1)EVERYBODY LOVES A HAPPY ENDING
2)CLOSEST THING TO HEAVEN
3)CALL ME MELLOW
4) SIZE OF SORROW
5)WHO KILLED TANGERINE
6)QUIET ONES
7)WHO YOU ARE
8) THE DEVIL
9) SECRET WORLD
10) KILLING WITH KINDNESS
11) LADYBIRD
12) LAST DAYS ON EARTH
去る2月、ティアーズ・フォー・フィアーズ(以下:TFF)が17年ぶりのアルバムを発表しました。私の好きなバンドの1つでもあるので、久しぶりの新作を楽しみにしていました。
新作のCD日記はもう少し後にするとして、今回は14年前の前作を挙げたいと思います。
TFFは3rd 『SEEDS OF LOVE』(1989)を発表後、メンバーのカート・スミスが、同メンバーのローランド・オーザバルとの不和で脱退。その後、ローランド1人となるも、TFFの名で2枚のアルバムを発表。(その内1枚は、CD日記 '90洋楽編 # 19に掲載)
2003年に和解を通じ、2人は活動再開。15年ぶりに両人参加のTFFとして、本作が発表されました。
そういう状況を経て発表されたこのアルバム、個人的印象は、これまでの重さを含むポップスいうより、明るめで、時折心地良い風が吹く、といった雰囲気です。特にラストの12)は心地よさを感じます。
それとサウンドの特徴として、後期ビートルズっぽさを感じます。サビやメロディが「こういう感じって、ビートルズだよな」と思えることが多々あります。控えめに言っても、ジョンやポールのソロ作品のように聞こえるかもしれません。
以前から、彼らのサウンドにはビートルズ的な要素があるということを言われてきました。よく聴くと、確かに1stあたりからそういう部分を感じられます。
とは言え、過去の作品ではそこへ‘ TFFマジック ’が掛けられていたのですが、本作ではそのマジックが薄いのか、妙にビートルズっぽさの薫りが漂います。
ちょっと大げさな妄想ですが、後期ビートルズが現在いたら、このようなサウンドだったのかな、なんて想像も出来ます。
掴みとなる曲が不在な本作ですが、安定したアルバムだと思います。
このアルバムはメジャー・レーベルからの発売で無かったせいか、日本盤での発売はありませんでした。
[CD日記 2000~ 洋楽編 # 7]
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