あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

そしてツグミは途方にくれる…。

2017-03-17 22:41:46 | 野鳥

猪苗代湖に飛来していた白鳥たちも
そろそろ北帰行の季節となり
今年は一度も見に行けなかったことが悔やまれる。


我が家の庭でも、名残り雪の舞う頃
なかなか春になり切れなくて
雪が降ったかと思うと、また春っぽくなってみたり
そんな庭先の枝の梢に刺したリンゴにツグミちゃん。

いつもならヒヨドリに食べられてしまうとこなのだけど
ヒヨドリの目を盗むかのように、ヒヨドリの来ない時間を狙ってか
早朝に一羽のこぢんまりとした野鳥。

ムクドリにも似ているけどちょっと違うツグミちゃん。

小首をかしげる仕草が可愛い。

個性的な模様が美しく、スズメ目ツグミ科ツグミ属に分類される冬鳥で
全長24cm…だからスズメよりはちょっと大柄!
日本には全国に冬鳥として渡来しているので、どこでも見られるかもしれない。

10月ごろ、シベリアから大群で渡ってくるけど
日本へ着くと群れを解いて、田畑や低い山の林に散らばって生息するようだ。
そして、3月なかばごろになると再び群れて北へ帰っていくツグミちゃん。

胸を張って木の枝にとまり、地面におりては枯葉の下の虫をさがし
古くは跳馬と呼ばれていたが、地面をはねるようにとんでエサをとる格好からのネーミングで
冬鳥なので日本では鳴く声は聞かれないそうで
冬には口をつぐんでいる、それでツグミと呼ばれるようになったというお話。

かつては、かすみ網でツグミを捕獲し食用にしていた時期もあったようだが
現在は捕獲は全面禁止となっている。

そんなツグミちゃんも、北へ帰って行く季節になり
本人…本鳥も、いつにしようかなんて胸算用があったに違いないけど
そんな思いも裏腹に…降った今朝の雪に途方に暮れているように見えたツグミ。

時ならぬ雪に戸惑うクロッカス

そして、北帰行…どうしたもんかと思案顔のツグミちゃん。

奇しくも今日は春彼岸の入口…暑さ寒さも彼岸までって
この地もツグミちゃんが帰った後に、本格的な春の訪れになるのかもしれない。

 

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