墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

2005-12-12 19:43:53 | 駄目
 今から「オペレッタ狸御殿」を観ながら寝る。外しそうな予感がしつつも少しだけ楽しみ。
 おふくろは歯を磨いて、これから病院に行く。


徒然草 第百五十八段

2005-12-12 19:35:33 | 徒然草
 「盃の底を捨つる事は、いかが心得たる」と、或人の尋ねさせ給ひしに、「凝当と申し侍れば、底に凝りたるを捨つるにや候ふらん」と申し侍りしかば、「さにはあらず。魚道なり。流れを残して、口の附きたる所を漱ぐなり」とぞ仰せられし。

<口語訳>
 「盃の底を捨てる事は、いかが心得る」と、或人が尋ねられたのに、「凝当と申しませば、底に凝ってるのを捨てるからでしょうか」と申しましたらば、「そうではない。魚道だ。流れを残して、口のついた所をそそぐのだ」と仰られたぞ。

 <意訳>
 酒を飲んで盃をまわす時に、盃の底に残った酒を捨ててから、他人に盃を渡すという作法がある。
 ある日、ある時、ある場所で、ある人に聞かれた。
「盃に残る酒を捨ててから、人に盃を渡す事をいかが心得る?」
「その作法は、凝当と申すようでございます。たぶん底に凝り固まった酒を捨てるからでございましょうな」
「違う! 凝当ではなく魚道だ! 流れをつくり、口がついた部分をそそぐのだ!」

<感想>
 酔っぱらいの戯言である。

原作 兼好法師


入院

2005-12-12 18:57:49 | 駄目
 運気が低迷するのか、誕生日の11月13日ぐらいから年末にかけて起きた出来事は必ず悪い結果に終わる。盗難にあったり事故ったりするのも、どういうわけだか必ず年末だ。
 去年は、生まれてはじめて彼女が出来て浮かれてしまい、その事を忘れて年末に転職して、結果、彼女も職も失った。
 
 今年は、無事に終わりそうだと、少し気を抜いていたら、おふくろが血まみれの点滴の針とチューブを右腕に刺したまま、夕食の用意をしていた。
「これから一週間ほど入院するの。荷物取りに来たから、お父さんの事よろしくね」

 今は、妹に自分がいない間の指示事項を伝えている。
 おふくろは弱い女だ。駄目だとあきらめたとたんコロっといきそうだ。親父より先に死ぬ事はなさそうだと思っていたが、どうであろうか。俺にはわからない。