懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

愛される理由・・・・?

2018-11-18 01:53:17 | Weblog
フィギュアスケートGPロシア杯、男子フリー・・・。昨日は、あんなことを書いたが、そんな、いつも万事支障なく、うまく行くとは限らない!

夕方、人に「羽生結弦が、今日ちょっと右足をねん挫したみたいよ~」と言われた。え?、そ、そんな。(それでも出場しちゃうのね。)

そして、試合。

羽生結弦って、結局こういう選手なのね~、と、再再度思う展開に。

試合は、心を打たれるものだった。

前半は、怪我が嘘のように、綺麗な4回転サルコゥ、トーループ。・・・
ステップも、なんか、良かったけど。頑張れ!頑張れ!羽生結弦!と祈りながら見た。

後半、さすがに転倒、涙が流れるに任せた。あと少し、もう少し、終わった時、TV見てるだけなのに、思わず劇場のように拍手していた。

試合は、他を引き離して無事優勝で、GPファイナル出場資格は得た。(もしかして大事を取って、これはお休みに、なるのかも(?)。)

技術は予定を変更しても、表現的には、負荷(怪我してピンチで、プルシェンコの事もあるので、いい演技にしないといけないらしい、と想像つく状況 )がかかった分、深みが増した。却って、曲想の哀切、重厚なメロディーに、合ったものになった。「ままならぬ人生」、短調の曲を聞きながら、から、そんなことも思った。

困難を克服するリアルなドラマが生まれてしまった。(そうはいっても、身体が心配なんだけど。)

自分も思いがけない形で改めて心を揺さぶられる演技だったし、プルシェンコ氏に向けても、これなら納得なんじゃないか、と自分は思った。(羽生結弦的には、違うらしいんだけど。でもでも、ここまでやっちゃって、むしろ、無事な身体で世界最高得点更新だのなんだのって演技よりも、表現的には上の内容になってたりしてなかったかな?って、自分主観では思いもする。)

試合の結果は良かったけれど。・・・・


明日の事は分らないけれど、

今日の君を精一杯観て…、明日待っている現実の事は、結果が出てから考えよう、と思った。

これが、これが、羽生結弦。

前にも、こんなことがあった。

あの時は、その後、多少欠場はしても、見事な滑りで復活した。

今後、何がどちらに振れるかは、今の自分には、全く予測もつかないけれど。

羽生結弦伝説の、また、ひとつの頁が出来てしまった、今宵だった。

今日の演舞も、大切に、また後で録画見直してみるよ。

一回、一回が、大切な演技。ロシア杯で格下の試合だとか、そういうことは、この人には関係ないのね。いつも完全燃焼系。

見る側も、凄く真剣に、吸い寄せられながら、見てしまう。壮絶な激闘譜。こんなことが、何度もある。

負荷がかかる事しか、ないのかな。それを愛される理由とは、言いたくないけれど・・。

羽生の側もMAXエネルギーだしてきて、その分、こちらも、凄いエネルギー支払って見てる気がした。

(時間なし、推敲無。こんな駄文ですまん。気に入らない人は、もっと名文で羽生結弦を称えて下され!)

羽生選手には、たった一つしかない体を、大事にしてほしい、って、望むことは、それ。

(医者的には、試合出ない方がモアベターだったんだろうし、どんなに感動があっても、その意味で、手放しで喜べる状態では、自分的にはないのだけど、だからこそ、今日の演技の事も、大切な記憶として、胸に刻んでおきたい。)(心配だけど、それしかできないからね。)


(おまけ)女子シングルSPは、ザギトワ「オペラ座の怪人」が出色の出来。期待にたがわぬ、可憐な白のヒロイン、ザギトワの演技で初めてドラマを感じた。容姿も、そのまま映画や舞台の主役がやれそうな、TV映りもばっちり。男子と女子で、明暗のある、ロシア杯の展開になったかな。

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