先日、友人が日本語の本を送ってくれた。久しぶりに日本語の小説を読んだ所、ここのところ英語を勉強しなければ!、と無理をして英語本ばかりに触れているうちに、私の英語力ではただ文章を追うことだけに気を取られ、脳みそがその文章の意味する所を何も考えなくなっていた事に気がついた。日本語で本を読むと、脳みそが明らかに活性化され、本に触発されて、いろいろなことを考える事ができる。
英語力を上げるためには、ここを我慢して英語の本を読み続けるべきなのかもしれないが、自分の精神衛生も考えて、本の内容に集中できる、という理由で少し自分を甘やかしてみることにした。
Amazonでの購入&友人からの贈り物。まずは「東京難民」。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334927521
これは書評を見て購入を決定。自分よりは大分若い世代ということもあって、主人公の立場になる、というよりは、人生の儚さというか、いつ何によって人生が変わってしまうかもしれない、という漠然とした不安を共有。
次いでこれも書評を見て購入した「別れの時まで」。
http://www.amazon.co.jp/%E5%88%A5%E3%82%8C%E3%81%AE%E6%99%82%E3%81%BE%E3%81%A7-%E8%93%AE%E8%A6%8B-%E5%9C%AD%E4%B8%80/dp/4093863024
前半と後半で印象が少し変わる。主人公はまだ40歳だけれど、著者の蓮見圭一氏は1959年生まれ。それで後半の文章が書かれた理由に合点が行った。そして、昔お世話になった方の事を思い出した。その方の世代に近い。
前半、後半それぞれに思い出す事があり、書評などを見て予想していたより複雑な思いが交錯した本となった。
3冊目は友人が送ってくれた「ジェノサイド」。
理系の私からすると、ちょっと気になる所も多く、Amazonでの評価にばらつきがあるのも理解できた。まあ、エンターテイメントと思えば、3つの場面が織りなす3部合唱をそれなりに楽しめるか。
今回、友人からは他にも「魔女の目覚め」上下巻を送っていただいたし、自分では「失われた時を求めて」全13巻も購入した。暫くは読む本に困らない。でも、本当は英語の本を読まなければいけないのに。。。(泣)