新・カメの菊五郎の独り言

多摩市在住のカメ育てに苦労中の普通の会社員。×1です。

桜が満開です。

2008-03-29 12:44:17 | 多摩市
2008/03/22の「桜が開花したそうだ」の記事の中で、
但し、多摩市は都心に比べると3~5日ぐらい遅いのかなって感じているので、満開は2008年4月2日~4日ぐらいかな?
と書きましたが多摩市の桜は、今日(2008/03/28)、明日(2008/03/29)が見頃のようです。
多くの人達が、デジカメ&携帯カメラで満開の桜を撮影していましたヨ。

今年の桜は、乞田川の桜です。






Sakura20084 Sakura20085
Sakura20086 Sakura20087






Sakura20081 Sakura20082 Sakura20083


入学式(2008/04/07)までには、散ってしまいそうです。


「有頂天家族」を読みました

2008-03-29 09:15:14 | 本と雑誌
さて、2008/01/12の「品格が育つかも?」の記事で書いた3月の本である、森見 登美彦著の「有頂天家族を読んだので感想などを書きます。
森見作品を読むのはこれが初めてです。

主人公は、京都の下鴨神社境内にある糺の森ただすのもりに住む狸界の名家、下鴨家一家5人です、母親、矢一郎、矢二郎(蛙になって六道珍皇寺の井戸の底にいる)、矢三郎と矢四郎です。
そして、物語の設定として
 ・人 間
 ・天 狗
 ・狸(化けて人間の言葉が喋れます)
の三者が共存しているという設定です。

天狗は狸に学問を教えており、狸には恩師と呼べる天狗がいるという設定もあります。
物語は、天狗(主に赤玉先生)、半人間・半天狗の弁天、人間(金曜倶楽部の面々、弁天も含まれます)と狸(主に下鴨家と夷川家)が京都を舞台に色々な騒動を起こすいうもので京都の地図が頭に浮かぶ人ならとても面白く読めると思います。頭に浮かばない人も十分楽しめますよ。
そして物語には、”大文字焼き”などの京都の風物詩を織り込んであるので二度得したように気分になれる小説です。

実際には存在しない天狗や狸の物語なのですが、違和感無く”そうそう”と思えてしまう一冊です。
第二部の執筆も始まったそうですから続きが出るのが今から楽しみです。

キーワードは、「それは阿呆の血のしからしむるところだ」でしょうか。

1月~3月までの中では一番お勧めの本ですね。

4月の本は、内田百閒著の「阿房列車」です。