1 STAR CYCLE
2 TOO MUCH TO LOSE
3 YOU NEVER KNOW
4 THE PUMP
5 EL BECKO
6 THE GOLDEN ROAD
7 SPACE BOOGIE
8 THE FINAL PEACE
ジェフ・ベックの(ライブ盤を除く)通算8作目 。インスト路線としては3作目。
前作『WIRED』(←記:CD日記 '70洋楽編 # 14)、前々作『BLOW BY BLOW』(←記:CD日記 '70洋楽編 # 39)と比べると、やや地味な感のある作品ですが、完成度は高いと思います。
ファンキーなインストの3。曲の終盤、ヘヴィなリズムの上を、ジェフのギターが暴れています。“暴れている”とは大袈裟までも、縦横無尽なギターが聴けます。この部分は何度聴いても、エキサイトします。
数多くのバンドのセッションに参加、最近ではTOTOのメンバーとして知られている、サイモン・フィリップスの凄まじいドラムも聴ける7。まさに疾走している曲でサイモンの高速ドラムに、ジェフのギターが駆け出す、エキサイティングな曲。
4、8といった大人しい、バラード曲もなかなかいいものです。8で聴けるギターのトーンは、近年、ジェフのギター・プレイの“十八番”的なトーン。この曲がそのスタート地点なのかもしれません。
音が少し引っ込んでいる感があり、おとなしい印象があるのがやや残念。もう少し迫力のある仕上がりにしていたら、また印象も変わっていたことでしょう。
しかし、1、3、4といった曲が、近年のライブでもプレイされることから、ジェフ自身のお気に入り曲なのでしょう。聞き逃せない作品であることには違いないと思います。
[ CD日記'80洋楽編 # 26 ]
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