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大統領来日、来年以降に 北方領土「率直な意見交換」 日ロ首脳 (時事通信)

2015年11月16日 | ロシアのニュース
大統領来日、来年以降に 北方領土「率直な意見交換」 日ロ首脳
時事通信 2015/11/16-07:39)  

【アンタルヤ時事】

 安倍晋三首相は15日夜(日本時間16日未明)、トルコ・アンタルヤでロシアのプーチン大統領と約30分間会談した。両首脳は、年内見送りの方向となっていた大統領の来日時期について、「最も適切な時期を目指して準備を進める」ことで一致した。来年以降の実現に向け引き続き調整する。会談では、首脳間の対話を継続することを確認した。
 
 大統領の来日時期は、昨年2月の首脳会談で14年中に実現すると申し合わせたが、その後ウクライナ問題の発生を受けて、1年先送りしていた。今回、来年以降への延期が確定したことで、北方領土問題を含む平和条約締結交渉の停滞は必至だ。
 
 両首脳は会談で、焦点の領土問題についても意見交換した。大統領は平行線に終わった10月の外務次官級交渉について「お互いの立場を理解する上で実りある話ができた」と評価した。ただ首相同行筋は詳細なやりとりについて「率直な意見交換を行った」と述べるにとどめた。 
 
 首相は日ロ関係の現状について「幅広い分野で対話や交流が着実に進んでいることを肯定的に評価したい」と指摘。「このような肯定的な協力の積み重ねの上に、対話を続けていきたい」と呼び掛け、大統領も同意した。タス通信によると、会談で大統領は「ロシアのどこか一地方で首相にお目にかかれればうれしい」と述べ、首相の訪ロを促した。
 会談は20カ国・地域(G20)首脳会議の合間に別室で行われ、日本側は杉山晋輔外務審議官、ロシア側はラブロフ外相らが同席した。


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