懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ウィーンフィル新年コンサートとバレンボイムの平和祈念

2009-01-05 23:41:28 | Weblog
巨匠バレンボイム指揮、というので一応見たら、アラ、今年もバレエはマラーホフ&ウィーン国立歌劇場バレエ&ウィーンフォルクスオーパーなのね、なんて呑気に見ていたけれど。

このバレンボイムって、…凄い人なのね。
オペラ指揮者の割に、バレエ指揮もうまいひと、と思っていたけれど。
それだけじゃ、なかった。

私は知らなかったけど、イスラエルの人とバレスチナの人だかの混成メンバーのオケを組織してるとか。NHKの新年恒例ウィーンフィルニューイヤーコンサートの番組内で、解説していた。

凄いこと思いつくのね。
こういうひとが、ニューイヤーコンサートの指揮台に立つって、画期的だと思った。

華やかな新年の祝いの座。その中にこういう殊勝な主張のある人が入ることで、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートも、(イスラエルとパレスチナの問題って、一筋縄ではいかない難しいものだけど)ああいう解決が見えにくい紛争地域への平和祈念の意味合いも加味され、芸術の場の意義が深まったというか。

あれを見て、逆にボリショイ日本公演「明るい小川」に何が欠けていたのか、思い出した。旧ソ連の話なわけだけど、「それをなぜ、今、この日本でやるのか」という「現在性」の視点。(そこまで求めてないのだと、判り切っているから、それを判ってる人は口にしなかったのでしょうけど)

バレンボイムって、音楽の天才だけじゃなく、随分と志の高いことする人なんだな~と、驚き感心していたけれど。

その翌日、ガザ地区をイスラエルが空爆の話。
そして今日も、そのエリアの紛争の話。

バレンボイムの話をしってすぐだったし、今日はニュース見ながら泣き入ったによって。(って、おめ~が泣いても何の解決にもならんわ、と心の中の自分が言った)

指揮者氏の願いが、届くと良いな。

あ、なんかコンサートの内容の話からずれたな。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする