ドリーム 2(セカンド)

長坂徳久が語る夢教育(ときどき日常)

OB

2013年06月15日 04時24分28秒 | 教育・指導法

きらくゆで、後ろから声をかけられた。

「長坂先生!」

若い男の子だ。

しばらくして、気づいた。

「Sか?」

「はい。お久しぶりです。」

高3になる元橋本西の拳士だ。

部活でレスリングをしていると聞いていた。

体格も立派になっていたが、受け答えも立派になっていた。

「立派になったなあ!」

「いえ、そんなことありません。」

と。

なんと、日曜日の県大会を見に来るつもりをしていたとのこと。

 

彼が小学生のころ、こんな会話をしたことがあった。

長坂「先生だって少林寺拳法を辞めることもないとは言えないよ。」

S「長坂先生が辞めたら、俺も辞めるな。俺は長坂先生やからやっているんやもん。」

うれしい言葉だった。

中学になり、彼の家庭は大変な状態になった。

彼は荒れた。

もう、少林寺拳法は休んでいたが、たまに呼び出して、一緒に勝一へ寿司を食いに行ったりした。

そして、高校進学。

連絡は途絶えていた。

心配はしていた。弟も橋本西の拳士だった。(二人とも家庭の事情で遠くへ引っ越したのだ。)

 

今日、3、4年ぶりに会って、ほっとした。

そして、時は人を成長させるなーと実感した。

 

師匠とは、弟子が必要な時にだけ師匠であればいいのだと思っている。

 

 

さあ、今日は県大会の準備と設営。

 

そのあとは、稽古。開会式で高校生、中学生の女の子たちだけ6人で演武披露をする。その稽古。

 

あと、2日。

 

感謝をこめて働く。


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2 コメント

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ありがとうございます (長坂徳久)
2013-06-16 01:00:51
平さん、今日はよろしくお願いします。
少しでもお話できるとうれしいです。
田辺西、がんばれ!
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ええ話やな~ ()
2013-06-15 07:48:03
先生の話はいつも心を打ちます。感謝をこめて働く。ってなかなか言えん言葉です。さぁ こっちも頑張る。^^
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