懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

テレビで映画鑑賞「蝉しぐれ」

2007-08-26 23:59:38 | Weblog
作ってる人には申し訳ないけど、自分はライブ派で、この位の映画は映画館にまで

行っては見ないと思う。社会人は時間に追われているのです。

よって、テレビでやってくれると有難い。

主役の市川染五郎はそりゃ、「出口のない海」の市川海老蔵よりは巧かったけど、

主役としてはあの位出来て当然、クラスの演技。(でも感動できてる単純な自分)

とにかく木村佳乃がとても美しい。

彼女の美しさを発揮するための映画と言っても過言ではないくらいに。

映画は、「女優で決まる」とか、女優のためにある、という考え方があって

(不賛成な方もあろうが)

久々に、そういう「映画を統べる」女優の美しさを見た気がした。

木村佳乃も、テレビドラマでは捻った役、もっとあくの強い美人の役が印象に残る

んだけど、「蝉しぐれ」のような王道をいく正統派ヒロイン役を過不足なく見事に

演じるのって、意外と簡単ではないのではと思う。

美しさに感動した。

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米映画「ヒロシマナガサキ」

2007-08-26 23:43:40 | Weblog
どうもこの夏は戦争ものづいていて、

わけても、ぐうの音も出ぬほど映像でノックアウトしてくれたのがこの映画の

ドキュメンタリー映像。

といってもちゃんと見たわけでなく、遅い夕食とりながらテレビにニュースものを

見ていたら複数の局でこの怖すぎる映画をとりあげていて、食事の合間になんとも

恐ろしい映像を見てしまった。

内容は怖すぎてとても描写できない。原爆投下直後の被害に会った人々の映像。

原爆の史実を知らぬわけではないし、写真や白黒映像は少し見た覚えがあるけれ

ど、もっとハードに恐ろしすぎる映像だった。書けない。怖すぎて。

事実の重さに「正視に耐えぬ」というも憚られる。

いや、チラッと見るのも辛い代物だが、この被害者の心情を思うと正視に堪えぬと

いう言い草も無神経すぎるので、そうは言えないのだが、ご飯食べてて見るとちょ

っとドッキリでした。

これをアメリカで上演した人は偉い。

「原爆投下は必要だった」とかなんとか勝手に言ってるアメリカの若者と、言わせ

てる教育に、「一歩立ち止まって別の視点から考えてみる」契機を与えたに相違な

い。

報道されたニュースのほうでは、かわいい顔の男の子が、原爆投下で一瞬にして

「こんな顔で生きていたくない」と母に言うような顔に変貌した話も伝えていた。

受苦。

江原さんとか「気づき」とかってよく言うけど、多少の困難は気づきや学びの機会

かもしれないけれど、いったいどうして、どのようなプログラミング(?っていう

のか?)で、いや、どのような天の意思(なんてものはないのか)によってこのよ

うな受苦を引き受けて生きる理不尽極まりない人生があるのか。

私のような小さな存在にはそれがわからないし、

それでもこの人は、死なずに、大いなる痛みを背負った半生を生き続けたのかと思

うと・・・・くだらない話ですが私は仕事のストレスが吹っ飛んだ。

ああ、疲れた~と帰ってきて、ほっとした日常の一こまに、風穴を開けてくれる、

ピンポイント映像でした。

「ヒロシマナガサキ」怖すぎる。



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