キャスティング

この頃、色んなバレエ公演で、どのキャストで見るか、迷うことが多い。

例えば、３月に、パリ・オペラ座来日公演の「椿姫」があるけれど。

だいぶ前に、パリ・オペラ座が好きな人が、フランス行って３公演見てきた時に、私が「どの日が良かったか？」と聞いたらば、３公演のうちの１つを単純に上げるのでなく、「１幕のここは、A組が、２幕のここはB組が、３幕のここはＣ組が、それぞれ良かった。どの日が一番と言うことはなかった。」と、言って来て、つまり、全キャスト見るべき、という結論なのね、と思った。こういう感想って、全日見る人にありがちだけど、１日しか行かない場合のキャスト選択の参考には、いまいちなりにくい。

２月のABT「マノン」については、発売当初から、ずっと、心が定まらなかった。
男性主役は無視できないと思う演目だが、３キャストの中では、前見たとき印象が良かったのが、スターンズだったし。でも相手はセミオノワだし。ケントは、近年の「Ｒ＆Ｊ」の演技が、好みじゃなかったし。ヴィシニョーワは、第一キャストだけど、どうかな～と思うしで。

さらに、２月の新国立「白鳥」。
一度、福岡雄大さんを見たいと思ってたけど。
でも女性の主役は、例えば長田さんとか、どうだろう？とか思っちゃうし。
そうすると、見ておきたいプリマと王子役の、どちらかを選んで決めないといけないし。

男女の主役二人が二人とも、自分の好みだといいなと思うけど。
それは分裂している事の方が、多い。
さて。

そういえば、いつの間にか、バレンタインデーの贈り物を考える時期に。
なんだか、慌しい。