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あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

じいじがなおりますように…風鈴への願い

2023-08-29 00:39:47 | 日々雑事
先日のことになるのだけど、家族で伊佐須美神社へと風鈴を見に行ってきた。
今年初めての事で、実は調べてみたらなんと5年も前から行われていた
七夕祈願祭御涼風鈴…第5回目だった。


それを夕方の地方ニュースで見て、ぜひとも行きたいと思っていたのだが
なかなか行く暇がなく、先日の事夕涼みながら見に行こうって
家族で出かけてきたって話。


8月27日までなので、日曜日だったけど人はまばらで
駐車場も会場近くに止める事が出来て
入り口から本殿までの約2000個の風鈴を楽しんできた。
しかも夕方からはライトアップされていて
とても幻想的で思わずため息が漏れるくらい。
 
赤い大鳥居
 
わぁ~ 遠くまでライトアップされた風鈴
 
写真を撮るタイミングで赤に写ったり青に写ったり
 
 
 
短冊に触れると涼し気な音が…。
 
 
 
 
 
楼門、色によって雰囲気が変わって見える。
 



まだ蒸し暑さが残り風もなかったけど
手で触れるとガラス特有の澄んだ涼しさを感じる
チリチリンと優しい音が心地よかった。
 
 
あちこちには、たくさんの短冊
 
 
美里町本郷は瀬戸物の町で、何か所かの窯元で作られた
瀬戸物の風鈴が展示され販売されていたが
好きな窯元の風鈴はすでに売り切れていた。
 


七夕祈願祭地あって8月の半ば過ぎでも七夕様が飾ってあり
そこにはたくさんの思いの願い事が下がって
まだ短冊があって、そこでおのおの願い事を書いたのだが
我が家のチビたんが書いた願い事は…じいじがなおりますように。
 
 
 
 



家の仏壇にはじいじの遺影が飾ってあるのだけど
頻繁な入院生活と一年余りの施設生活で
家にいない期間が長かったので
きっと、チビたんの中では、まだじいじは病院に入院してるって
そう思っているのだろうか…。
私でさえ、遠くに見える施設を眺める時
ふと、そう思うときがあるもの…チビたんがそう思うのは
無理からぬことだと。


よくじいじと手を繋いでゴミ捨てについて行ったり
お風呂に入って髪の毛を乾かしてもらうのはじいじの担当だった。
小さかったけど、そういう生活のかかわりを断片的にでも
チビたんの心の中に残っているのだろう。


私はそうだね、早くよくなるといいねって
そう答えて、嬉しそうに満足げに短冊を飾ってもらってるチビたんの後ろ姿に
寄り添う様な夫の姿を想像してみた。