まだ残ってた
金木犀の香り
ここんちは 必ず何かが咲いている
歌いながら歩く小学生男子
ひとり言がすべて歌
一度 寝坊したわたしを起こしてくれた
いつも停まってる幼稚園バス
なじみの黒猫
季節によって替える植木鉢
ひとが歩いた香りが残る
あの白い犬
おばあさんに話しかけられてる
わかるよ
ほんとにあの犬 話せそうだもの
キャップかぶったおじいさん
しっかりすたすた歩いている
5年前初めてすれ違ったとき
ゆっくり ゆっくり ゆっくりだった
毎朝 毎朝 歩いてた
決意して歩いてきた人
5年間 歩いてきた人
わたしはこの道を
いつまで歩いているだろうか
男子は歌うように歩いているだろうか
金木犀は咲いているだろうか
もうすぐ駅
いってきます
金木犀の香り
ここんちは 必ず何かが咲いている
歌いながら歩く小学生男子
ひとり言がすべて歌
一度 寝坊したわたしを起こしてくれた
いつも停まってる幼稚園バス
なじみの黒猫
季節によって替える植木鉢
ひとが歩いた香りが残る
あの白い犬
おばあさんに話しかけられてる
わかるよ
ほんとにあの犬 話せそうだもの
キャップかぶったおじいさん
しっかりすたすた歩いている
5年前初めてすれ違ったとき
ゆっくり ゆっくり ゆっくりだった
毎朝 毎朝 歩いてた
決意して歩いてきた人
5年間 歩いてきた人
わたしはこの道を
いつまで歩いているだろうか
男子は歌うように歩いているだろうか
金木犀は咲いているだろうか
もうすぐ駅
いってきます