昨日終了したユーロビジョンであるが、決勝戦が終了した。昨日偶然紹介したヒゲの女装歌手、コンチータ・ブルスト(Conchita Wurst)が優勝したのである。
ユーロビジョン決勝
トランスジェンダーの人物であることから、一部の国ではかなり物議をかもした様である。何と言ってもロシアである。先に紹介した通り、ロシアでは同性愛を肯定する言動を、公の場で宣伝する事を法律で禁止したばかりなのだ。この法律制定が欧州各地で反発を引き起こしていたのは以前書いた通り。
世界陸上マニキュア事件
ロシア代表もこの決勝戦に残っていたのであるから、心中は複雑であろう。そもそもこの歌手への投票も、ロシアへの意趣返しとでも言うべき意向があったとの話もある。こと同性愛者への考え方については、スウェーデン含む旧西側諸国は相当にリベラルであり、一般に同性愛者に対する差別的言動は社会的に許容されないと言ってよい。政治家など有力者にも同性愛者がいたりするのであるから。。。
性について
Wikipedia「ギド・ヴェスターヴェレ」
Wikipedia「クラウス・ヴォーヴェライト」
Wikipedia「ヨハンナ・シグルザルドッティル」
でまあそんな騒ぎの中、スウェーデンの代表はどうなったかという話。The localより。
http://www.thelocal.se/20140511/swedens-sanna-nielsen-third-eurovision
第3位であったそうである。それでも一昨年が優勝で今年が3位なら、スウェーデンのレベルの高さを示す事は出来たのではなかろうか。お疲れ様でした。
*ウィキペディアのコンチータ・ブルストのページを見ると、昨日までは無かった日本語のページが出現していた。あっという間に有名人である。
Wikipedia「コンチータ・ヴルスト」