カンスの背の上で

たまには火を吹け! カンス! ほれほれ!
              (ボッ!) 

原点は枝雀師匠さ。

2006-05-02 22:14:26 | 竜の書斎


 我が心の師 桂枝雀師匠が 他界されて 久しい。

 ふと…心の底から笑いたいと思って…
 衝動的に DVDを3枚ほど購入したのでした。

 う~ん やっぱり 素晴らしい。 爆笑王に相応しい熱のこもった高座である。

      ニョーボーと二人で3枚のDVDを一気に見終わったとこです。

 CDは全部で30枚余り持っている。
 レーザーディスク(死滅語)も1枚だけある。(つぼ算だったかな?)
 テレホンカード(死滅語)もある。記念の手ぬぐいも数本ある。
 
     生粋の枝雀教徒を自認している 小生だが…
     なぜか 今まで DVDは 購入しなかった。

     DVDが一般化した時代と 師匠が他界された時代が
     重なっていたからだろうかね?
     なんだか 画面の中で元気に飛び跳ねる師匠を見るのが辛かったのだ。
                今思うと そんな気がします。

 そんな小生も ついにDVDを買ってしまった。
 アマゾンで検索すると 30作以上が発売されている。
 う~ん  一気に揃えちゃうんでしょうね。ここまで来たら…
 一枚4000円として…30作だと 12万円か。
     まっ いいかな。 それだけかけても 揃えたくなるのが…
     師匠の偉大なところだしね。

 授業で 笑いが 欲しいとき… ほんのちょっとだけ
 師匠のネタを拝借する。 師匠の顔つきを真似てみる。
 下手な小生が 真似ても 教室は大爆笑になる。
     師匠の偉大な一面が 浮かび上がる瞬間である。

 ********************************************
  
 最近… 自分の授業って つまらないんだろうな…と思い始めた。
 いつも 生徒が眠そうな目をしている。 
 それを横目で見ながら あえて無視して バンバン進むのも 辛いものだ。

 今日は 連休直前。生徒も教師も気合の入らない1日である。
 こんな日は 思い切って はじけてみようか? そう思ったのであった。
 朝 車の中で 師匠のCDを聴いた。 
 テンションを無理やり上げて…授業に臨んだ。

    1年の授業…最初っから 最後まで ほとんど馬鹿話。
    黒板には 2行だけしか 書かなかった。
    生徒は目に涙を浮かべるほど 大笑い。
    まるで 師匠の高座のような 1時間であった。
    しかし…嬉しい反面 虚しさも残る。
    落語家もどきとしては合格点だが 教師としては イマイチなんである。
    
    これじゃ~いかん。と思い直して 3年生の授業
    笑い半分 授業半分に 調整してみる。
    う~ん。どっちつかずだ。 笑いも授業も不完全燃焼だね。
    やっぱ 笑いなんか気にせずに 進んだほうがよかったかな?

    もうひとつ 3年生の授業
    試しに 淡々と進んでみる。どんどん進んでみる。
    生徒…意識喪失寸前…
    こっちが我慢できなくて 途中で 師匠ネタ導入。
    生徒 大笑いで 目が覚める。効果抜群のカンフル剤である。
    でも ちょっと 悔しい。俺の話芸で 目を覚ましたのではない。
    師匠の偉大さで 彼らの目が覚めたのである。勝てぬ。

         いや~ 笑いの世界は 奥が深いな。
         小生ごときが 師匠の真似をしても… 所詮、猿真似だな。
         コピーは原作を越えられぬ。

         ははは。師匠! 小生はまだまだ修行が足りないようです。
         DVDを買いこんで 修行に励みます!

         ははは。こんなことを書くと、
         天から師匠の声が聞こえてきそうだ。
         「じゃまくさいから やめときぃ~」ってね。

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