りの世界に魅了されたが、後から見ると、FSの「lovers」、この中国映画を自分はもう、どんな話かも忘れていたが、彼女の滑りで、勝手に物語を妄想しながら見た。実際の映画より上の、上質の映画を妄想してしまうかも。インスパイアされるものがある、味のある滑りだったと思う。

ついでに。

自分はメドベはどうでもいい方なのだが。しかしながら、彼女がSPで滑ったプログラムの振付が実によく出来ていて。

「オレンジ色の空」だっけ。

メドは、この作品をうまく滑れてなかったので、超もったいなくて。

こんなよく出来た振付もそうそうないので、これ、メド以外の選手に滑って貰いたい、と思ってしまった。

とても楽しい作品で、細かい動きのニュアンス、ディテールも良く考え込まれていて、オーサーのチーム、ちょっと見直した。

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