辻占いの歌

今日の歌をお届けします:tamako

びいだまの雨

2012-09-30 19:22:15 | 
盛大な 

拍手みたいな

お天気雨

空にこぼれた

びいだまが

光と雲に反射する

何を讃えているのだろ

何を祝っているのだろ







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おまえのつばさがのぞむなら

2012-09-29 21:54:34 | 
どこへいってもいい

なにをしてもいい

いつはじめてもいいんだよ

いつおわってもいいんだよ

おまえのつばさがのぞむなら

じぶんできめていいんだよ



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秋の旅人

2012-09-28 23:43:25 | 
ようこそ 旅人 

ちいさな翼でやってきた

秋をつれてやってきた

きのうまでここにいなかった

きみたちの歌が降ってくる

朝の街に降ってくる





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船の時間はもうすぐです

2012-09-27 19:33:45 | 
船の時間は

もうすぐです

小さな荷物と鳥かごと

クッキーひと箱 

コーヒー買って

船が出るのを

待ってます

鳥かご揺れる

わたしも揺れる

揺れてゆくのが

船旅です

汽笛がなるのを

待ってます









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口笛

2012-09-26 22:35:52 | 
だれもが どこかへ 歩いてる

だれもが なにかを 持っている

だれもが いつも 途中だから

口笛 ふいて いけば いい













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空と手紙と小鳥があれば

2012-09-25 23:10:40 | 
空と手紙と小鳥があれば

旅から旅の夜だって

はなうたくらい歌えるよ

空と手紙と小鳥があれば

冷えこむ雨の夜だって

誰かが泣いてる夜だって

朝はくるよと言えるはず

空と手紙と小鳥があれば

遠いところも

遠い時代も

届かぬものはないだろう















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雷雨

2012-09-24 23:58:53 | 
ざあざあざあ

ごろごろごろ

ぴかぴかぴか

すっきりしたかい

ごろごろぴかぴか

そうさ そうだよ

怒るがいいよ

ざあざあどうどう

そうさ そうだよ

泣くのがいいよ














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朝がやってくるよ

2012-09-23 20:58:22 | 
朝がやってくるよ

鈴のように

ころころと鳴りながら

夜のむこうから

朝がやってくるよ

またたく光る泡のように

夜のむこうから

朝が湧き出すよ
















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宣言

2012-09-22 22:46:03 | 
いつかはなんていうもんか

なにかになんかなるもんか

どんなあしたがこようとも

おひさまめざす花一本

おんなじようにひと一人

背中をまるめてどうすんだ

つくりわらいもしなくていい

大声だして泣いていい

きゅうくつならば出ればいい

枯れずに朽ちずに生きていい

笑って叫んで闘って

時がくるまで生きていい

























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ともる灯り

2012-09-21 23:55:12 | 
水のうえにともる灯り

街のなかにともる灯り

森のなかにともる灯り

ひとのなかにともる灯り

時のなかにともる灯り





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山は ずうっと そこにいた

2012-09-20 23:58:25 | 
山は ずうっと そこにいた

とくとくと脈うち

まわりだけが

変わってゆく

山は ずうっと 生きていた

呼吸の数を

数えられることもなく

それでも ずうっと 温かかった

ずうっと ずうっと そこにいた






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星 さがす

2012-09-19 21:16:00 | 
夕空 みあげて 星 さがす

こどもの わたしが 見た星を

もいちど みつけて たしかめる

夕空 みあげて 星 さがす

さいごの日まで 星 さがす



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お天気雨が降るときは

2012-09-18 23:18:38 | 
お天気雨が降るときは

いたずら小僧が隠れてる

蝉が鳴きだす樹のかげで

みつけられるの待っている

お天気雨が降るときは

いたずら小僧が隠れてる

ポケットの中の宝もの

とりかえっこをしたくって

ぴょんぴょん跳んで待っている













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道になる

2012-09-17 23:58:19 | 
立ちどまり

道をみつける

歩きつづけて

旅になる

探しつづけて

道になる


























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どこかで見てるか

2012-09-16 21:50:10 | 
どこかで見てるか 

もう 秋の雲だよ

どこかで見てるか 

新しいお店ができたよ

どこかで見てるか

はじめての場所で

歩いてみたよ

どこかで見てるか

ときどき 話しかけてるよ

どこかで見てるか

今日も 空をみあげるよ







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