懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

土曜日

2018-04-07 17:21:02 | Weblog
要点整理。

【防衛省の日報問題】
結局、米軍の希望する所に、いかに日本側が従うか、という事がポイント。

日本の憲法よりも、アメリカ軍の意思の方が上の扱い。いいかどうかは置くとして、事実上。

米軍の海外での戦闘に、日本も加わってほしいのが、米軍の意思。それが、雑に言えば、私ら素人向けに分りやすく言えば、本当の所。

事実上、戦闘地域に自衛隊も行ってて、戦車があって戦闘がある、そういう現場に直面し、当然、現場では自衛隊員に身の安全も含め、注意喚起を促す。日報にも、記載がある。

形式的には、憲法上は、自衛隊は戦闘行為をしてはいけない等の、考え方だから、「戦闘」の記載のある日報は、あるものを無いと言わざるを得なかった。

でしょ?
なあんだ。分ればカンタン。今週のなぞなぞ、ちょい解決。

※ただ、やっぱり現実問題として、いいか悪いか以前に、もう自衛隊の人員が派遣されて、戦闘行為のある場所に行ってるんだから、彼らの身の安全(なんて、戦闘地域では保障ないけど。)とか、巻き込まれとか、負傷とか、そういう事について、現実的な所で、彼らの立場のフォローがあった方がいいし。それに、自殺者が29人だかって出てたけど。もう行ってしまって、そこで直面した現実の中で、ノウハウとか、分かっていく事もあるんじゃないかと思うし。

本来は、隠蔽ではなく、(野放図な情報公開を必ずしも勧めるものではないけど)、戦闘地域に行った人たちが尊重され、その中で見えた現実について、対応策とか、教訓とか、汲むものが出てくるのでは?と思うから。

苦労してる現場の人たちでなく、政府とか防衛大臣とか、上の人たちの保身的都合で、戦闘があるのに、ない、と、もみ消されてしまうと、現場の人へのケアが劣化しがちなのでは?。

小泉政権の頃からの、禅問答のような国会答弁。自衛隊が行ってる所は戦闘地域ではない、という政府答弁の繰り返しは、人が誰に変わっても同様だが、欺瞞のきわみで、とてもまずい。

【私見】
個人的には、日本の本当の敵は、ある意味アメリカなんじゃないか、という気がしてきている。憲法よりもアメリカの意思が上に扱われる、この状況に、このまま闘わずに流されていくだけか、或いは・・・。(メディアも政府も北朝鮮あたりを敵視してるのかもだが、アメリカとのかかわり方は、この現状を何とかできないのか考えないと、日本の自衛隊は米軍の下請け機関であり、2軍みたいで、米軍の都合次第で、あっちへふらふら、こっちへふらふら、だと思う。)

【財務省と森友学園の疑惑】
こちらは、素人にわかりやすく、疑惑もほぼ解明できたようで。
昨年2月17日の安倍首相の国会答弁「(森友学園、国有地8億値引きに関し)私や妻が関与していれば、総理を辞める、国会議員もやめる」みたいなこと言ってしまった手前。それに該当する文書には消えてもらわないと困るので、改ざんした。

残る疑惑は、あの、例の「これは、安倍晋三からです。ひとりでやらせてごめんなさい」の100万円位で。(あれは、安倍晋三氏からと考えていいのか、多少、あきえ夫人の方がかんでるのかは、分かりにくいけど。やっぱり「安倍晋三からです」っていうのは、一般的には、夫人が夫の了解を全く得ずに言うとは、考えにくい、と思うけど。(どっちでも、罪は罪なので、大勢に影響ないか。)

自分的には、疑惑はだいたい解明できたような気がしてるけど。森友はすっきり。

【日米安保と、垣間見た夢と】

一方の、防衛省の日報問題の根底にあるらしき、日米安保の問題は、今後も面倒が尾を引きそう。

終わった話だが、民主党・鳩山由紀夫首相時代、沖縄の米軍基地関連で、「最低でも県外」という画期的発言があった。
これを阻止したのは、その話を首相から聞かされた官僚だった。事前に外部に漏れると頓挫するから、「これは、口外しないで下さい」と鳩山首相が口止めしたのに、それを無視して、リークして、翌日の新聞に載った、って、今回、どさくさに紛れて、メディアで言ってた人がいて。こんな大事な話を森友その他のおまけとして語られることが悲惨な、報道の状況だが。

あのころ、鳩山元首相は「最低でも県外」と言って。

菅元首相は、真逆の判断で、あの頃、「実は、それは出来ないんだ、ダメなんだ、」と、絶対無理な何かがあると匂わせた。

私的には、米軍の安保の都合上、軍事上の要か何かで、そこを動かせないとか何とか、あるのかな?とは思ってた。

(それだって、万一和平が実現すれば、譲歩を迫る材料ができる可能性があることになるけれど。それ以上に。)今回、上述の話のついでに、(沖縄の米軍基地について)、うろ覚えだけど、米軍側のマニュアルに、どっかから何キロメートル以内だか、縛りがあるので、鳩山首相のような案は実現できないと、官僚が首相官邸側に言った、けれど、実は米軍のマニュアルに、そんなことは書いてなかった!、等々の話が出ていた。つまり、官僚が、民主党の改革を実現させなかった、みたいな話。もし官僚が虚偽を首相官邸側に伝えていたなら、それは、その後の日本の国益を損なう話でもあったはず。あの時、もしできる話だったなら、今頃、日報問題の虚偽答弁とか、こんな苦労はしていなかった、かも。

あのころは、鳩山元首相の理想論は、現実の日米安保の枠の中では無理、みたいに喧伝されてたきらいがあるが。

原発と自然エネルギーの件もそうだけど、実は無理なんかではなく、交渉力のある政治家が付けば、不可能ではなかったのでは?と思わせられた。

私的には、民主党でもっとも責めを負うべきは、野田元首相だと思ってる。あの人が小事に意識が行き過ぎて、大局を見据えた判断が出来なかった、或いは、色んな逆風がきつくて、解散にしてしまった。

でも、こないだの衆議院解散総選挙の時、安倍首相が最も自分に有利なタイミングで選挙にしたような狡猾さを見ると、野田の愚直さだの、あの安倍を信じて約束をする所とかに、腹さえ立つ。もうすこし、安倍晋三位ずるくなれ!とは言いにくいが、政治家として、もっと大きなものの見方って必要なのでは?。ってか、野田に何も期待してないけど。嫌いだし。

鳩山元首相を好きなわけではないけれど、「最低でも県外」の話は、ちょっと看過しがたい。

それと、民主党政権は言い訳しなさすぎ。メディアが報じなかったという事もあると思うけど。良かった所もあったと思う。
野田が変なタイミングで自民に政権明けわたした事も大きかった。せっかくやりかけていたことで、とん挫したことも、色々あったと思う。

今、こんなことを書いているのは、日報問題やオスプレイの件で、またか、と思う事がでているので。
日本の、米軍への、隷属。

「最低でも県外」の時は、冷戦後、戦後体制脱却を自力でやる、もしかしてターニングポイントだったのかもしれない。
いまや、米朝の対話ムードにかける、他力本願しかないけれど。

※ところで、希望と民進党は、「民主党」を名乗らないでほしい。立憲民主党が先に党名名乗ったんだから。選挙の時に、紛らわしくて、問題多い。希望でも、民進でもい~んじゃない?他党に迷惑で選挙民に紛らわしい党名以外でお願いしますわ。





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする