フィギュアスケート、今回はテレ朝が放送なので、ちょっと見て、後録画。
まだ全部見てないんだけど。
【男子シングル】
ケヴィン!!!
何回跳ぶんじゃ~!?
ああああ、どうなることかと思った、凄かった!
国別対抗戦は、フィギュアでやってほしくなかった。また、この時期の開催で、各選手お疲れのようす・・・・、と思ってたのに。(テレ朝じゃなかったら、見なかったよ。)
レイノルズ選手だけは、出て来たときから、気合入ってた。
他選手同様疲れはありそうなのに、気力でカバーする気で居るのが見て取れて、はっとした。
この人は、技術の完璧さなら、四大陸の滑りが一番でも、表現は、このプログラムでは、今日が一番良かったのでは?。今日は、「振付の良さ」だけでなく、気合充分、心がこもってた。
レイノルズじゃなくっても、これが誰でも、こういう演技なら、見たい、と思う。魂込めて舞台に立つ。(「観客を味方につける」というのとは、違う。素晴らしいパフォーマンスだったから、良い観客が心を打たれて、素直に立った。)
さらに後半に、4回転ー3回転のコンビだけでも凄いのに、さらに2回転つけてキレもなくないし、とか。最後の最後まで、飛んで飛んで、技術も見せて、「出来る事は全部やる!」と言わんばかり。
演技後、氷上に大の字になって寝てた。あ、やっぱりこの人も、人間だったのね、スーパーマンかと思ったわ、みたいな気にさせて、面白がらせてくれた。精一杯やった!って気分が、皆にも自然に共有された。
でも、怪我しないでね、ってな。
★一方、前日トップのメンショフ、ロシアの30歳が、肩脱臼?の怪我。
無念のリタイアで泣けた。SPの演目は、ダンス、コンテ界のピナ・バウシュの作品を使った、フィギュアでは珍しい選曲だった。さすが芸術大国と思ったのに、FS残念。
★ジュベール選手のグラディエーター。順位は奮わない事は分りきってたけど、演技は素直に感動した。強く、優しい目をした理想の英雄。
私は以前は、ジュベールを、特に好きではなかったけれど。
どんなに頑張っても、今の採点方法では上位に食い込めない、素人の印象だけなら、ジュベールの方が、何人かの選手より上だったとしても。
そんな状況の中でも、いい表情で滑るジュベールと、だんだん追い詰められながら、劣勢の中で、負けるかもしれない戦いに挑んでゆく、古代の英雄の心。その二つが、ストーリー上、自分には一瞬、重なって見えた。
そしてまた、鍛え上げられた立派な体躯、ジャンプで感じる質の良い筋肉、全てが作品の表現に繋がった。高度な回転技にも、どこかゆとりを感じた。大人の落ち着き。
コントロール力の醸成する美しさ、というのもあるのだと、気づかされた。
昔はスパルタカスといえば、私には、バレエ界のウラジミール・ワシーリエフ(顎鬚が目立つ風貌で、ちょっと恐い。今の時代のイワン君じゃなくて、ソ連時代の昔の人。)や、氷上でグラディエーターをかつて演じた、ヤグディンのイメージだった。
が、体躯は男性的で立派でも、顔がもっと優しい、この正統派美男のジュベールのグラディエーターを見て、今はこういう風貌の方が、この役のイメージに、変わりつつある。
作品のイメージを膨らませてくれたと言う意味では、順位以上に良かった。
って、男子全部まだちゃんと見てないけど。ざっと急いで流してみただけ。
【ペアSP】
こないだの世界選手権では、深夜に放送されてて、内容はレベルが高く、気の毒な気がした。日本人選手がシングルで上位だから、仕方ないのか(?)
今回はゴールデンタイムに登場は良かったが、1位とかだけ放送。で、1位のロシアのペア、
ボロソジャール&トランコフ、演目が「ゴッドファーザー」。マフィアのボスと情婦に見える。作品世界の登場人物を想像させる男女で、演技がシングルの人たちより、プロっぽくて良かった。
(別に今更下げるわけじゃないけど、以前のヨナ選手の「007」は、ありがちだけど、素人のまねごとっぽくて、ああいうのは、彼女に限らず、私はダメ。それにボンドガールはもっとスタイル良くないと。)
昔のロシアのペアで、上品なのや芸術性の高いのは、幾つもいい演技があった。ので、こういう映画を題材にした、軟らかい作品で、ボロソジャール&トランコフが、味が出せ個性が見せられたのは、良かった。
女性のボロソジャールの衣装。空いた背中のセクシーさ、幾重にも重ねたネックレス、やくざの情婦の派手さと妖艶さ。他のペアに、もっと美人はいるので、この情婦ポジションは、ボロソジャールに似合って見えた。そしてトランコフ、このマフィアの男の雰囲気合ってて、フリーの演目とかで見せる、普通に正統派の甘い二枚目の役の時と、どっちが素に近いのかしら?と、思った位。(このペアの、清純な役のも、クラシックなのも甘美で叙情的な作品も、好きだけど。)
清純な作品でも、或いは他のペアも、男女が演技上仲良さげで微笑ましいのは共通だけど、彼らの「ゴッドファーザー」での、細かい演技での、独特のあだっぽさとか、やくざな世界の男女独特の雰囲気が出せてて。ロシア人は、セクシーな表現は元々得意な国民性なんでしょうけど。
ペアとしての演技は、素晴らしい事は言うまでもないけど、シングルの人々がお疲れ気味で、ここに1位の選手が出なくても良いんじゃ?と思った中で、来て無事滑ってくれたのは、日本側には、ありがたかったかな?
