富士市から新幹線で静岡を横断します。
浜松は、おんな城主直虎でいっぱい。
続いてのロケ地は、浜松オートレース場です。浜松オートレース場には、開場時は浜松駅から無料のシャトルバスが出ています。浜松駅北口のバスターミナルのD通路を入り、2番目の階段を上がります。
17番のりばです。
浜松オートレース場。
バスを降りると、さっそくひよっこ。オートレースとの違和感満載。
それではひよっこロケ地めぐり浜松編をスタートします。ロケ地めぐりの旅で、最も刺激的なロケ地でした(^^;。「すみません、出口はどこですか?」「出口はあちらです」「すみません」。実さんを探しに美和子さんが到着した上野駅。
「あっ、すみません! すみません! すみません」。
「お父さん…。何でお母さんは、私にうそをつくんですか? 私の知らないところで、嫌なことが起きてる気がして…。怖いです」。
「あぁ、やっぱりいた」「私の勘が当たったね。始発まで駅にいるんじゃないかって。ね?」「「絶対いるから」って、「今から行く」って聞かなくて。この人一度言いだしたらもう引かないんですよ」「うるさいね、もう! お夜食、食べましょ!」「これ…。店のじゃないから、いいでしょ?」。奥茨城に帰る美和子さんを勇気づけるために鈴子さんと省吾さんがやってきた上野駅。
「でも、どうして…?」「せっかくの、ご縁じゃないですか。ああ~! 何だか楽しい! おしゃべりしましょ、いろいろと」「話長いですよ、この人」「しつこいね、もう…この子は、もう! どうぞどうぞ、さっ、食べましょ! どうぞどうぞ」。
「呉服屋の旦那さんね、東大出なの。それで、お店を継がなくちゃいけないことになって。まぁ、商売のことは何も分からないし、まして着物のことも分からないし。それに、人と話すのが大嫌いでね…」。
「上野~上野~上野入線でございます」。
「上野駅に着くと、ここで子どもたちは、迎えに来た人と共に、それぞれの職場へと向かいます」。
「お父さん、東京に着きました。私は、こんなに大勢の知らない人を見るのが初めてで、みんな、何だかものすごく急いでて、怒ってるみたいで、怖いです」。
「え~っと、角谷三男君、どこかなぁ? 角谷三男君! え~…」。
「あ…はっ、はい!」「おぉ! あ~君か! ハハハ、ハハハハ! さっ、さささ、はい、行こう行こう」「あっ、いや、あっ、あの…」。
「あっ、忘れてた! 先生、先生! 先生! 田神先生~!」「あっ、はいはい! あ~安部さんですか?」「はい」「常陸高校の、田神と申します」。
「はいはい、はいはいはい。とういうわけで、え~角谷三男君。確かに、お預かりしますんで。はい! では!」。
「あっ、いや、どうか、よろしくお願いします! 三男、しっかりな!」「はい」。
「三男! 頑張ろうね!」「おう!」「三男、負けんな! 負けたら嫌いになっかんね!」「おう。わがった!」「あっ、あっ、連絡、取り合おうね!」「おう!」。
「大丈夫が? 寒くねえが?」「はい」「夏にはまた帰ってこれっから。うん、頑張れ」。
「ごめんなさい、遅くなってしまって! ごめんなさいね。えっと、こんにちは。こんにちは。こんにちは。こんにちは」「あの、常陸高校の田神ですが、向島電機さん?」「はい、永井です」「いがった」「すみません」「いえいえいえ」。
「お電話の感じだと、もう少し、おじいさんかと思ってました。フフフ!」「ハハハ…。あっ、あの子たちです。おい、おめえら、来い」「はい! あらかわいらしい」「か…かわいらしい?」。
「よろしくね。永井愛子です。愛子さんって呼んで。えっと、舎監といって、あなたたちの面倒をみたりします。えっと…」「助川時子さん」「はい」「はい。青天目澄子さん」「はい」。
「はい。ん?」「ん?」「あっ、書類だと2名になってますけど…」「えっ!? いやいやいや、向島電機さん! 追加で一人、お願いしてるはずですよ。谷田部みね子」「そうでしたよね! えっ? どうなってんだろ? 会社大丈夫なのかな? ここに書いてないけど」「ちょっと、ちょっと! しっかり調べて下さいよ!」「どうしましょう?」「どうしましょうって…。ちょっと…」。
