我が心の師 桂枝雀師匠が 他界されて 久しい。
ふと…心の底から笑いたいと思って…
衝動的に DVDを3枚ほど購入したのでした。
う~ん やっぱり 素晴らしい。 爆笑王に相応しい熱のこもった高座である。
ニョーボーと二人で3枚のDVDを一気に見終わったとこです。
CDは全部で30枚余り持っている。
レーザーディスク(死滅語)も1枚だけある。(つぼ算だったかな?)
テレホンカード(死滅語)もある。記念の手ぬぐいも数本ある。
生粋の枝雀教徒を自認している 小生だが…
なぜか 今まで DVDは 購入しなかった。
DVDが一般化した時代と 師匠が他界された時代が
重なっていたからだろうかね?
なんだか 画面の中で元気に飛び跳ねる師匠を見るのが辛かったのだ。
今思うと そんな気がします。
そんな小生も ついにDVDを買ってしまった。
アマゾンで検索すると 30作以上が発売されている。
う~ん 一気に揃えちゃうんでしょうね。ここまで来たら…
一枚4000円として…30作だと 12万円か。
まっ いいかな。 それだけかけても 揃えたくなるのが…
師匠の偉大なところだしね。
授業で 笑いが 欲しいとき… ほんのちょっとだけ
師匠のネタを拝借する。 師匠の顔つきを真似てみる。
下手な小生が 真似ても 教室は大爆笑になる。
師匠の偉大な一面が 浮かび上がる瞬間である。
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最近… 自分の授業って つまらないんだろうな…と思い始めた。
いつも 生徒が眠そうな目をしている。
それを横目で見ながら あえて無視して バンバン進むのも 辛いものだ。
今日は 連休直前。生徒も教師も気合の入らない1日である。
こんな日は 思い切って はじけてみようか? そう思ったのであった。
朝 車の中で 師匠のCDを聴いた。
テンションを無理やり上げて…授業に臨んだ。
1年の授業…最初っから 最後まで ほとんど馬鹿話。
黒板には 2行だけしか 書かなかった。
生徒は目に涙を浮かべるほど 大笑い。
まるで 師匠の高座のような 1時間であった。
しかし…嬉しい反面 虚しさも残る。
落語家もどきとしては合格点だが 教師としては イマイチなんである。
これじゃ~いかん。と思い直して 3年生の授業
笑い半分 授業半分に 調整してみる。
う~ん。どっちつかずだ。 笑いも授業も不完全燃焼だね。
やっぱ 笑いなんか気にせずに 進んだほうがよかったかな?
もうひとつ 3年生の授業
試しに 淡々と進んでみる。どんどん進んでみる。
生徒…意識喪失寸前…
こっちが我慢できなくて 途中で 師匠ネタ導入。
生徒 大笑いで 目が覚める。効果抜群のカンフル剤である。
でも ちょっと 悔しい。俺の話芸で 目を覚ましたのではない。
師匠の偉大さで 彼らの目が覚めたのである。勝てぬ。
いや~ 笑いの世界は 奥が深いな。
小生ごときが 師匠の真似をしても… 所詮、猿真似だな。
コピーは原作を越えられぬ。
ははは。師匠! 小生はまだまだ修行が足りないようです。
DVDを買いこんで 修行に励みます!
ははは。こんなことを書くと、
天から師匠の声が聞こえてきそうだ。
「じゃまくさいから やめときぃ~」ってね。