ただ、やはり五輪で最高の演技を見せられるように、調整つけて欲しい気分が先に立つ。
五輪でも、最高の演技が出来たら、今日の好演の価値がもっと上がる、と言う所。
きてくれて、ありがとう。
★アイスダンスの優勝のひとも、いい感じだった。時間ある時じっくり見たい。
佐野稔、荒川静香、松岡修造、そしてテレ朝の実況、とエスコート役は、ばっちり(稔氏は、オモシロ系のバッチリ?!だけど。)のテレ朝。演技は世界選手権の直後だし、多少あれでも、笑って許して、の団体戦。
日本が誇れるのは、選手の話ばかり出るけど、海外の選手の演技に大きな拍手を送る、観客の目も。
例えばレイノルズにしても、ボロソジャル&トランコフにしても、或いは女子のソトニコワとかにしても、いい演技をした外国の選手への観客の反応見てると、海外の優秀な選手を自分の鑑識眼でちゃんと見て、味わって返礼できる観客、ってのも、誇れるのでは?、と思う。選手たちだって、分ってるのではないかしら。不自然に大げさなのは、あれだけど。狭い日本で小さくまとまるより、広い世界を見たい。
他、チャン選手は、点数は高くても、観客は拍手でも、自分に満足してない表情を見せてて、納得でした。世界選手権、最高の演技じゃなかったけど、1位だったし、ここに出ただけで大変だったでしょうから、お疲れ様、ってな。
あの位だと、観客が好意的でも、ジャッジが点数高めでも、何の慰めにもならない様子で、1位取ってる選手の当然のプライドなんでしょうかね。
高橋選手は、私的には滑り以上に、観客の目線の意味について考えさせられた演技だったんだけど、遅くなったので今日はこの辺で。
前日の振り返りが入った分、中位の選手が映してもらえてないのは、ちょっと残念だけど、視聴率とかスポンサーとかetc.あるので、こんなもん?。
まだ全部見てないんだけど。
【男子シングル】
ケヴィン!!!
何回跳ぶんじゃ~!?
ああああ、どうなることかと思った、凄かった!
国別対抗戦は、フィギュアでやってほしくなかった。また、この時期の開催で、各選手お疲れのようす・・・・、と思ってたのに。(テレ朝じゃなかったら、見なかったよ。)
レイノルズ選手だけは、出て来たときから、気合入ってた。
他選手同様疲れはありそうなのに、気力でカバーする気で居るのが見て取れて、はっとした。
この人は、技術の完璧さなら、四大陸の滑りが一番でも、表現は、このプログラムでは、今日が一番良かったのでは?。今日は、「振付の良さ」だけでなく、気合充分、心がこもってた。
レイノルズじゃなくっても、これが誰でも、こういう演技なら、見たい、と思う。魂込めて舞台に立つ。(「観客を味方につける」というのとは、違う。素晴らしいパフォーマンスだったから、良い観客が心を打たれて、素直に立った。)
さらに後半に、4回転ー3回転のコンビだけでも凄いのに、さらに2回転つけてキレもなくないし、とか。最後の最後まで、飛んで飛んで、技術も見せて、「出来る事は全部やる!」と言わんばかり。
演技後、氷上に大の字になって寝てた。あ、やっぱりこの人も、人間だったのね、スーパーマンかと思ったわ、みたいな気にさせて、面白がらせてくれた。精一杯やった!って気分が、皆にも自然に共有された。
でも、怪我しないでね、ってな。
★一方、前日トップのメンショフ、ロシアの30歳が、肩脱臼?の怪我。
無念のリタイアで泣けた。SPの演目は、ダンス、コンテ界のピナ・バウシュの作品を使った、フィギュアでは珍しい選曲だった。さすが芸術大国と思ったのに、FS残念。
★ジュベール選手のグラディエーター。順位は奮わない事は分りきってたけど、演技は素直に感動した。強く、優しい目をした理想の英雄。
私は以前は、ジュベールを、特に好きではなかったけれど。
どんなに頑張っても、今の採点方法では上位に食い込めない、素人の印象だけなら、ジュベールの方が、何人かの選手より上だったとしても。
そんな状況の中でも、いい表情で滑るジュベールと、だんだん追い詰められながら、劣勢の中で、負けるかもしれない戦いに挑んでゆく、古代の英雄の心。その二つが、ストーリー上、自分には一瞬、重なって見えた。
そしてまた、鍛え上げられた立派な体躯、ジャンプで感じる質の良い筋肉、全てが作品の表現に繋がった。高度な回転技にも、どこかゆとりを感じた。大人の落ち着き。
コントロール力の醸成する美しさ、というのもあるのだと、気づかされた。
昔はスパルタカスといえば、私には、バレエ界のウラジミール・ワシーリエフ(顎鬚が目立つ風貌で、ちょっと恐い。今の時代のイワン君じゃなくて、ソ連時代の昔の人。)や、氷上でグラディエーターをかつて演じた、ヤグディンのイメージだった。
が、体躯は男性的で立派でも、顔がもっと優しい、この正統派美男のジュベールのグラディエーターを見て、今はこういう風貌の方が、この役のイメージに、変わりつつある。
作品のイメージを膨らませてくれたと言う意味では、順位以上に良かった。
って、男子全部まだちゃんと見てないけど。ざっと急いで流してみただけ。
【ペアSP】
こないだの世界選手権では、深夜に放送されてて、内容はレベルが高く、気の毒な気がした。日本人選手がシングルで上位だから、仕方ないのか(?)