「ちょっと電話借りて、会社に確認してきます。ちょっと待ってて下さいね」「あ~一緒に行ぎます! ちょっと、ここで待ってろ! 動ぐな! いいな!」「はい」「ごめんなさいね、ごめんなさいね」「みね子、大丈夫?」「どうしよう…」「えっ?」「私…働げないのがな?」「そんなわけないよ」「どうしよう…。どうなるんだろう、私。え…帰んの? このまま? 帰れないよ…。帰るわげにいがないよ…。うう…いがないよ、帰るわげには…」「大丈夫だ。きっと大丈夫だよ。な?」。
「ごめんなさいねえ。確認できました。ありました。谷田部みね子さん」。
「はぁ~。いがったぁ…。いがった…」「いがったぁ」「ごめんなさい。心細い思いさせて、ごめんね」「はい…」。
「よろしくね、みね子さん」「はい。よろしく、お願いします」。
「うん。じゃ、行きましょう!」「重っ!」「あっ、大丈夫です」「フフフ…」「じゃ、永井さん、どうが、よろしくお願いいだします」「はい。お引き受けしました」。
「みね子、時子…。それに、澄子…。頑張れ。体に気ぃ付けてな」。
「はい! お世話になりました!」「先生、ありがとうございました!」。
「じゃ…こっちです」「頑張れ…頑張れ…」。
「ごめんなさいね。もう一人違う列車で到着するのつい忘れてて…ハハハ…」「アハハ…」「えっと…。あら? えっと…」「青森市立第二中学の兼平豊子なら、わだしですけんど」「えっ? あっ! えっ? はい、そうです! ごめんなさい。待った?」「はい。かなり待ちました」。
「だよねえ。ごめんね。あれ? 一人? 工藤先生…」「探しに行ぎました」「誰を?」「向島電機の永井愛子さんを」「あっ、私? あら、どうしましょう! ちょっと待っててね! ごめんなさい」。
「あの…よろしくね」「あ…私は、谷田部みね子。で、こっちが、助川時子。2人は茨城。で、この子が、福島の、青天目澄子ちゃん」「お二人は高校ですか?」「うん」「そうだよ」「中学の3年の成績はいくつでしたか?」「ん? 4が多がったから、平均よりは上かな、私は」「私は、あの、体育と、実技科目は得意なんだけど、それ以外は、アヒルの行列、2ばっかしだった。フフフ!」「私は体育以外はでした」「えっ!?」「なのに高校には行かずに、ここさいます」「あぁ…何か、すみません」「お父さん…。この子、何だか怖いです」。
「ごめんなさいね、ごめんなさい! では豊子さん、お預かり致します」。
「豊子、大丈夫け?」「みんな、バラバラにならないで。はぐれちゃうから。私がら離れないで」「分がった」「大丈夫、大丈夫」。澄子を探すこすもすさんたち。
「澄子が乗るのは常磐線だったよね」「そう」「行ごう!」「澄子~! 澄子~! 澄子~!」。
「澄子、あれ乗ってっちゃったのがな…」「わがんないね」「もっど早ぐ気づいてあげればよがっだな」「ひょっとしたら、寮に帰ってるかもしれないし。ね? 帰ろう」「そうだね」。
「お姉ちゃんたち、どうした? 行く所ないのか? 迷子か? ハハハ! どっかうまいもんでもごちそうしてやろうか?腹減ってんだろ?」「仕事困ってんだったら、いい仕事紹介してやってもいいよ」「よし。行こう行こう!」「触らないで!」「何だ? 何だ、このガキ!」「私だぢは行ぎ場のない迷子なんかじゃない! ちゃんと自分だぢの力で、自分たちの場所で生きてます! バガにしないで下さい!」「ハハハハ」「ハハハハ」「まぁ、いいや。とりあえず行こう! な?」「触んな!」「何だ、このクソガキ! こら!」「逃げるよ!」「お父さん。東京に出てきた私たちは、迷子みたいなもんなんでしょうか。私は、何だかとても悔しくて」。
ドキドキしたけど、刺激的なロケ地めぐりでしたー。
いつもながらよくご存知で。
あいこさんは最初頼りないなぁと思いましたが、今はすごくスキです。
励まし上手って、なりたいオトナの女性像です。