懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ムハメドフ&針山「オネーギン」

2009-09-15 10:12:35 | バレエ
8月10日、目黒パーシモンホール。イレク・ムハメドフ&針山さんによるバレエ「オネーギン」(ムハメドフ振付)が上演されたとのこと。

私は知らなくって、行ってなく、もったいないことをしました。

ロシアの国民的作家プーシキンの名作「エウゲニー・オネーギン」は、プーシキンの立場からいって、まず、ロシアンが演じるべきなのに、バレエではクランコが振付けたために、「ロシア人以外によるオネーギン」を、私は見せられてきました。

内容的に全く納得できず、ぜひ演技力のあるロシア人ダンサーの踊りを見て、雪辱したいと願ってきました。ムハメドフはタタール人ですが、かつてはボリショイバレエ団のトップスターであり、亡命後ジャンプの高さを失った後、そしてマクミランの死後の最晩年にも、演技力は客席を覆い尽くすものがあったと聞いてます。

「オネーギン」「プーシキン」というと、さいとうちほのマンガ「ブロンズの天使」が、プーシキンの永遠の青春の塊みたいなエネルギッシュな本質に、屈託ない筆致で迫ったと思ってます。

それに比しても、バレエの「プーシキン」には、大きな不満があったので、ムハメドフ見たかったです。彼なら、きっと目から鱗の名演を見せてくれた事でしょう。次はあるのかしら?

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