懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

観劇と、遅れてくる理解について

2012-10-09 01:53:18 | Weblog
先週は都合で、「オネーギン」公演に行けなかった。舞台写真を見て、舞台を偲んだ。エヴァン・マッキーは、見かけがオネーギンっぽい。

それにしてもオネーギンの気持ちは、私にはなかなか分らない。
つまらないことで、親友と決闘して殺してしまい、その慙愧の想いで後半生を生きる男・・・。

一方、「白鳥の湖」については・・。

今年の夏休みに彼氏と待ち合わせしてる時に、ふっと、思った。
あの第3幕(或いは2幕1場)の黒鳥のパ・ド・ドゥのアダージョで、ジークフリート王子がオディールに近づいていくシーン。男性が女性に魅力を感じて近づいて、寄っていくと彼女はよけて、王子は女性に違和感や齟齬を感じて後ずさりする。

男と女の関係性の距離が、縮まったり開いたりする、と言うことを象徴しているシーンなのだけど、今までは客観的にしか見てなかったのだけど、

あれって、自分がつきあってる男に、そういう思いをさせてきたことが、過去に何度もあるんだ!と、急にリアルに気づいた。冷や汗モノ。

相手が期待して、幻想が膨らんで寄って来る所で、あるまじき水を差すような態度って、結構取ってた気がする。今にして思えば・・。

今更気づいても、何だけど。
「白鳥の湖」なんて、幾度となく観てきたのに、ず~っと、分ってなくって、
それが最近になってやっとわかった。

・・・だから、長く生きてれば、オネーギンの気持ちも、いつか分る日がくるだろうか?



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森と草原

2012-10-09 01:47:12 | Weblog
ロンシャン競馬場って、「深い森」を思わせた。

色彩感も日本のとは異なってて、あちらの水彩画みたい。

それと比べると、東京競馬場は、爽やかな風の吹きぬける「草原」の趣き。

文化の違いかしら。

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