おもしろき ことばかりな世を・・・

ロッテと旅をこよなく愛する日記

我チームはどこを目指すべきか・・・

2017-04-21 21:04:36 | 千葉ロッテ
早くも落ちるところまで落ちて,かえって冷静になってきたのも怖いところですが,落ち着いたついでに,現在の惨状はどこから来ているのか,我々はどこへ向かうべきなのかについて,つらつらと考えてみました(非生産的)

とりわけ,最近の野手陣の体たらくもあり,ドラフト失敗の声がささやかれるところですが,果たしてどうなんだろう!?と思って,過去のドラフト一覧を眺めてみました(出典は,お久しぶりのオリオンズ⇒千葉ロッテマリーンズさんより。いつ見ても素晴らしいサイトです)

これを見ると,ドラフト戦略を誤ったとよく言われるボビー以後,西村さん,そして伊東さんの時代を見ても,例えば

2004年 ピカチュウ,マツ・タケ,ホッシャン
2005年 ネモティ,雄介(書いてて懐かしい・・・),古谷くん,祐太
2006年 オギー,ナカゴー,カッキー,松本くん,カラカー
2007年 ハットリくん,根本くん(これも懐かしい・・・),伊藤ちゃん
2008年 上野くん,香月くん,西野くん,岡田くん
2009年 タカシ,大谷くん,翔太,キヨタン
2010年 伊志嶺くん,南ちゃん,エムラー
2011年 藤岡くん,中後くん,大地,マッス
2012年 松永くん,タムタム,翔平
2013年 ゴエモン,吉田くん,三木くん,アジャ,二木くん

と,大・社は一軍定着率がほぼ半分以上と,なかなかの勝率。あえていうと,2007年,2008年,2010年辺りは,相当失敗感もあるけど(苦笑),育成で西野くん,岡田くんを掘り出しているので,まあトントンと言えなくもなし。ついでに,怨嗟の的となっている4人ドラフト2009年,2011年,2012年の勝率は相当なもので,少数精鋭もあながち全くデタラメだったともいい難いところがあるんですよね。

ただ,それ以前のツヨシ,ゴリ,地味様,サト,サブ,ヒロユキ(しかし,いちいち,ほとんど歴史時代の人になってしもたんやなあ・・・)らに比べると,明らかなのは,


最近はルーキーイヤー(あるいは実質デビューイヤー)にピークアウトする選手が実に多い

ということですね。

数年で肩をぶっ壊したオギー,雄介,やっぱりデビューイヤーにぶっ壊れたタカシ,そしてルーキーイヤーがピークで,その年に肩を壊したとしか思えない伊志嶺くん,ルーキーイヤーに,いい球を投げるも,はやくもプロの怖さを知ってしまった藤岡くん,これまたルーキーイヤーに先発にリリーフにフル回転させられた松永くんと,ドラフト上位ほど,そういう傾向が強いのは偶然ではないでしょう。つまり,層が薄い,それゆえ,育てる余裕のないまま,新人あるいは若手に過度の負担をかけて潰してしまう,あるいは育てきれないというのは間違いないんでしょう。奨吾・大河も,このままだとこの系譜にきっちり乗ってしまいそうなのは,なんとも物悲しいところ。

そこを行くと,やっぱり無事是名馬というか,きちんと経験を積みながら伸びていく,大地,マッス,そしてタムタム辺りは,ホンマに大したもんやなあと改めて感じさせてくれます。

本当は,新人・若手に過度の負担を課すのではなく,生え抜きベテランに加え,トレードあるいは外国人で,チームの厚みを作っていかなければならないところですが,これに関しては,改めて見ると,2011年ころを境に,本当にひどい状況に。

まずトレードを見てみると,昔はそれなりに,(未だに納得の行かない落合トレードを初めとして),大きいトレードを含めて活発にやっていたにもかかわらず,(載ってないけど)小坂の金銭放出あたりからドイヒーなトレードが目立ち始め,2008年,石川球団代表殿が球団を牛耳ってからのピカチュウ,地味様,そしてサブ放出が,完全にチーム弱体化とともに,多くのファンの逆鱗に触れ,それ以降はトレード自体が禁忌のようになってしまったのは,チームとしては痛恨事でしょう。これと軌を一にするように,新外国人に関しても,2000年以降,

ボーリック,シコースキー,ミンチー,ホセ,イ・スンヨプ,ベニー,フランコ(この辺は書いているだけで涙出そう・・・),セラフィニ

(2006年のワトソン,パスクチ,バーン,ミラーのネタ外国人は置いといて。あっ,あんまり言うと,薫友さん次兄さんに怒られるけど)