今回はゴールデンタイムに登場は良かったが、1位とかだけ放送。で、1位のロシアのペア、
ボロソジャール&トランコフ、演目が「ゴッドファーザー」。マフィアのボスと情婦に見える。作品世界の登場人物を想像させる男女で、演技がシングルの人たちより、プロっぽくて良かった。
(別に今更下げるわけじゃないけど、以前のヨナ選手の「007」は、ありがちだけど、素人のまねごとっぽくて、ああいうのは、彼女に限らず、私はダメ。それにボンドガールはもっとスタイル良くないと。)
昔のロシアのペアで、上品なのや芸術性の高いのは、幾つもいい演技があった。ので、こういう映画を題材にした、軟らかい作品で、ボロソジャール&トランコフが、味が出せ個性が見せられたのは、良かった。
女性のボロソジャールの衣装。空いた背中のセクシーさ、幾重にも重ねたネックレス、やくざの情婦の派手さと妖艶さ。他のペアに、もっと美人はいるので、この情婦ポジションは、ボロソジャールに似合って見えた。そしてトランコフ、このマフィアの男の雰囲気合ってて、フリーの演目とかで見せる、普通に正統派の甘い二枚目の役の時と、どっちが素に近いのかしら?と、思った位。(このペアの、清純な役のも、クラシックなのも甘美で叙情的な作品も、好きだけど。)
清純な作品でも、或いは他のペアも、男女が演技上仲良さげで微笑ましいのは共通だけど、彼らの「ゴッドファーザー」での、細かい演技での、独特のあだっぽさとか、やくざな世界の男女独特の雰囲気が出せてて。ロシア人は、セクシーな表現は元々得意な国民性なんでしょうけど。
ペアとしての演技は、素晴らしい事は言うまでもないけど、シングルの人々がお疲れ気味で、ここに1位の選手が出なくても良いんじゃ?と思った中で、来て無事滑ってくれたのは、日本側には、ありがたかったかな?
ただ、やはり五輪で最高の演技を見せられるように、調整つけて欲しい気分が先に立つ。
五輪でも、最高の演技が出来たら、今日の好演の価値がもっと上がる、と言う所。
きてくれて、ありがとう。
★アイスダンスの優勝のひとも、いい感じだった。時間ある時じっくり見たい。
佐野稔、荒川静香、松岡修造、そしてテレ朝の実況、とエスコート役は、ばっちり(稔氏は、オモシロ系のバッチリ?!だけど。)のテレ朝。演技は世界選手権の直後だし、多少あれでも、笑って許して、の団体戦。
日本が誇れるのは、選手の話ばかり出るけど、海外の選手の演技に大きな拍手を送る、観客の目も。
例えばレイノルズにしても、ボロソジャル&トランコフにしても、或いは女子のソトニコワとかにしても、いい演技をした外国の選手への観客の反応見てると、海外の優秀な選手を自分の鑑識眼でちゃんと見て、味わって返礼できる観客、ってのも、誇れるのでは?、と思う。選手たちだって、分ってるのではないかしら。不自然に大げさなのは、あれだけど。狭い日本で小さくまとまるより、広い世界を見たい。
他、チャン選手は、点数は高くても、観客は拍手でも、自分に満足してない表情を見せてて、納得でした。世界選手権、最高の演技じゃなかったけど、1位だったし、ここに出ただけで大変だったでしょうから、お疲れ様、ってな。
あの位だと、観客が好意的でも、ジャッジが点数高めでも、何の慰めにもならない様子で、1位取ってる選手の当然のプライドなんでしょうかね。
高橋選手は、私的には滑り以上に、観客の目線の意味について考えさせられた演技だったんだけど、遅くなったので今日はこの辺で。
前日の振り返りが入った分、中位の選手が映してもらえてないのは、ちょっと残念だけど、視聴率とかスポンサーとかetc.あるので、こんなもん?。