1. SHAKE MY TREE
2. WAITING ON YOU
3. TAKE ME FOR A LITTLE WHILE
4. PRIDE AND JOY
5. OVER NOW
6. FEELNG HOT
7. EASY DOES IT
8. TAKE A LOOK AT YOURSELF
9. DON'T LEAVE ME THIS WAY
10. ABSOLUTION BLUES
11. WHISPER A PRAYER FOR THE DYING
1993年2月、受験シーズン真っ直中の事。HR/HM誌BURRN!に掲載された2つの情報に、私は興奮を覚えました…。
1つは、ディープ・パープル、第2期メンバー再集結、新作を制作中。
もう1つは、ジミー・ペイジとデイヴィッド・カバーデイルがユニット結成、来月3月にCDを発売。
…でした。
特に、ペイジとカバーデイルのユニットには驚き。
大学合格を勝ち取り、その翌月、春休み(?)に入っていた私は、彼らの作品を買って聴くのでした。
ちなみに今でも、この情報が掲載されたBURRN!を持っています。(笑)
さて、この作品、私の中でとても思い出深い作品です。
なので、作品紹介を中心とした〈作品編〉と、当時を振り返る〈思い出編〉の2回に分けて掲載したいと思います。
今回は〈作品編〉。
〈作品編〉
元レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジと、元ディープ・パープル~ホワイトスネイクのデイヴィッド・カバーデイルのユニット、
“カバーデイル・ペイジ”の唯一の作品。
HRあり、バラードありと、全体的にバランスの取れた作品となっています。
カバーデイルはまるで、ZEPのロバート・プラントのようにシャウト。ペイジもZEP解散後の中で、一番“いきいき弾いて”いるかもしれません。
やはり、どうしてもペイジを中心に聴いてしまいます。当時は“ZEPサウンドの再来か!?”と言われたものです。しかし冷静に聴いてみると、ZEP解散後のペイジの活動の中で“ZEPサウンドに一番近いかな?” といった感じです。
後年、この作品を「ホワイトスネイク+ジミー・ペイジ」と形容しているものを読んだことがあります。私はHR/HM期のホワイトスネイクをたくさん聴いていないので、断言出来ませんが、むしろ、“ジミー・ペイジの持つZEP的要素”が中心にあって、カバーデイルの存在が“ZEP要素”を中性にして、出来上がったサウンドではないかと思います。
当時多数の音楽誌で色めきだった、この作品ですが、時が経てば評価も変わります。
このユニットが出来た背景には、ホワイトスネイク'解散後(2008年に復活)、契約上、残ってしまった1枚のアルバム製作契約に、ペイジが加わったという、“契約消化”の部分もあったとか。
ペイジも弾いていると言えど、ギター・プレイがエフェクトでフォローされている部分も強く感じます。
また先にも記しましたが、カバーデイルは、ロバート・プラントに似たシャウト・スタイルで歌っています。
当時、ロック好きの親戚のお兄さんが「あれじゃ、ロバート・プラントだよ」と彼の歌い方に苦笑していたのを覚えています。
その頃、カバーデイルの本来の歌い方を知らなかった私ですが、後年、パープル期、初期のホワイトスネイクでの彼の、いわゆるシブい“ディープ・ヴォイス”の歌い方を聴いてみると、確かに「プラントをマネているの?」と思えてしまいます。まぁ彼は、HR/HM期のホワイトスネイク時代から、そのような歌い方をしていたのですけど…。
結局このアルバム1枚で、このユニットは消滅。幸いだったのは、来日公演が実現したことでしょうか。
現在では、“そんな作品もあったね”といった扱いのあるアルバムですが、私個人は、この作品は“中の上”に位置する作品ではないかと思っています。
[CD日記 '90洋楽編 # 6]
代々木体育館の平らなアリーナを
思い出します。
当時カバーデイルは
プラントよりよく声が出ていると
評判でしたけど
肝心の演奏の記憶がほとんどありません・・・
前のアベックがいちゃついてたり
よく見えなかったことの
印象ばかりで。
チケの半券もなぜか
これだけなくしちゃってるんです。
私も代々木体育館へ観に行きました。
席も後ろの方だったし、canguruさん同様、私もライブの印象が残っていません。
でも、パンフは大事に持っております。
その辺りの話は〈思い出編〉でも、お話ししたいと思います。