墨汁日記

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徒然草 第百七十二段

2005-12-22 20:53:53 | 徒然草
 若き時は、血気内に余り、心物に動きて、情欲多し。身を危めて、砕け易き事、珠を走らしむるに似たり。美麗を好みて宝を費し、これを捨てて苔の袂に窶れ、勇める心盛りにして、物と争ひ、心に恥ぢ羨み、好む所日々に定まらず、色に耽り、情にめで、行ひを潔くして、百年の身を誤り、命を失へる例願はしくして、身の全く、久しからん事をば思わず、好ける方に心ひきて、永き世語りともなる。身を誤つ事は、若き時のしわざなり。
 老いぬる人は、精神衰へ、淡く疎かにして、感じ動く所なし。心自ら静かなれば、無益のわざを為さず、身を助けて愁なく、人の煩ひなからん事を思ふ。老いて、智の、若きにまされる事、若くして、かたちの、老いたるにまされるが如し。

<口語訳>
 若い時は、血気内に余り、心物に動いて、情欲多い。身を危めて、砕け易い事、珠を走らせるに似てる。美麗を好み宝を費し、これを捨てて苔のたもとにやつれ、勇む心盛んで、物と争い、心に恥じうらやみ、好む所日々に定まらず、色にふけり、情を愛で、行いを潔くして、百年の身を誤り、命を失う例願い、身の全く、久しいだろう事をも思わず、好きな方に心ひかれて、長い語り草ともなる。身を誤る事は、若き時のしわざだ。
 老いた人は、精神衰え、淡くおろそかで、感じ動く所ない。心自ら静かならば、無益のわざを為さない、身を助けて愁なく、人の煩いない事を思う。老いて、智の、若いにまされる事、若くて、かたちの、老いたのにまされるが如し。

<意訳>
 若いチンコは、血の気が内にあまり、心が動揺して欲情することが多い。
 極めてもろく砕け易い事は斜面でタマを転がすのに似てる。
 美形を好み金を費し、これを捨てて苔のふもとにしけこむ。勇気百倍でマンコと格闘し、恥じつつも望み、好む穴は日々定まらない。色にふけり、情に流される。
 行いを正しくして120年は生きられるはずの身をおろそかにする。命を失うことすら願い、自分を長生き出来る生き物とも知らずに、好きな方に心ひかれて、伝説となる。このように身を誤るのは、若いチンコのしわざだ。
 老いたチンコは神経が衰え、あわくおろそかで、感じて動くこともない。心は静かで、無益のわざを為さず、チンコを助け悲しみもなく、相手が満たされる事を思う。
 老いたチンコは技で若いチンコに勝ち。
 若いチンコは形で老いたチンコに勝つ。

原作 兼行法師


木曜

2005-12-22 06:05:01 | 携帯から
毎日、暗いうちに出勤して、日が暮れてから帰ってくる。いつ見ても自分の住む街が暗いのは、なんだか変な感じだ。闇の街から来た闇の住人にでもなったみたいだ。今朝は雲が多いが月が出ている、晴れ。