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~音楽好き(ニッチーくん改め)マロくんのCD日記や、あれこれ~

286 小林靖宏 『シチリアの月の下で』〈'91 日本〉

2013年05月05日 09時10分53秒 | CD日記邦楽編
                    

                    1)SARA
                    2)水に映える都
                    3)花市場
                    4)TANGHESTA(ヒアソラへのオマージュ)
                    5)夢の国
                    6)DANZA LUNTATICA
                    7)天秤座の魚
                    8)スペイン階段の誘惑
                    9) カヴール通り2:00
                   10) コロンブスの卵
                   11) 君に涙とほほえみを

現在は“coba”という名で活躍中のアコーディオン奏者、小林靖宏の1stアルバムです。
彼の音楽は、TV番組のタイトルソングや、CMのBGMでも聞かれますよね。

彼を知ったのは、あるきっかけでした。
私が高校生だった頃の話。学校が休みで、昼間家に居ると、「今、このドラマを見ているんだよねぇ」と、母はあるファミリードラマを見始めました。そのドラマのOPテーマが、このアルバムの3)だったのです。
母も3)のテーマソングが好きだった様子。そのうちドラマの終わりに、このアルバムが視聴者プレゼントで紹介されることもありました。のちに、母がこのCDを買ってきて、聴いたのがcobaとの出会いでした。

一言で言うなら、美しいアコーディオンの音色が鳴り響くアルバム。ですが、アップテンポな曲もあれば、穏やかな曲もある、奥行きのある作品です。
ゲストミュージシャンの参加も聴き所。
アップテンポな6)では歌手の森久美子のスキャットが響き、8)では渡辺香津美がスパニッシュ・ギターを、10)のややプログレチック(?)でアップテンポ曲では、サックスの奏者の坂田明が“ピロピロ♪”サックスを聴かせてくれます。
私はスパニッシュで壮大な1)と、のどかなアコーディオンが聴ける2)と、ラストに相応しい穏やかなバラードの11)が大好きですね。

私のCDライブラリーを見たら、彼のCDをベスト盤と本作を含め、10枚持っていました。
普段ヘヴィ・ローテーションで聴いている訳ではありませんが、どの作品もアコーディオンの音色が美しく、ハズレな作品はないと思います。
また実験的なものにチャレンジした作品もあり、アコーディオンという楽器の可能性を追求し、リスナーを魅了しています。
そのような点から、現在でも第一線で活躍しているのだと思います。

このブログをお読みで、彼の作品を聴いてみたいと思われた方は、作品を手元に置いて(最初はベスト盤が最適です)、車中や、屋内のBGMで流すのもいいかもしれませんよ。

[CD日記 邦楽編 # 4]

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