講座の際に、神父様から勧められた本です。
もう絶版になっているそうで、アマゾンでも手に入りませんでした。
教会の図書館に相談したら、貸し出し中で、予約してやっと手に入りました。
難しい祈りの本かと思ったら、まったく予想外の内容でした。
神様からの恵みについて、聖書と同じことがが今起こっていると、
アメリカでの話ですが、納得するもの、感動するものが書かれていました。
不公平な賃金を払う雇い主のたとえでは、
「イエスの話は経済学的にはとても意味をなさないが、実はこれこそが彼のねらいだったのである。
イエスは恵みについてのたとえ話を語られたが、恵みは一日の賃金のようには計算できない
ものなのだ。
恵みは、仕事の速さにも、計算にも関係しない。
私たちは恵みを神からの贈り物として受け取るのであって、苦労して得ようとした挙句に
得るものではないのである。
雇い主の答えの中でイエスが明確になさったのはが、このことである」
多くのクリスチャンが、自分を朝から働いた人に重ねてしまう。
放蕩息子の兄の方に自分を重ねてしまうと。
後半は、アメリカの社会問題に触れていました。
プロテスタントは、たくさんの宗派があって、主張が少しずつ違うようです。
それにしても宗教と政治が密接な関係にある国は難しいことが多いと思いました。