3週間ぶりの芝居だ。こんなにも長く芝居を見ないで月日を過ごしたことはこの数十年間で一切なかったのではないか。でも、見なければ見ないで何の問題もない。だいたいこの芝居すら、危うく見逃すところだった。あぶない、あぶない。
ひとりの女を5人の女たちが演じる。しかも、10代、20代、30代、40代、50代とその人生をリレーして演じるにも関わらず、時系列には描かれない。時間は自在に前後して、5人役者たちも . . . 本文を読む
公開から2か月が過ぎてようやくこの映画を見たのだが、なんだか残念で、感想を書く気がしなかったのでしばらくほっていた。大好きな三木孝浩監督の映画にハズレなし、なのだけどこの手の恋愛映画なら、もしかしたら微妙、とは予想もしたけど、それが的中した感じだ。
以前よく似たパターンの『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が思ったほどじゃなかったという先例がある。原作小説がかなり面白いのに、映 . . . 本文を読む
LGBTQを扱う映画は最近増えているけど、その矯正施設を取り上げた映画は初めてだ。こんな施設がアメリカには今もたくさんある。ということも初めて知った。性同一性障害は病気なんかではないという認識が当然になりつつある時代なのに、平然とこういう施設が認められて、そこに通う男女もいる。自分の性癖を病気だと思い苦しむ。直さなくてはという認識を持つ。
これはひ . . . 本文を読む