ズレータ,オーティズ,キム・テギュン,ロサやん

辺りまでは,相当がんばっていたように思うんですが,ここからは,ほとんど中古のオンパレード。

カスティーヨ,ホワイトセル,(そこそこ当たったけど)グライ,ゴンザレス,ブラゼルくん

と,新外国人発掘の気概すら失われていき,その中で,辛うじて,クルーズくんとデスパくんを当てたのが,幸か不幸か,3位コレクターになった一つの原動力だったのかなあ。とにかく新戦力に関しての気概が失われた段階で,数少ない外国人でハズレをひいてしまえば,現状は当然の結果だったのかもしれません。

2年前も書きましたが,もともとうちのチームは,そこそこのリリーフと総6番打線で,もともと4位くらいにはなれそうな戦力を維持してきていたのが,なまじっか最下位でも,ましてや1位でもなく,「3位」というビミョーな位置を取ってきたことが,ジリジリと全体の戦力の低下につながってきていたのではないかと思わざるを得ません。

まあ,もともとコストカットに走っていたところが,現状,野球どころか,韓国では起訴され,THAAD配備で中国からもいじめられて満身創痍のロッテには,もはや多くを望むのは無理があろうと思いますし,球団を持つという歴史的使命も終わろうとしているのかなあと思いますけどね,個人的には・・・。



ならば現状でどうするかということになるわけですが,伊東さん,やっぱりどこまで行っても,モチベーターとしては,かなり向いてないと思うんだよね。記者相手には明るく話してるそうですが,内には夜間練習で睨みきかせて,外にはいい顔って,結構下としては辛いと思うなあ,実際。

よく言われるところですが,ボビーチルドレンも,(一応)西村チルドレンらしい人もいながら,伊東チルドレンと呼ばれる台頭した選手が,5年という就任期間にもかかわらず,タムタムを除いては,ほとんど見当たらないというのは,一つの象徴のように思います。まあ,奨吾とか翔平が期待に応えられなかったという面はあるにせよ,この辺はやっぱり寂しいよね。


ここまで落ちてしまえば,本来失うものはないはず。そこでやっぱりやってほしいのは,伊東さん自身が見込んだ選手を使い続けるということ。もちろん奨吾もキヨタンも,十分以上に期待され使われていたと言えばそれまでですが,そうして一旦自信を失ってしまった選手をもう一度奮い立たせ,蘇らせるのも,間違いなく上司の仕事であるはず。

どうもうまく言えんのですが,どいつもこいつも,萎縮して顔色伺いながら野球やってる姿はおもんないんですよね。ちょっと前に,キヨタンが,手を出すか迷ったまま力ない空振りで三振した時,これはあかんな・・・と思いましたが,パラデスくんも,タカシも,みんな同じような三振していくのを見ると,「振りたくないのに振らないと怒られる,評価されない」と考えながらやっているようにしか見えないんですよね。(まあ,パラデス君の場合は,「オープン戦と違って苦労した」とか言っていたようで,ちょっと様子は違うかもしれませんが,それこそ誰かオープン戦はオープン戦bにすぎないて,言ってやらんかったんかよ(爆))

どうも日本には,特攻精神というか,空振り三振>>>>見逃し三振みたいなところがありますが,ボールと思ったら,狙い球と違ったら,打てないと思ったら,堂々と見逃すのも一つの見識。クソボールをあるいは難しい球ばかりを百回打ったところで,打撃がうまくなるわけではありません。


奇しくも,伊東さんも,俺のためではなく,自分たちのためにやるのだとのたまったところ。(まあ,それを言うなら,報道陣締め出して,こっそり言ってほしいけどね。多分見せるために言ってるんだろうなあ,これ。あえて好意的に解釈するなら,公衆の面前で言って発奮を促すという昭和的発想なんだろうけど,平成っ子は,人前で言われるの,めちゃめちゃ嫌いなんだよね・・・。)

まあ,意図はともかく,少なくとも,プロでやっていく上では,この言葉にはかなりの真実が含まれていると思います。チームのためでも,監督のためでも,誰でもなく,自分のために野球をやるのは大事なところ。そう割り切って,少しでも前向きな気持で,明日からの試合に是非とも臨んでほしいところですね。

というわけで,オチはイマイチありませんが,書いてスッキリしましたので,これで終わります(笑)

それではおやすみなさい

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コメント (6)
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