辻占いの歌

今日の歌をお届けします:tamako

たのしいことは必要です

2016-08-31 23:31:53 | 

らくちんでたのしいこと

必要です

それはまるで

疲れたときのお菓子

そして

めんどくさくてたのしいこと

これがどうしても

ひとつ必要です

それはまるで

じぶんのかたち

 

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お月さまへ

2016-08-30 22:59:02 | 

お月さま

いまどこですか

雲にかくれて

空にいるなら

わたしにだけ

わかる言葉で

教えてください

お月さまの声

知っています

 

 

 

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おやすみなさい

2016-08-29 22:34:11 | 

あしたには

あしたの花

だからきょうは

あせらずおやすみ

あしたには

あしたのお日さま

だからきょうは

ゆっくりおやすみ

あしたには

あしたの唄

だからきょうは

なにもせおわず

からっぽになって

ゆめにくるまり

おやすみなさい

 

 

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あしたときのう

2016-08-28 22:37:50 | 

あしたはどこからくるでしょう

時の川から流れてくるの

生きものから湧いてくるの

きのうはどこへいくのでしょう

ひとつひとつの雨粒のように

降っては消えるものかしら

土に浸みて旅をして

ふたたび雨になるかしら

 

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見えてきた道を

2016-08-27 23:50:43 | 

どこにも行かないものなんて ないさ

ずうっと変わらぬものなんて ないさ

淋しいけれども救われるそんなひとつの真実さ

雲間から月が顔を出したら

見えてきた道を歩きはじめよう

道のおわりはわからないけど

そこから見える景色を知りたい

足跡ができる それだけでいいさ

朝をかさねる そのことだけがだいじ

 

 

 

 

 

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てくてくあるく

2016-08-24 21:49:01 | 

てくてくあるく

てくてくあるく

みちをまがって

てくてくあるく

みちをよこぎり

まだまだあるく

おっととつまづき

ころんでなきべそ

そらまでなきだし

あめがぽつぽつ

やすんでしばらく

あまやどり

あめだあめだ

かみなりだ

ざあざあごうごう

あめがふるから

ついでにわたしも

いっしょにないた

なくのもあきて

そらまではれて

にじがでたから

ちょっとすきっぷ

てくてくあるく

てくてくあるく

 

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ちいさなもの

2016-08-23 22:19:57 | 

ちいさなものほど

ほんとはおおきい

遠くにみえる星みたいに

光は長い旅のあと

今夜届いたものだから

ちいさなものほど

ほんとはおおきい

手につつまれる小鳥みたいに

いのちは長い旅のあと

星より光るものだから

 

 

 

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ひっぱられて

2016-08-22 20:48:17 | 

たくさんの雲が

走っていくので

どこへいくのと聞いた

ここからむこうへ

そこからむこうへ

ひっぱられて動いてるんだ

水がごうごう流れるように

風がびゅうびゅう吹くように

なにかにひっぱられて

動いているんだ

時間が流れていくときも

こころが動くそのときも

なにかにひっぱられて

動いているんだ

止めることなんか

だれもできないんだ

 

 

 

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忘れていた羽

2016-08-21 20:06:18 | 

風が吹く 

雲がゆく

扉が開く

わたしが見る景色は

きのうとは違うだろう

忘れていた

背中の羽をひろげよう

ほら風がきもちいい

ほら朝がやってくる

 

 

 

 

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夏のいちにち

2016-08-20 20:35:59 | 

雷雨のあとの

青空とつめたい風と

いま歩いてるこの道

記憶に刻んでおこう

今日買った一冊の絵本の赤い小鳥

おひるに食べたブロッコリーの緑いろ

消えていく打上げ花火の金いろ

時計の数字をよまずにおこう

おんなじ日はないんだ

あしたもそのつぎも

ずっとさきの一日も

 

 

 

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夏の相似形

2016-08-19 21:27:09 | 

オレンジ色の花の横を

オレンジ色の蝶が飛んでいく

ひらひらと柔らかで

似ているね

似ているよ

夏のひとときの

神さまがつくった相似形

道に咲き溢れて

風に吹かれてひらひらと

自転車でとおりすぎる

こどもの横をひらひらと

オレンジ色の相似形

 

 

 

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もっと

2016-08-18 23:58:45 | 

もっと

星をみる

鳥をみる

雲をみる

もっと

夢をみる

心をみる

時をみる

もっと

瞬間をみる

永遠をみる

 

 

 

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ほんとうの夢

2016-08-16 23:01:33 | 

夢みるなら

ほんとうの夢

だれかが描いたものでなく

だれにもわかってもらえなくても

いちから描いたものがたりを

はじめることで道ができたら

どこで終わるかわからなくても

こころがさいごによろこぶように

他人にならずに歩ける道を

つぎの時間に手渡すまでの

このつかの間を歩いていく

このものがたりを歩いていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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おろかものと矢印

2016-08-13 23:55:02 | 

むかしむかし

おろかものがおりました

おろかと言われても

否定することもなく

暮らしておりました

ある日すべての矢印が

逆方向を向いて

昨日の言葉は嘘でした

これからの言葉はほんとです

ある日を境に変わってから

おろかものは誉められ讃えられ

いろんな言葉で飾られましたが

肯定することもなく

暮らしておりました

みんなの矢印など

なんの意味もないからです

ほんとうの矢印が

自分のなかにあるからです

 

 

 

 

 

 

 

 

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描いて歩いていくために

2016-08-12 23:58:27 | 

青いクレヨンで空を描く

緑のクレヨンで樹を描く

黄色と黒で揚羽蝶を

赤でグラジオラスを

生きてるものを

動くものを

描いて歩いていくために

目の前には何も描かず

白い一本の道にする

 

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