墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

朝酒

2005-12-18 08:50:54 | 駄目
 朝の散歩に出かける。
 風が強い、風が吹き荒れて枯れ葉がボソボソカリカリと舞い上がり移動する。その音が雨音のようだ。
 矢川緑地に行くと水たまりに氷がはっていた。なんかすごいよねと感動する。

 帰りにコンビニでビールを買う。早くから起きすぎたので今からビールを飲んで寝る。なんだか幸せだ。


苦手

2005-12-18 08:34:16 | ブログの仕方
 他人ところのブログはどうも苦手だ。勝手がわからないから勝手にできない。
 俺のやっている「徒然草」の解読がほかのブログで紹介された。ついうれしくなってお礼のコメントを送りたいのだけどそのブログの会員でないとどうやらそのブログにはコメントできないらしい。
 トラックバックならたぶん出来るだろう。
 恥ずかしいけど、なんて口ばかりで恥なんか捨てているので、ここにコメントを書いて送っておこう。

「トラックバックありがとうございます。俺のやっている事は勉強の役にはたちませんが、紹介されて正直うれしかったです。読んでくれている人がいるんだと安心しました。古典の勉強頑張って下さい。」

 ということです。


徒然草 第百六十四段

2005-12-18 06:42:47 | 徒然草
 世の人相逢ふ時、暫くも黙止する事なし。必ず言葉あり。その事を聞くに、多くは無益の談なり。世間の浮説、人の是非、自他のために、失多く、得少し。
 これを語る時、互ひの心に、無益の事なりといふ事を知らず。

<口語訳>
 世の人おたがい会う時、しばらくも黙止する事ない。必ず言葉ある。その事を聞くに、多くは無益の談である。世間の浮説、人の是非、自他のために、失多く、得少ない。
 これを語る時、互いの心に、無益の事だという事を知らない。

<意訳>
 世の多くの人、出会うと黙ることない。必ず会話がある。その話を聞けば、多くは無益な話である。世間の噂に知人の評価。会話する二人の為になるような話でもない。
 こうした無駄話をしている二人の心のうちには、無益な会話だという自覚がない。

<感想>
 俺も世間話は苦手なんだが、この段の兼行みたいに井戸端会議に花咲かす人達をバッサリ一刀両断みたいなことは、なんか気の毒で言えない。だいたい、そうまで言うならどんな話が無駄話なんだかをハッキリさせないとね。
 ところで。
 パチンコに少しだけハマっていた時期がある。
 パチンコをおぼえて、はじめて一人でパチンコ屋に足を運んだ日だったかな。千円ほどつっこんだら三千円ほど稼いだ。それでパチンコが面白いと思った。パチンコ台の前に座っているだけで実質にして二千円のもうけかよ、おいしいじゃんてなもんだ。
 それから、原付で国分寺のパチンコ屋まで通うようになったのだけど、そのうち、プラスマイナスで考えたなら、なんか俺の方がパチンコ屋よりも損しているような気がするなと気がついた。ルールが単純なゲームは、馬鹿だから好きなんだけど、さすがにパチンコはルールが単純すぎる。パチンコ台の前でタバコくわえて黙って座っているだけというのが、なんとなく時間の無駄に感じられた。それで、色んな事を考えてヒマをつぶそうと思うのだけど、なにぶんパチンコ屋の店内は大音量の軍艦マーチで、店員はコアラのマーチとマイクでがなりちらしているから、自分の世界にひたってモノを考える事ができない。パチンコ屋の騒音に心も頭も流され、気がつくと無為にパチンコ台の前に座っている自分がいる。
 パチンコは俺には時間の無駄だ。俺にはむかない。パチンコ台の前にずっと座っているのなら、道路工事の警備員のバイトでもして道路に突っ立っていた方がずっといい。確実に時給ももらえるしな。
 パチンコやパチスロが好きな人ってのは、騒音にも流されない強靭な精神力を持った人か、静かにものを考える事が嫌いな人かの、どちらかなんだろう。とにかくパチンコ屋は俺には騒々しすぎる。

原作 兼好法師


日曜

2005-12-18 05:05:57 | 日常
 今朝は4時に目が覚める。
 運送屋の頃の夢をみていた。
 子豚を二匹運んでていたら途中で子豚が脱走。あわてて徒歩で追いかけて、やっとのことで駅前で二匹を捕獲。すぐに依頼主のマダムに電話をすると、人をやるからそこにいなさいと言われる。
「警察に紛失届などは出していないでしょうね」
「はい」
「くれぐれも警察には知られないように」
 なんか、ヤバいブタだったらしい。
 その後に運送屋の社長に電話をすると、すぐそこまで子豚を探しに来ているから、そこにいるようにと指示される。なんか、みんなに迷惑をかけてしまった。
 待っていると、すぐに社長が警官を二人引き連れてやってきた。
「いやー。良かった、お客様の大切なお荷物が見つかって。おまわりさんにまで協力してもらちゃったよ」
 やばっ。警察には知らせるなって言われてるのに。社長の耳元に寄り、警官に不審げに睨まれながら小声で耳打ちする。
「社長、やばいですよ。お客様にはくれぐれも警察には知らせるなと言われているのに」
 なに内緒話をしているんだと怪しげに俺らを睨む警官にむかって二人で愛想笑いをした。子豚から警官の注意をそらさなければならない。

 目が覚めて、ベランダに出てみると月明かりでベランダの打ちっぱなしのコンクリートが白く輝いている。見上げると、頭上に白くて丸い月が浮かぶ。
 台所で水を飲んで部屋に戻りコンピュータの電源を入れる。