想風亭日記new

森暮らし25年、木々の精霊と野鳥の声に命をつないでもらう日々。黒ラブは永遠のわがアイドル。

雪まみれ、結界

2010-01-15 00:14:29 | Weblog
今年初の記事、トップはやっぱりこの方、風の谷の親分でございやす。
おひさ~でやんす。
雪、雪、雪、日本列島のちょうどどまんなかあたり福島県檜枝岐村は積雪量が2メートル
近くらしい。そこから山二つ越えたあたり(かなりアバウトだけど)の国有林の麓、風の谷も
もうすっかり雪まみれですよ。
どうです、いいでしょう、雪まみれ。

だーれも来ません。さすがに道に迷って入り込んでくる人もいません。
役場の人も今年は経費節減らしく除雪をしぶって、いやケチってきませんね。
おかげで静か、鳥と猫が来るくらいです。猟師の姿も見えません。

昼夜続いた吹雪で車が凍りついたのは不覚でした。JAFを呼ぶしまつです。
JAFが一台やってきたのはきたんだけれど、首を横にふるだけの人でした。
しばらくして本隊から参りまーす、しばしお待ちをーと電話がありました。
ってことは、あの首フリにーさんはウソモノ? いえ、下請け? しゃあないね。
で、しばらくってどうなのよ? と思っていたけど。
しつこくいじって車が直ってしまった頃にレッカー移動もオーケーよというJAFさんが
堂々現れました。いやー、直りましたか、ワリーワリーってな調子で。
せっかくだからといろいろ見てくれて、あたりの景色も見てくれまして、いやーいやー
としきりにうなづいて「いやー、いいとこだわ!」と笑顔で帰っていきました。
どうして? って感じです。
雪が福島現地人にも珍しいのか? みちのくの人なのに?
そうか、町なかに住んでいて、アスファルトで融雪するから雪まみれにはなれないのだなあ。



気分は「ひとり永平寺」、山奥に閉ざされるのは理想であります。
こういう日は旧事記に没頭するか座禅をするか、おしるこ食べるか、いずれにしてもしあわせの極地。
とにかく静か、いいです。
たとえ明日もあさっても雪雪雪で車が再び三たび凍って、山を降りれないとなっても
それはそれ、しかたがないことで、となるわけです。
雪が結界を作ってしまったわけで。
都へ戻らないのは決して我一人わがままになせることにあらずして。

いやなに、俗世を離れて草衣の心を知るって書き始めたブログでしたが、都会と行ったり
来たり、来客も絶えずなのでとんと離れず覚らず、二年も過ぎて歳だけとる始末で。
そこへ今年は予報を裏切って大雪。
雪ならば音も消え、俗臭も消えようと、これまた他力本願的な思いつきで、うさこは
あいかわらずでございます。

またとびとびになりますが、今年もよろしくお願い申し上げます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする