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日韓首脳 初の電話会談 (NHK NEWSWEB)

2017年05月11日 | 日韓紛争
日韓首脳 初の電話会談 
NHK NEWSWEB 5月11日 16時34分)

 安倍総理大臣は11日午後2時半ごろから総理大臣官邸で、10日に就任した韓国のムン・ジェイン大統領とおよそ25分間にわたって初めてとなる電話会談を行いました。

 会談の冒頭、安倍総理大臣は「大統領選で見事な勝利を収められたことに心からお祝いを申し上げる。韓国は日本にとって戦略的な利益を共有する重要な隣国であり、日韓関係は長年にわたって両国の関係者が営々と努力を積み重ね友好関係を築いてきた、たまものだ。ムン大統領とともに未来志向の日韓関係を築いていきたい」と述べました。

 これに対し、ムン大統領は「安倍総理大臣の就任以来のリーダーシップに敬意を表する。よい信頼関係を構築するため2国のリーダーとして、ともに努力をしていきたい」と述べました。

 また、安倍総理大臣は北朝鮮情勢をめぐって「北朝鮮への対応は喫緊の課題だ。北朝鮮の非核化を実現すべく、緊密に連携していきたい。対話のための対話では意味がなく、北朝鮮が非核化に向けた真剣な意志と具体的行動を示すことが重要だ」と述べました。

 これに対し、ムン大統領は「北朝鮮についての問題意識は安倍総理大臣の思いと同じだ」と述べました。

 一方、電話会談で安倍総理大臣は、慰安婦問題をめぐる日韓合意について「合意は日韓両国間で約束したものであり、国際社会からも高く評価された合意を責任を持って実施していくことが重要だ」と述べ、着実な実施を求めました。

 これに対し、ムン大統領は日韓合意について韓国国内で否定的な意見が強いことなどに触れたうえで、「両国の発展のためにはこうした歴史問題は賢く解決をしていく必要がある。未来志向が大切であり、さまざまな課題はあるが知恵を絞り、協力しながらよい関係を築いていきたい」と応じました。

 さらに、安倍総理大臣が「ムン大統領が10日に日本訪問への意欲を示したことについて歓迎を申し上げたい、日中韓首脳会議をできるだけ早期に開催し、日本にお迎えすることを楽しみにしている」と述べ、両首脳は先送りとなっている日中韓3か国の首脳会議の日本での開催や早期の首脳会談を目指し調整を進めていくことで一致しました。


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