ずっとずうっとおおむかし
わたしがわたしでなかった頃に
森の小さな木の洞から
月を見上げた夜があった
今夜の潤んだ月を見て
あの日のじぶんを思い出す
言葉をもたぬ生きものが
おんなじように月をみて
おんなじきもちになったこと
潤んだ月が呼び起こす
いまのわたしの中にある
月の記憶を呼び起こす
わたしがわたしでなかった頃に
森の小さな木の洞から
月を見上げた夜があった
今夜の潤んだ月を見て
あの日のじぶんを思い出す
言葉をもたぬ生きものが
おんなじように月をみて
おんなじきもちになったこと
潤んだ月が呼び起こす
いまのわたしの中にある
月の記憶を呼び起こす