ちいさなひとたち
背がのびて
吊革に届いたら
こんなきもちにならないって
おもうだろうか
おおきくなっても
ちいさなきもちは
どこにもいかず
鎧のなかで
なでてくれる手を
待っているんだよ
ちいさなひとたち
きれいな羽は
いつもだれかの背中にあって
じぶんの背中は見えない
たたまれた羽が
ゆっくりとのびて
風をきるときは
この世界が祝ういちばんの日
背がのびて
吊革に届いたら
こんなきもちにならないって
おもうだろうか
おおきくなっても
ちいさなきもちは
どこにもいかず
鎧のなかで
なでてくれる手を
待っているんだよ
ちいさなひとたち
きれいな羽は
いつもだれかの背中にあって
じぶんの背中は見えない
たたまれた羽が
ゆっくりとのびて
風をきるときは
この世界が祝ういちばんの日