墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

しろくろ

2005-12-10 21:57:42 | 駄目
 昨日は美空ひばりの「東京キッド」を観た。
 今夜は、レンタルしてきた「刑務所の中」を観る。
 思うのだけど、白黒しか手段がなかった時代の人が撮った白黒映画には「色」を感じる。
 最近の人が撮ったモノクロ映画はたんなるモノトーンだ。
 目が慣れると、昔の白黒映画には、天然色にもかなわない豊かな「色」がある。 


徒然草 第百五十六段

2005-12-10 21:50:01 | 徒然草
 大臣の大饗は、さるべき所を申し請けて行ふ、常の事なり。宇治左大臣殿は、東三条殿にて行はる。内裏にてありけるを、申されけるによりて、他所へ行幸ありけり。させる事の寄せなけれども、女院の御所など借り申す、故実なりとぞ。

<口語訳>
 大臣の大饗は、しかるべき所を申し請けて行う、常の事だ。宇治左大臣殿は、東三条殿にて行われる。内裏であったのを、申されたによって、他所へ行幸なされた。さしたる縁のゆかりなくとも、女院の御所など借ります、故実なのだ。

<意訳>
 大臣に任命されたお祝いや、大臣主催の宴会は、しかるべき所を申し請けて行うのが世の常である。
 宇治左大臣殿は、東三条殿に人を集めて宴をひらいた。ここは天皇の内裏であったが、大臣からの申請があって天皇は他所へ移動なされた。
 さしたる縁もゆかりもなくても、皇后陛下の御所なども借ります。それが故実だ。

<感想>
 この段は短いけれど、歴史的に考証すると、とんでもなく難しい話だ。
 でも、今日も疲れているので、面倒くさいのはかんべん。
 兼行は、この段に書かれた大臣の行動を正しい事だと思って書いているわけではない。
 本来なら、天皇の臣下に過ぎないはずの大臣の天皇をむげにした行動に対するイヤミで、わざと「故実」だとかなんとか書いているのだ。

原作 兼好法師 


ラーメン

2005-12-10 21:48:12 | 駄目
 映画「タンポポ」を観て以来、ラーメンの汁は残らずススルをモットーとしてきたが、体調の悪いときはラーメンの汁を体が受け付けない。
 今日は疲れた。
 仕事帰りに、立川のラーメン屋で、頑張った自分へのご褒美に角煮ラーメンとビールを注文したが、疲れで体がへたっている。脂っこいものを体が受け付けない。
 麺と角煮で、すでに体がギブアップする。吐きそうだ。汁までは残さず飲めない。
 ラーメンは大好きなんだが、たまにこういう事がある。好きなんだけど、食えるはずだと、いざ注文して目の前に来たら、体が受け付けない。
 へたってんな~。俺。